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開発組織における意思決定の実例〜開発優先度・組織構成・ツール導入〜

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May 23, 2025

 開発組織における意思決定の実例〜開発優先度・組織構成・ツール導入〜

開発組織における意思決定の実例〜開発優先度・組織構成・ツール導入〜
ファインディ開発組織において行った意思決定を実例ベースで紹介しつつ、ノウハウに落とし込んでいきます。
- 開発優先度
- 開発組織構成や開発プロセスの変更
- 生成AIツール導入

https://form.findy-team.io/event_decision-making-process_250523

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May 23, 2025
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  1. © Findy Inc. 2 開発⽣産性が向上する⽅法を探求しているエンジニア! Ruby / Rails / React

    / TypeScript / AWS Agile / DevOps / Developer Productivity / DevEx Stock Investment 浜⽥ 直⼈ Naoto Hamada (ham) @hamchance0215
  2. © Findy Inc. 5 Findy Team+(チームプラス)とは? 開発⽣産性の可視化、開発プロセスの伸びしろの発⾒、継続的 な改善をサポート 5 ⽣産性可視化

    ⽣産性向上 事業開発スピード加速 (開発スピードの向上により、仮説検証スピードも加速) 開発プロセス改善 (開発フロー・配置・ツールの伸びしろを可視化‧最適化) ⽂化づくり‧⾃⼰組織化 (メンバーの⾃発的な改善促進、改善を称賛する⽂化作り) データ 連携 Engineer Engineer 開発組織ブランディング (エンジニアは、開発⽣産性が⾼い組織で働きたい) Recruit Biz
  3. © Findy Inc. 8 開発優先度 - 開発ネタは様々なところから⽣まれる ◦ 市場ニーズ ◦

    VoC(Voice of Customer) ▪ 利⽤者 / 潜在顧客 / 社内 ◦ 技術的な改善
  4. © Findy Inc. 9 開発優先度 - 開発ネタは様々なところから⽣まれる ◦ 市場ニーズ ◦

    VoC(Voice of Customer) ▪ 利⽤者 / 潜在顧客 / 社内 ◦ 技術的な改善
  5. © Findy Inc. 10 開発優先度 - 開発ネタは様々なところから⽣まれる ◦ 市場ニーズ ◦

    VoC(Voice of Customer) ▪ 利⽤者 / 潜在顧客 / 社内 ◦ 技術的な改善 - 商談 - カスタマーサクセス - 定期MTG - 問い合わせ - ドッグフーディング
  6. © Findy Inc. 11 開発優先度 - 開発ネタは様々なところから⽣まれる ◦ 市場ニーズ ◦

    VoC(Voice of Customer) ▪ 利⽤者 / 潜在顧客 / 社内 ◦ 技術的な改善 - 開発指標 - 開発者アンケート
  7. © Findy Inc. 13 市場ニーズ / VoC - 期待されるアウトカムと開発コストを⾒積もり、期待値の ⾼いものから優先して開発

    ◦ 売上 ◦ プロダクトKPI ◦ 導⼊ / チャーンネック解消 - MRR向上 - 新規契約の獲得 - アップセル - チャーン回避
  8. © Findy Inc. 14 市場ニーズ / VoC - 期待されるアウトカムと開発コストを⾒積もり、期待値の ⾼いものから優先して開発

    ◦ 売上 ◦ プロダクトKPI ◦ 導⼊ / チャーンネック解消 - WAU - ログイン回数 - 特定機能の利⽤率
  9. © Findy Inc. 15 市場ニーズ / VoC - 期待されるアウトカムと開発コストを⾒積もり、期待値の ⾼いものから優先して開発

    ◦ 売上 ◦ プロダクトKPI ◦ 導⼊ / チャーンネック解消 - セキュリティ対応 - SSO - audit log - 連携サービス拡充
  10. © Findy Inc. 16 技術的な改善 - 細かいものは個⼈の裁量で並⾏して進める ◦ 個⼈⽬標に⼊れることもある -

