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今までなかった!?クラウドオブジェクトストレージのためのセキュリティを紹介
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Hiroyuki Kaji
June 24, 2021
Technology
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今までなかった!?クラウドオブジェクトストレージのためのセキュリティを紹介
トレンドマイクロのCloud One File Storage Securityの紹介
Hiroyuki Kaji
June 24, 2021
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Transcript
今までなかった︕︖ クラウドオブジェクトストレージのための セキュリティを紹介 1 AWS事業本部 コンサルティング部 Hiroyuki Kaji
2 ⾃⼰紹介 梶 浩幸(Hiroyuki Kaji) Twitter︓@cocacola917 AWS環境の構築、コンサルティング 札幌オフィス勤務 デリバリーチームリーダ(エンジニア育成) 経歴
・ネットワーク機器メーカSE ・セキュリティ関連企業の商⽤システム運⽤者 ・2014年 クラスメソッド 札幌オフィス⼊社
3 アジェンダ クラウドオブジェクトストレージ︖ Cloud One File Storage Security フローとアーキテクチャ 利⽤シーン
導⼊⼿順 まとめ
4 クラウドオブジェクトストレージ︖
5 Amazon S3 (Amazon Simple Storage Service)
6 Amazon S3 (Amazon Simple Storage Service) とは︖
7 Amazon S3(Amazon Simple Storage Service) AWSサービス開始当初から存在し、歴史が⻑い インターネット経由で利⽤するストレージサービス データストレージとしてAWSの中核を担う存在 AWSでシステムを構築する際に、確実に利⽤
8 Amazon S3 の特徴
9 堅牢性 99.999999999% (9 x 11) の耐久性を実現するよう に設計 データをAmazon S3に保存しておけば、データ消失の
リスクはほぼゼロに Amazon S3では、保存されたファイルをリージョン内 で3箇所以上のデータセンターに⾃動的に複製して保持 可⽤性については99.99%の設計
10 容量無制限 保存できるデータ容量、ファイル数に制限なし 従量課⾦なので使った分だけ料⾦は発⽣ 容量を気にせず使⽤できることは⼤きなメリット データの総量に対する制限はありませんが、ファイルサ イズは1ファイル最⼤「5TB」まで
11 そもそもS3って どのような場合に利⽤するの︖
12 データのバックアップ イレブンナインの堅牢性からデータバックアップスト レージとしての⽤途 ディザスタリカバリ⽬的でオンプレミスにあるサーバの バックアップを保存 個⼈でも写真や動画データをS3に保存可能
13 ログデータ等の保存先 EC2で稼働するアプリケーションのログ退避先 ビッグデータ分析で使⽤する⽣データ (基幹システムのDBからエクスポートしたCSVファイル等) 中間データ(⽣データを分析⽤に加⼯)の保存先 各種AWSサービスのログの保存先
14 コンテンツ配信 S3に保存したファイルはインターネット経由でアクセ スさせることも可能 「静的ウェブサイトのホスティング」の機能で、S3⾃ 体をWebサーバとして機能させることも可能 Webサイトの静的コンテンツ(htmlファイル、画像ファイル、 javascriptファイルなど)をS3に保存 S3から直接クライアントに配信可能で、Webサイトをホス トするWebサーバの負荷を軽減することが可能
15 S3で持っているセキュリティ機能は︖
16 S3のアクセスコントロール 内容 機能名 ユーザ操作のコントロール IAM バケット全体のアクセス許可 バケットポリシー オブジェクト単体のアクセス許可 アクセスコントロールリスト
(ACL) バケット公開を防⽌ パブリックブロックアクセス
17 Amazon Macie 指定されたS3バケットの機微情報の評価・検出 機微情報 個⼈識別情報(PII)︓⽣年⽉⽇、住所、パスポート番号、電話番号 ⾦融関連情報︓銀⾏⼝座番号、クレジットカード失効⽇など 認証情報︓AWSシークレットキー、秘密鍵など 個⼈識別情報(PII)については、⽇本の運転免許証など は未対応
18 S3にアップロードしたオブジェクトは マルウェアスキャンしてくれるの︖
19 S3にウィルススキャンという機能はありません S3へオブジェクトをウィルススキャンするには… アップロード前にウィルススキャン アップロード後に別途ダウンロードしてウィルススキャン データ管理は利⽤者側の責任のため、ウイルスチェック が必要な場合はユーザー側での対応が必要 S3バケット内ではファイル動作・操作しないためウィルス ファイルの影響は無い
20 ダウンロード先で更なる拡散防⽌ ファイルの受け渡しを⾏うためダウンロード先でのさら なる拡散を防⽌したいと希望が多い。 要件に合わせた冗⻑性も検討必要
21 他には https://dev.classmethod.jp/articles/s3-bucket-antivirus-lambda/
22 Cloud One File Storage Security
23 フローとアーキテクチャー https://cloudone.trendmicro.com/docs/file-storage-security/arch-overview/ (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7)
24 利⽤シーン
25 AWSの利⽤費は︖ 1⽇平均200ファイルをスキャン 平均ファイルサイズ2MB 50USD/⽉ https://cloudone.trendmicro.com/docs/file-storage-security/pricing-billing/ (別途Cloud One File Storage
Security費も必要)
26 Cloud One File Storage Security 導⼊⼿順 (試⽤版で試せます)
27 前提条件 Cloud Oneアカウントを取得済みであること 同じブラウザ上で、AWSアカウントにAdministrator 権限のユーザでログインをしておく スキャン対象のS3バケットを構築しておく バケット例︓kaji-fss-check(東京リージョン)
28 導⼊⼿順
29 導⼊⼿順
30 導⼊⼿順
31 導⼊⼿順
32 導⼊⼿順 〜省略〜(⾮表⽰部分は編集不要) スタックの作成をクリック後、7〜8分程度で構築完了
33 導⼊⼿順 コピー&ペーストしてSubmit
34 導⼊⼿順 以下の表⽰になりましたら導⼊完了
35 S3バケットに 擬似ウィルスソフト(Eicarファイル)を アップロードして試してみた
36 結果の確認(S3バケットのオブジェクトのタグ) S3バケットのオブジェクト(ファイル)のタグ 不正ファイル 通常のファイル
37 結果確認(File Storage Security コンソール) 統計情報を表⽰
38 詳細はブログを https://dev.classmethod.jp/articles/cloud-one-file-storage-security/
39 詳細はブログを https://dev.classmethod.jp/articles/c1fss-sns-scan-activity/
40 まとめ
41 File Storage Securityは 導⼊が⾮常にカンタン サーバレスでS3にアップロードされた時のみ動作 サーバ運⽤不要なため構成に影響をあたえず運⽤