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Yasunobu Kawaguchi
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July 08, 2026
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Yasunobu Kawaguchi
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July 08, 2026
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Transcript
スクフェスのの録画を、 Claude で YouTube公開した話 2026-07-08 スクラムフェス仙台 前夜祭LT 川口 恭伸
川口 恭伸 かわぐち やすのぶ YesNoBut株式会社 代表取締役社長 一般社団法人スクラムギャザリング 東京実行委員会 代表理事 金沢大学経済学部
卒 北陸先端科学技術大学院大学 情報処理研究科 修了 日本証券アナリスト協会 検定会員
細菌やったこと カンファレンス録画24本を Youtubeに出しました。 • 金沢は6/19-20開催、3会場×2日間 • 全部Zoomクラウド録画してある • 登壇者ごとの動画にして公開したい 3
歴史の話から Zoomクラウド録画で 撮り始めたのは2020年 • コロナ初期、スクラムフェス大阪 2020のころから • カンファレンス録画を全部YouTube に出す運用の始まり •
いろいろ一歩ずつ改善してきました。 4
最初の試行錯誤 「セッションごとに録画止めて」 → 現場が回らない • Zoomを落として上げ直す運用は破綻した • 朝上げたら夕方まで回しっぱなしが一番安定 • 機材もiPadへと進化(品川アジャイルの皆さんと)
5
その結果 1トラック=一日分の 長〜い動画が残る • 今度は切り出す必要が生まれた • iMovieでは遅すぎて心が折れる • TMPGEncの後継を探してMovavi Video
Converter に出会う 6 https://www.movavi.com/jp/videoconverter/
Movavi時代 第一期 無劣化で爆速で切れる。 ただし場所は耳で探す • 再エンコードなしでバチバチ切って即 YouTubeへ • 音声を聞きながら講演の始まり・終わ りを探す
• 1トラック約1時間 7
Movavi時代 第二期 Zoomが書き起こしを 出すようになった • 録画画面の書き起こしをク リック→その場面に飛ぶ • 分・秒を読んでMovaviに 入力して切る
• 1トラック約30分まで短縮 。でも疲れるともっとかか る 8 Zoomクラウド録画 Movavi切り出し
そして今回 Claude Cowork 探す→読む→入力 の作業ループを任せられた • Claude Cowork • 使う素材は同じ:
一 日分の動画とZoom の書き起こし(VTT) • 処理は2段構え 9
第1段: 切り出し タイムテーブルは ConfEngineの 画面を丸ごとコピペで渡す • スケジュール画面を Ctrl+A→Ctrl+C→テキストで渡す だけ •
そこからタイムテーブルを推計して もらう • 完璧なデータを用意しなくていい 10 ConfEngine スケジュール画面 Ctrl+A → Ctrl+C
境界検出 やり方は同じ。書き起こしから 講演の始まりと終わりを推定 • 私が手動でやっていたこと をそのままAIが • VTTから各セッションの開 始・終了時刻を見つける •
タイムテーブルと突合 11
出力 outputフォルダに 「講演タイトル.mp4」が並ぶ • ffmpeg -c copyで 無劣化・高速切り出 し •
ここまで全自動 12
本当に効いたこと 速さより 「複数トラック全部渡して、一気に」 • 1本30分→数分、ではなく • 全トラックまとめて投げて放置できる • 人間の拘束時間がほぼゼロになった 13
第2段: メタデータ整備 アップロード自体は手動。 でも一瞬 • 切り出されたmp4を複数選 択してドラッグするだけ • ドラフト動画として YouTubeに入る
• ここから先が本題 14 YouTube アップロード
Cowork + Chrome CoworkがMCP経由で ブラウザを操作する • YouTube Studioのドラフトを検知して 1本ずつ処理 •
