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faultline / faultline-php によるサーバ管理不要なエラートラッキングと...
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Ken’ichiro Oyama
June 10, 2017
Technology
3
3.3k
faultline / faultline-php によるサーバ管理不要なエラートラッキングとその効果 / PHP Conference Fukuoka 2017
Ken’ichiro Oyama
June 10, 2017
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Transcript
faultline / faultline-php による サーバ管理不要なエラートラッキングと その効果 Kenʼichiro Oyama Fusic Co.,Ltd.
2017.6.10 1 PHPカンファレンス福岡2017
ターゲット 2 PHPカンファレンス福岡2017
Webアプリケーションの 開発をして デプロイをして 運⽤をしている⽅ 3 PHPカンファレンス福岡2017
Who 4 PHPカンファレンス福岡2017
k1LoW Kenʼichiro Oyama @k1LoW Fusic Co.,Ltd. エンジニア
基盤ユニット テックリード GitHub organizations fukuokarb / faultline / emacs-jp / etc. awspecというAWS⽤のテストツールを作って います https://github.com/k1LoW/awspec 5 PHPカンファレンス福岡2017
アプリケーションにおける エラートラッキング 6 PHPカンファレンス福岡2017
エラー 運⽤上の想定内のエラー ログインエラー ⼊⼒エラー Exception
運⽤上の想定外のエラー <<こちら Error Exception 7 PHPカンファレンス福岡2017
つまり運⽤時に顕在化したバグ 8 PHPカンファレンス福岡2017
運⽤時のエラーの捕捉 例えば捕捉しない … ユーザやクライアントからの連絡ドリブン 「◯◯が動きません」
サーバ内のログで定期的に確認する app/tmp/logs / syslog / error_log アプリケーションでキャッチして通知する encount (CakePHP) / LERN (Laravel) エラートラッキングサービスで集約する Airbrake.io / Rollbar / Bugsnag 9 PHPカンファレンス福岡2017
エラーをアプリケーションから 直接メールで受け取るツラみ 連続したエラーでメールボックスの容量を圧迫 運⽤時の⼤量アクセスで同じエラーが⼤量通知 会社のメールサーバを圧迫、そして受信がで きなくなる
会社のメールサーバでエラー通知を受け取る の禁⽌ どのエラーに対応した/解決したのかがわから ない メールみない そして迷惑メールへ... 10 PHPカンファレンス福岡2017
エラートラッキングサービス(SaaS) Airbrake.io / Rollbar / Bugsnag / etc...
同じエラーをまとめてくれる 通知先を設定できる 通知頻度も設定できる エラーの解決を管理できる 過去のエラー詳細を確認できる etc... 選択できるのならばすぐにでも選択すべき 11 PHPカンファレンス福岡2017
そう、選択できるのならば 12 PHPカンファレンス福岡2017
まだSaaSを選択できていない理由 費⽤対効果の課題 受託開発の特性上、年間に発⽣するプロジェク トが2桁以上(3桁) プロジェクト単位課⾦のサービスは選択しに くい(費⽤対効果を計測できていない)
エラー数課⾦でも厳しい可能性がある データストア先の課題 エラー詳細の保存先として外部サービスを選択 できない場合がある 会社全体での導⼊を考えた場合、できるだけ 例外があるような状況にはしたくない 13 PHPカンファレンス福岡2017
とはいえ、エラーメール通知は破綻 14 PHPカンファレンス福岡2017
15 PHPカンファレンス福岡2017
faultline Error tracking tool on AWS managed services.
AWSのマネージドサービスのみで構築するオープンソ ースのエラートラッキングツール https://github.com/faultline コンセプト 1. Simple deploy 2. Manageless 3. POST (errors) with config 4. Between "Only mail notify" and "Error tracking services" 16 PHPカンファレンス福岡2017
機能 プロジェクト単位でエラーを集約管理 エラーの時系列集計/グラフ(faultline-webui) エラーの詳細記録 エラーの通知(Slack, GitHub
Issue) エラーの集約通知 “30イベント以上発⽣したら通知” / ”5回に1回通知” 17 PHPカンファレンス福岡2017
Fusicにおけるfaultlineの活⽤ 18 PHPカンファレンス福岡2017
9 Projects 3 Languages 25.8k Errors 916MB Raw logs 19
PHPカンファレンス福岡2017
20 PHPカンファレンス福岡2017 6< Months
1 Down 0 Recovery 21 PHPカンファレンス福岡2017 ※DynamoDBのCapacityに引っかかった ※もともと⾃分で復旧すべきサーバがない
AWSマネージドサービスのみで構築 (マネージドサービス: AWSがサーバが管理) 22 PHPカンファレンス福岡2017
サーバレスアーキテクチャ? 23 PHPカンファレンス福岡2017
Manageless OSSでありながら SaaSに近い感覚で運⽤できている (※注意: 決して運⽤ゼロにはなりませんよ!!) 24 PHPカンファレンス福岡2017
25 PHPカンファレンス福岡2017 AWS Lambda Amazon S3 Amazon DynamoDB AWS KMS
Amazon API Gateway AWS CloudFormation IAM AWS mageged services used by
26 PHPカンファレンス福岡2017 AWS Lambda Amazon S3 Amazon DynamoDB AWS KMS
Amazon API Gateway AWS CloudFormation IAM $0 /month $0 /month $0 /month $0 /month $0.5 /month $0 /month $1 /month AWS mageged services used by
