Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
自律機械知能の行動観察
Search
ぶんちん
December 14, 2023
Science
0
200
自律機械知能の行動観察
ぶんちん
December 14, 2023
Tweet
Share
More Decks by ぶんちん
See All by ぶんちん
良書紹介04_生命科学の実験デザイン
bunnchinn3
0
89
“成果”を出すためのプレゼン準備 プレゼン資料作成の前にやること
bunnchinn3
1
170
良書紹介03_ データ分析読解の技術
bunnchinn3
0
46
MVP未満からの成果獲得
bunnchinn3
0
53
個人計画とプロジェクト遂行の考え方
bunnchinn3
0
63
データ分析イベントデータ説明(VRChatイベントカレンダー)
bunnchinn3
0
89
<事前告知> DS集会データ分析イベント VRChatイベントカレンダー
bunnchinn3
0
76
統計知識と実務のギャップ
bunnchinn3
0
120
製造業における品質不良の要因分析04_ツール選択の考え方
bunnchinn3
0
180
Other Decks in Science
See All in Science
04_石井クンツ昌子_お茶の水女子大学理事_副学長_D_I社会実現へ向けて.pdf
sip3ristex
0
670
DMMにおけるABテスト検証設計の工夫
xc6da
1
1.2k
デジタルアーカイブの教育利用促進を目指したメタデータLOD基盤に関する研究 / Research on a Metadata LOD Platform for Promoting Educational Uses of Digital Archives
masao
0
110
Symfony Console Facelift
chalasr
2
480
防災デジタル分野での官民共創の取り組み (1)防災DX官民共創をどう進めるか
ditccsugii
0
330
データベース05: SQL(2/3) 結合質問
trycycle
PRO
0
820
LayerXにおける業務の完全自動運転化に向けたAI技術活用事例 / layerx-ai-jsai2025
shimacos
2
16k
アナログ計算機『計算尺』を愛でる Midosuji Tech #4/Analog Computing Device Slide Rule now and then
quiver
1
310
知能とはなにかーヒトとAIのあいだー
tagtag
0
150
コンピュータビジョンによるロボットの視覚と判断:宇宙空間での適応と課題
hf149
1
390
機械学習 - 決定木からはじめる機械学習
trycycle
PRO
0
1.1k
My Little Monster
juzishuu
0
170
Featured
See All Featured
Unsuck your backbone
ammeep
671
58k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
116
20k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1371
200k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
331
21k
Scaling GitHub
holman
463
140k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
272
21k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
359
30k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
46
7.7k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
45
7.7k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
526
40k
Being A Developer After 40
akosma
91
590k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
697
190k
Transcript
“なんもわからん”から始める実験の設計 自律機械知能の行動観察 最初の一歩 ぶんちん 2023年12月14日 データサイエンティスト集会 in VRC 1
自己紹介 ぶんちん 複合経営が特徴の企業(製造業)に所属 データ分析担当者だったが。。。 成果獲得を狙うと、 同じことに繰り返しで 飽きた 他者にやらせたら、
成果が増えるのでは 特に非専門家向けのDS教育 2
バーチャル学会2023に参加 3
私が途中参加したときの状況 4 中心部分はすでに完成 どんな振る舞いをするか 体系的な知見がない どうしたらAMIの面白さを 共有できるかわからない 調査方法に課題
まずは達成目標の定義 前提条件 実験時間・回数に制約あり YAIBAを用いた行動記録が使用可能 目標 学習がおこなわれていることをわかりやすく示す
AMIの行動に時間的な変化が生じること 周囲の環境から影響を受けること 5 前提条件に基づいて 検証可能な目標を立てる このプロセスが成果獲得に超重要!
時間的な変化を検証する環境 AMIに学習を進めさせ、周りの環境に飽きることを観測すればOKなはず 極力特徴のないシンプルなワールド できるだけ実験回数を増やすことができる環境 小さいサイズのワールド(当初計画の数分の1サイズ 6
初期の実験ワールド 発表に使用した実験ワールド
外部からの影響有無を検証する環境 共通点を持ちつつも、環境から得られる情報が明確に異なる環境 同じ形状で、同じ行動が可能である 外部から得られる情報が異なる 7 実験用ワールド シンプルな環境
壁の違いやランダム画像表示のある環境
実験結果 8 複数回実験し、様々なパターンがあるものの学習していることを示せた シンプルな環境 壁の違いやランダム画像表示のある環境
得られた結果と今後の展開 学習が進んでいることを示せた 時間経過による変化を示せた 外部からの情報により変化が生じることを示せた 一方で課題も見つかった 事実上、立ち止まることができない(対応済み) 動かすPCによって実験時間(行動&学習時間)が異なる
今後も様々な検討を予定 9