    中⻑期かかる改善は⽬的を明確にする ◦ 半期の開発プランに盛り込む ◦ 全体リソースの3割は改善に使う ▪ 現在は明確に改善をする役割を持ったチームを配置
  11. © Findy Inc. 20 開発プロセスの変更 - 変更の流れ
 ◦ 現状の把握 ◦

    ヒアリング / 事前アンケート ◦ 実施(スモールスタート) ◦ 効果検証
  12. © Findy Inc. 22 現状の把握 - メンバーが増えたことで、下記の課題が顕在化 ◦ 概要を話すだけで15分経過するため、内容が薄くなり質 問をする時間もない

    ◦ 複数開発が同時に動いているので担当外の開発への関⼼ が低下 ▪ 同じ開発を担当しているメンバーだけで別途開催 [仮説] これだけでいいのでは🤔
  13. © Findy Inc. 23 ヒアリング / 事前アンケート - 1on1でヒアリング -

    アンケートを実施 結果を⾒ても 分割して良さそう
  14. © Findy Inc. 25 効果検証 - やりっぱなしではなく、効果検証を⾏う ◦ 仮説通りだったか? ◦

    1on1やアンケートでヒアリング - ダメそうだったら戻す! ◦ 意思決定者だけではなく、メンバーもトライ&エラーを 受け⼊れる⽂化(⼤事なことので...ry
  15. © Findy Inc. 26 効果検証 - やりっぱなしではなく、効果検証を⾏う ◦ 仮説通りだったか? ◦

    1on1やアンケートでヒアリング - ダメそうだったら戻す! ◦ 意思決定者だけではなく、メンバーもトライ&エラーを 受け⼊れる⽂化(⼤事なことので...ry 事例の朝会分割の結果は... 効果は限定的 悪化するメンバーもいたため1ヶ⽉で戻した (切り戻しをすんなり受け⼊れてくれた メンバーに感謝🙏)
  16. © Findy Inc. 28 ⽣成AIツール導⼊ - ⽣成AIツールの⾼速進化についていくため素早く検証 ◦ 検証にかかる費⽤確認 ◦

    取引先チェックや規約チェック ◦ ⼩さく検証 ◦ (効果が⾒込めれば)正式導⼊ ◦ 利⽤状況の可視化 ◦ 利⽤促進活動
  17. © Findy Inc. 29 ⽣成AIツール導⼊ - ⽣成AIツールの⾼速進化についていくため素早く検証 ◦ 検証にかかる費⽤確認 ◦

    取引先チェックや規約チェック ◦ ⼩さく検証 ◦ (効果が⾒込めれば)正式導⼊ ◦ 利⽤状況の可視化 ◦ 利⽤促進活動 ここのプロセスが ⼿軽かつ⾼速に回 せることが重要
  18. © Findy Inc. 30 検証にかかる費⽤確認 - 検証する内容を定めつつ⼩さく始める ◦ 予算内であれば稟議出してGo! ◦

    予算を超えるようであれば他と調整 - 割安でも年間契約などはしない ◦ 数⽇後にどうなっているか予測困難
  19. © Findy Inc. 35 利⽤状況の可視化 / 利⽤促進活動 - 使い始めたら終わりではない -

    利⽤率の可視化を⾏い、必要に応じて利⽤促進活動を⾏う ◦ 管理コンソールで利⽤料を確認 ◦ 利⽤者へアンケートで定性的な情報を確認 ◦ 開発パフォーマンスの変化を確認
  20. © Findy Inc. 36 Findyの⽣成AI利⽤状況 - GitHub Copilot ◦ アクティブユーザー:

    90%以上 ◦ コード補完やチャット採⽤率: 80%以上 https://findy.co.jp/2843/ https://x.com/ma3tk/status/1641364433967656961