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Nonaka Sensei

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Yasunobu Kawaguchi

June 14, 2025
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  1. 川口 恭伸 かわぐち やすのぶ Twitter: @kawaguti YesNoBut株式会社 代表取締役社長 アギレルゴコンサルティング株式会社 シニアアジャイルコーチ

    一般社団法人スクラムギャザリング東京実行委員会 代表理事 一般社団法人 DevOpsDays Tokyo 代表理事
  2. https://www.infoq.com/presentations/The-Roots-of-Scrum/ オリジナルのスライド スクラムの源流 • チームプロセス – シリコンバレーの起業家たち • 竹内・野中 –

    日本の製造業 • 世界をもっとよい場所に – 内なるビジョン • オブジェクト技術とEasel社のSmallTalkプロダクト • オブジェクト指向アーキテクチャ 設計ツールの専門家、ベンダー、顧客 • 進化生物学と複雑適応系 • プロセスと生産性の研究 • ソフトウェア生産性の研究 • 外科手術チーム(人月の神話, IBM) • 厄介な問題の正しい解決策 • ボーランド Quattro Pro プロジェクト • iRobot -サブサンプション・アーキテクチャ
  3. オリジナルのスライド https://www.infoq.com/presentations/The-Roots-of-Scrum/ 竹内野中論文(1986)が示した マネジメントスタイル • Type A NASAのウォーターフォール型 • 要求、分析、設計、実装、試験と、

    順に次の工程の部署に引き渡される • Type B 富士ゼロックスのサシミ型 • 前工程と後工程が同席する • Type C ホンダのスクラム型 • 一時は全工程が同席する Jeff SutherlandはこのType Cから、 自らのフレームワークの名前を とった。
  4. オリジナルのスライド https://www.infoq.com/presentations/The-Roots-of-Scrum/ スクラムはコスト、時間、機能 の障壁を切り開く • アジャイルプロセス - 適応と検査 • 反復的、漸進的-顧客に近いところで

    • 1990年から複雑なプロジェクトの管理 に使われている。 • 30日ごとにビジネス機能を提供する。 • 非常にシンプルだが、とてもたいへん
  5. オリジナルのスライド https://www.infoq.com/presentations/The-Roots-of-Scrum/ さらに「より多く」「少ない労力で」 1. 開発の後半になっても、変化する要求を歓迎する。 2. 動くソフトウェアを頻繁に提供する。 3. ビジネスマンと開発者は毎日一緒に仕事をしなけ ればならない。

    スクラムは反復的であり、顧客は要件を変更すること ができ、ソリューションは自己組織化のなかで後発的 に生まれます。 プランニング スケーリング 開発 インプリメント (パッケージング)
  6. https://www.infoq.com/presentations/The-Roots-of-Scrum/ Graphic by Conchango, Ken Schwaber, and Microsoft UK スクラムスプリントサイクル

    プロダクトバックログ 顧客が求める機能の 優先順位付きリスト スプリント バックログ スプリント内で完 成させる機能 機能をより小さな タスクに分解する 新しい機能 スプリントの 終わりにデモする 毎日15分のミーティ ングを行う。 スクラムマスターは 3つの質問をする 1)昨日なにを達成し ましたか? 2)ゴールを満たすた めに障害になってい るのは? 3)明日までになにを た達成しますか? スプリント: 1か月 作業日: 1日
  7. オリジナルのスライド https://www.infoq.com/presentations/The-Roots-of-Scrum/ 文化を変える – そこが難しい 旧来の組織 新しい組織 中央集権型 分散型 統一的な視点

    多様な視点 もともとの意味 後発的な意味 分析的 創発的 分析から行動へ 実践して学ぶ 合理性 冗長性 確実性 不確実性 戦略的コンセプト 現地の活動 命令型 参加型 階層的 フラット
  8. オリジナルのスライド https://www.infoq.com/presentations/The-Roots-of-Scrum/ コマンド&コントロールを打ち破る • 伝統的な企業では、戦略は中央で開発される。 • 創発的な戦略は、ローカルな行動によって自己組 織化される。 - 分散型の認知と行動

    • スクラムチームには自己組織化が求められる - 自律的 - 超越的 - 他家受粉 (Cross-fertilization) • チームは自分で仕事を選ぶ - 個人が自分の仕事を管理する - 経営陣は邪魔をしない
  9. スクラムのルーツとなった 二人の対談が実現 お二人の講演のあと、平鍋氏を通訳と して2人の歴史的な対談が実現しました。 また、コミュニティ主導でこのイベン ト「Innovation Sprint 2011」の開 催に至る経緯の説明が、よしおかひろ たかさんのブログのエントリ

    「Innovation Sprint 2011 に参加し た」と、Togetter「イノベーションス プリントへの道 by @kawaguti」にあ りますので、あわせてご覧ください。 https://www.publickey1.jp/blog/11/10_innovation_sprint_2011.html