費⽤⾯も解決 27 PHPカンファレンス福岡2017
インストール 28 PHPカンファレンス福岡2017
faultlineのインストール 29 PHPカンファレンス福岡2017 $ git clone https://github.com/faultline/faultline.git $ cd faultline/
$ npm install $ cp config.default.yml config.yml $ [Edit config.yml] $ AWS_PROFILE=XXXXXX npm run deploy by
Simple deploy 30 PHPカンファレンス福岡2017
faultlineと連携するライブラリ faultline-php (PHP) encount-sender-faultline (CakePHP) faultline-ruby (Ruby)
faultline-rack (Rack) faultline-js (JavaScript) 31 PHPカンファレンス福岡2017
faultline-php 32 PHPカンファレンス福岡2017
33 PHPカンファレンス福岡2017 faultline-php
faultlineを導⼊したことによる効果 34 PHPカンファレンス福岡2017
Slack 35 PHPカンファレンス福岡2017
GitHub Issue 36 PHPカンファレンス福岡2017
“$ is not defined” 37 PHPカンファレンス福岡2017
柔軟なエラー通知と詳細な確認を得た エラー捕捉と同時に(かつ頻度を決めて)Slack通知を 受け取れるので素早い対応がしやすくなった ⾃動でGitHub IssueをOpenしたりReopenしたりする ことでIssueを元にエラーの管理ができるようになった PHPだけでなくJavaScriptのエラーもカジュアルに捕捉
できるようになったことで品質の向上をするきっかけ を得た 同じエラーの時系列グラフや各詳細を確認することで エラーの原因にたどりつきやすくなった (faultline-webui) 38 PHPカンファレンス福岡2017
メール通知地獄からの脱却 39 PHPカンファレンス福岡2017
え、それ全部SaaSでできるよ 40 PHPカンファレンス福岡2017
あ、はい 41 PHPカンファレンス福岡2017
Between "Only mail notify" and "Error tracking services" メール通知 <
faultline < SaaS 42 PHPカンファレンス福岡2017
何度も⾔うがSaaSは良い 零細OSSと、企業として⼒を⼊れているSaaSの間には 超えられない壁 運⽤コストゼロなSaaSはいつまでも魅⼒ エンジニアの能⼒は別に使いたい faultlineは
“SaaSに近い運⽤(運⽤コストを限りなく ゼロ)” を⽬指す(同じ機能ではない faultlineで我慢できなくなったらおそらくそれがSaaS への移⾏のタイミング 43 PHPカンファレンス福岡2017
POST (errors) with config 44 PHPカンファレンス福岡2017
POST with config エラー情報と共に設定情報もPOSTする どこに通知して欲しいか / どのように通知して 欲しいか
/ etc... 設定情報をアプリケーション側に寄せることで faultlineに保持する情報を少なくする 新規プロジェクトの開始時ですらfaultline側に 何か設定する必要はない ➔管理者いらず 45 PHPカンファレンス福岡2017
46 PHPカンファレンス福岡2017 faultline-php
POST with config の気持ちで作った別のツール 47 PHPカンファレンス福岡2017
backslack Backlogの通知をSlackに通知するサーバレスア ーキテクチャなツール https://github.com/k1LoW/backslack Backlogに設定するWebhook URLに全ての設 定を込める
https://x0x1x2x3x.execute-api.ap-northeast-1.amazonaws.com/ v0/hook?space=myspace&webhook_url=https://hooks.slack.com/ services/T00000000/B00000000/XXXXXXXXXXXXXX&channel=general BacklogとSlackを中継するだけ➔管理者いらず 48 PHPカンファレンス福岡2017
POST with configを貫く 49 PHPカンファレンス福岡2017
POST with configを実現するための 暗号化 SlackのIncoming webhook URLやGitHub API Tokenなどの値もアプリケーション側に設
置する必要がある サーバサイドではまだ問題は⼩さい 環境変数の利⽤など(DBの接続先と同様) クライアントサイド(JavaScript)での faultlineの利⽤ AWS KMSをfaultlineに組み込むことで設定情報 を暗号化 暗号鍵管理もAWSマネージド 50 PHPカンファレンス福岡2017 AWS KMS
POST with config = faultline側で保持する情報を 限りなく少なくシンプルに 51 PHPカンファレンス福岡2017
faultlineのアーキテクチャ 52 PHPカンファレンス福岡2017
Only 3 storage 53 PHPカンファレンス福岡2017
サーバレスアーキテクチャは Glue(糊)やHub(橋渡し)を意識して 設計すると幸せになれる 54 PHPカンファレンス福岡2017
まとめ エラーは捕捉したい しかし、アプリケーションからのエラーをアプリケー ションからのメールで受け取ると破綻する より良い品質向上のためにエラートラッキング サービスやツールを検討したほうがいい
そのエントリーモデルとしてfaultlineはオススメ Fusicでは実際にプロダクション環境で活⽤して良 い効果を得られた POST with configでシンプルな設計に 55 PHPカンファレンス福岡2017
最後に、 ある有名な⽅の⾔葉を引⽤した ある有名な⽅のスライドを紹介 56 PHPカンファレンス福岡2017
57 PHPカンファレンス福岡2017 URL: https://speakerdeck.com/twada/testable-lambda-working-effectively-with-legacy-lambda
Thank you! Fusicはテクノロジーが 好きなエンジニアを募集しています https://fusic.github.io PHPカンファレンス福岡2017 58
PHPカンファレンス福岡2017 59