キーはタイトル: ファイル名由来の「03 」等のメタ文字で対象を特定し、正しい タイトルに整形 • 広告設定などはブラウザ操作でないとで きない 15
5点セット 1本あたり、 この5つを機械的に適用 • タイトル整形(連番削除) • 概要欄(ConfEngine全文+URL) • 再生リスト追加 •
収益化ON+自己評価送信 • 限定公開で保存 16
正直に言うと めちゃめちゃ遅い。 手でやった方が絶対早い • ブラウザ操作は1本ずつじっくり進む • でも、やっといてもらえる • 10本でもゆっくり確実に。しかも Sonnetで回る(Opus不要)
• 「経過時間」ではなく「人間の拘束時間 」で考える 17
実績 24本すべてが 公開ラインに乗った • 作業時間はトータル 2時間くらい。 • 作業指示は二回くらい 18
ところが 3本、切り出しミスが 見つかった • 切り出しアルゴリズムは 発言との相性が残る • ここからが本番 19
ミスその1 ウェルカムトーク、 冒頭5分22秒が準備区間 • 本編が始まっていない時間が混入 • 開始境界の検出が甘かった 20 「まもなく始めます」
ミスその2 後半の鈴木さんのトーク、 途中で切れてた • 1セッション2登壇者を想 定していなかった • 終端の誤検出 21
リカバリ 直すときも、目視ではなく 書き起こしが根拠 • 「5分ほど後から講演が始まってるはず」 と伝える • AIが書き起こしを確認して再切り出し • 検出ロジック自体も直してくれる
22 さいごのほうから鈴木さんのトークが始まるんで すが、途中で切れちゃってます。 02_地方で技術 コミュニティイベントを続ける これまでに見え てきたこと これから_Masayuki Kato.mp4 あと、ウェルカムトークは 5:22 まで始まらない 部分がはいっちゃってます。 https://www.youtube.com/watch?v=pN- HJJgd1A0
学び 1/3 一番効いたのは 切り出しじゃなかった • 「探す・貼る・設定する」の 反復が消えたこと • 5点セット×24本の重さ •
反復作業こそAIに 23
学び 2/3 素材の傾向を理解して アルゴリズムで切る • 切れ・無音・準備区間 • 人間の仕事は「境界レビュー」 に集約される •
全部見る必要はない、境界だけ 見る 24
学び 3/3 一度やった作業を 指示書に落とすと、 残りと次回が速い • 手順・URL・ハマりどころ を文書化 • 手を動かした結果がそのま
ま資産になる • 残り14本は同じ指示書で回 る 25
ハマりどころ共有 自動化あるある、もあった • 「次へ」を押しても描画が追いつかず進んでない • 再生リストのチェックが隣のカンファレンスに誤爆 • こういうのも指示書に書いておく 26
やり方のコツ いきなり作業させない。 まずチャットで壁打ち • 「ズームから切り出したいんすよ」と いう雑な相談から • 実装指針(指示書)を作ってもらう • できそうになってからCoworkに渡す
27
コツの背景 雑に頼る。あんまり凝らない • 作り込むと次のバージョンアップで無駄になる • プロンプトを磨くより指示書を残す • 指示書は陳腐化しない 28
副産物 「タイムテーブルCSVなんて 無かったわ」が早めに分かる • 指示書に入力一覧が書かれるから • 前提の間違いに実行前に気づける • 人間のプロジェクトと同じ 29
これって Enabling Specification (実装可能な仕様)の話では • 要望のまま渡さず、作れる状態にし て渡す • POの仕事とまったく同じ構造 •
※時間が余ったら話す 30
一番大事なこと AIにうまく任せられるのは、 自分で一通り手でやったから • どれくらい時間がかかるか、どんな作業と中間成果物があるか 、が体に入っている • だから任せ方の精度と、結果への満足度が上がる • FAX→メールの頃から、DXでやってきたことと同じ
• まず手でやって「くそ面倒くさい」を知る。それが手に馴染ん でいれば移管はスムーズ 31
まとめ 6年かけた改善の最終章: 1時間 → 30分 → レビューだけ • 24本 /
手作業ほぼゼロ • 失敗3本も書き起こしを根拠に修正 • 皆さんのカンファレンスでもどうぞ 32
おわり ご清聴ありがとうござ いました • 資料と指示書は公開できます • 懇親会で聞いてください 33