Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
メールサービスの信頼性を支えるSREの取り組み
Search
haruki
July 05, 2024
Technology
2
2.5k
メールサービスの信頼性を支えるSREの取り組み
haruki
July 05, 2024
Tweet
Share
More Decks by haruki
See All by haruki
「SRE初心者からの挑戦! 半年でやってきたことと今後の展望」
harukin721
0
1.7k
Other Decks in Technology
See All in Technology
AI実装による「レビューボトルネック」を解消する仕様駆動開発(SDD)/ ai-sdd-review-bottleneck
rakus_dev
0
140
ナレッジワーク IT情報系キャリア研究セッション資料(情報処理学会 第88回全国大会 )
kworkdev
PRO
0
200
AIエージェント時代に備える AWS Organizations とアカウント設計
kossykinto
3
1k
ランサムウエア対策してますか?やられた時の対策は本当にできてますか?AWSでのリスク分析と対応フローの泥臭いお話。
hootaki
0
140
JAWSDAYS2026_A-6_現場SEが語る 回せるセキュリティ運用~設計で可視化、AIで加速する「楽に回る」運用設計のコツ~
shoki_hata
0
3k
モブプログラミング再入門 ー 基本から見直す、AI時代のチーム開発の選択肢 ー / A Re-introduction of Mob Programming
takaking22
5
1.5k
楽しく学ぼう!ネットワーク入門
shotashiratori
4
3.3k
TypeScript 7.0の現在地と備え方
uhyo
4
250
OCI技術資料 : コンピュート・サービス 概要
ocise
4
54k
VPCエンドポイント意外とお金かかるなぁ。せや、共有したろ!
tommy0124
1
610
Claude Code 2026年 最新アップデート
oikon48
13
10k
JAWSDAYS2026 [C02] 楽しく学ぼう!AWSとは?AWSの歴史 入門
hiragahh
0
160
Featured
See All Featured
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
122
21k
Bioeconomy Workshop: Dr. Julius Ecuru, Opportunities for a Bioeconomy in West Africa
akademiya2063
PRO
1
71
For a Future-Friendly Web
brad_frost
183
10k
Gemini Prompt Engineering: Practical Techniques for Tangible AI Outcomes
mfonobong
2
320
The Impact of AI in SEO - AI Overviews June 2024 Edition
aleyda
5
770
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
46
2.7k
Put a Button on it: Removing Barriers to Going Fast.
kastner
60
4.2k
Bridging the Design Gap: How Collaborative Modelling removes blockers to flow between stakeholders and teams @FastFlow conf
baasie
0
480
Exploring the relationship between traditional SERPs and Gen AI search
raygrieselhuber
PRO
2
3.7k
Redefining SEO in the New Era of Traffic Generation
szymonslowik
1
240
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
51
52k
Darren the Foodie - Storyboard
khoart
PRO
3
2.9k
Transcript
1 メールサービスの信頼性を支えるSREの取り組み 上島 春輝 / GMO Pepabo Inc. 2024.07.05 Road
to SRE NEXT@京都
2 1. 自己紹介
GMOペパボ 技術部 プラットフォームグループ 2022年9月 中途入社 3 自己紹介 上島 春輝 Uejima Haruki •
カラーミーショップのSRE • メール勉強中!!! • 初の社外登壇 • 奈良県出身 X : @harukin721
4 2. 担当サービス紹介
カラーミーショップ 5 担当サービス紹介 国内最大級のECサイト作成サービス ◦ 2005年にサービス開始 ◦ 現在のショップ数:約4万店舗 ◦ 現在の流通総額:約2,000億円
メールサービスの規模 ◦ メールアカウント数:約85,000ユーザー ◦ メールサーバー:20台 ◦ メールリレーサーバー:8台
6 3. メールサービスの信頼性とは
メールサービスの信頼性 7 メールサービスの信頼性とは • メールのなりすましや改ざんがなく、メールが遅延なく到達する • メールアカウント数やメールの送受信量の増加に柔軟に対応できる • CS部門と連携して、お問い合わせにすばやく対応できる
8 4. 発生した問題
9 ショップオーナーさん: 「メールが届いていないようです。」
なぜ、メールが届いていない? 10 発生した問題 • メールが届かない原因は多岐にわたる ◦ 特定の宛先のみメールが届いていないのか? ◦ 特定のメールサーバーからのみメールが届いていないのか? ◦
IPレピュテーションが低下して、DNSBLに登録されているのか?
11 特定のメールサーバから、 特定のサービスプロバイダ宛てのみ、 メール送信がブロックされていた
12 4. 対応と対策
13 自分たちでコントロール できることで対応を行う
どう対応したのか? 14 対応と対策 • Postfixのtransportファイルを使用し、特定のサービスプロバイダ宛 てのメール送信は別のメールサーバーを経由する • 送信元メールサーバーのIPを変更することで、ブロックを回避する • サービスプロバイダにブロックの解除申請を出す
Postfixのtransportファイル 15 対応と対策 • メールの送信経路を特定のサーバー経由に設定できる • ドメインやアドレスごとに送信経路を個別に設定できる
16 お問い合わせの前に気づくためには
お問い合わせの前に気づくためには 17 対応と対策 • 監視スクリプトを開発し、ブロックを自動的に検知 ◦ メールログから情報を取得し、問題を検知後はSlackへオンコール通知 ◦ オンコールドキュメントを作成し、アクションを起こして対応 SRE本
アラート : 「人間が即座にアクションを起こし て対応し、状況を改善しなければ ならないことが生じている、あるい は生じようとしていることを知らせ ます。」
18 メール送信量の増加を検知
メール送信量の増加を検知 19 対応と対策 • メール送信量の急激な増加はブロックを引き起こす可能性がある ◦ Gmailのガイドラインにも明記されている ◦ メール送信量の急激な増加を検知することは重要 ◦
メールアカウントが乗っ取られ、知らぬうちにスパム配信の温床になっ ていた場合など、問題発生時の初動対応が早くなる
20 5. まとめ
まとめ 21 まとめ • メールは、意図せずブロックされてしまうことがある • SREノウハウをメールサービスにも取り入れて改善 ◦ お問い合わせ前にブロックを検知 ◦
オンコールドキュメントを作成し、迅速に対応 ◦ メール送信量の急激な増加を検知
ご静聴ありがとうございました! 22