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感触を損なわずに弾性柔軟素材を触覚センサにする技術

 感触を損なわずに弾性柔軟素材を触覚センサにする技術

2019年12月のJST新技術説明会で知財紹介に使用した資料(一部改変)です.

Hisashi Ishihara

April 08, 2022
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Transcript

  1. 感触を損なわずに 弾性柔軟素材を触覚センサにする技術 石原 尚 大阪大学 工学研究科 機械工学専攻 講師 川節拓実 共同研究者

    大阪大学 基礎工学研究科 助教 堀井隆斗 大阪大学 基礎工学研究科 講師 この写真は技術の活用イメージであり、 実際の開発物ではありません
  2. 6 全ての課題を解決できる方式がない 従来の触覚センサ 方式 最適素材の活用 表面交換の容易さ 表面感度 センサ下敷 薄膜センサに柔軟素材を載せる 〇

    〇 × 圧電柔軟材料 力を電気に変える感圧ゴム等 × △ 〇 電子部品・配線埋込 柔軟素材内にひずみゲージ等配線 △ × △ 光学 表面からの光線を底面で捉える × 〇 〇 気体液体封入 内圧の変化を計測 × × 〇 磁石埋込 素材中磁石による磁場の変化を計測 × 〇 〇 専用素材への置き換えが必要 素材が柔らかいほど感度低下 配線も含めた交換で煩雑 光透過性が必須 本来の触感が損なわれる 専用素材が高額 表面に部品を置くと異物感 配線が困難 密閉性が必須 漏れ対策が困難
  3. 8 強磁性微粒子の空間位置を複数コイルで推定 新技術のセンサ方式の構成と特長 平面コイルとコンデンサが 配線された回路基板 1 2 微粒子なので柔軟素材の触感が損なわれない 複雑な配線もなく回路部とも 分離しているので交換が容易

    3 表面の微粒子部の位置推定 なので高感度(3次元) メリット メリット メリット 半透明ゴム+鉄微粒子 コイル基板の製作例 柔軟素材保持面(樹脂,ガラス,木等) 載せるだけ 発明の名称:触覚センサ 国際出願番号:PCT/JP2018/032870 公開番号:WO2019/049888A1 出願人:大阪大学 発明者:川節拓美、石原尚、堀井隆斗