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Drink up LT by Findy Team+ 〜 開発組織を大幅改善したサクセスストー...

Drink up LT by Findy Team+ 〜 開発組織を大幅改善したサクセスストーリー 〜 / Drink up LT by Findy Team+ - Success story of a major improvement in development organization

※ Google Slide→PDF→アップロードの変換がうまくいっていないせいか、アジェンダが変な感じになっております。
正しくは以下です。
* 導入から現在をマネージャー目線で語る(12ページ〜14ページ)
* 導入から現在をメンバー目線で語る(15ページ〜21ページ)

【AI要約】
HR領域SaaS「ourly」を開発するourly社は、2023年5月に開発生産性可視化ツールFindy Team+を導入。指標定義を明確にし、CTOが率先して数値活用文化を醸成した結果、PR滞留数100件超→ほぼ0、サイクルタイム360.8h→7.2h、デプロイ頻度5→23回/月など飛躍的に改善した。

導入期→習熟期→定着期→発展期の4段階で推進し、1年目はリーダーが牽引、2年目以降は権限移譲によって自律的な改善サイクルを確立。Whyと理想像を共有し、成果ではなくプロセスを評価することで、課題設定能力が向上しチームが高速で成長。

メンバー視点でも振り返りの質が向上して問題解決が迅速化し、適切なKPI設定により限られたリソースでも目標達成が加速した成功事例である。 ​

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KosukeAizawa

April 17, 2025
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Transcript

  1. 1 Drink up LT by Findy Team+ 〜 開発組織を大幅改善したサクセスストーリー 〜

    ourly株式会社 相澤 宏亮 (@tigers_loveng) / 神本 直人 (@naoto__911)
  2. 2 自己紹介 相澤 宏亮 (あいざわ こうすけ) 役割 執行役員CTO 経歴 2016年:京都大学大学院理学研究科中退

    2017年:株式会社PLAN-Bに新卒入社 2020年:株式会社ビットエーに転職 & ourly事業立ち上げ 2023年:ourly株式会社に転籍 # Ruby # PHP # Java # 新卒/中途採用 # 社内ハッカソン その他 # キングダム # ジョジョ # HUNTER×HUNTER # 刃牙 # 新規事業立ち上げ # 野球観戦 # 阪神タイガース好きと繋がりたい
  3. 3 自己紹介 神本 直人(かみもと なおと) 役割 エンジニアリングマネージャー 経歴 2017年: 地元の高専卒業(機械電気工学科)

    2017年: SUBARUに新卒入社 2023年: ourlyに中途入社 # Ruby # Rails # OOP # 生産性警察 # サイエンス # 映画 # クラフトビール # 古着 # 観葉植物 #アナログレコード # LEGO # サウナ # サウナ=宇宙な人と繋がりたい その他
  4. 4 会社概要 ourly株式会社(株式会社ビットエー100%子会社) 東京都品川区西五反田一丁目5番1号 A-PLACE五反田駅前ビル5階 2022年4月 代表取締役社長  坂本 良介 取締役COO

    髙橋 新平 取締役 吉田 雅史 取締役 橋本 和樹 執行役員CTO 相澤 宏亮 執行役員 乗松 諒 正社員15名、業務委託5名 インナーコミュニケーションプラットフォーム「ourly」の企画・開発・販売 「ourly」を用いた組織開発支援 社名 所在地 設立年月 役員構成 従業員数 事業内容
  5. 9 Findy Team+導入時の状況と現在 指標 Findy Team+導入時(2023/05) 現在(2025/03) PRの滞留数※ 100以上 ほぼ0

    サイクルタイム 360.8h 7.2h デプロイ頻度 5回/月 23回/月 リリース頻度※ 0.7回/月 2回/月 ※ 「PRの滞留数」の定義: ※ 「リリース頻度」の定義: 特別な理由なく1週間以上放置されているPRの数 全体もしくは限定されたクライアントへのリリース回数を、前後1ヶ月の 平均値で算出
  6. 13 導入から現在をマネージャー目線で語る • 導入後の流れ フェーズ 具体的な取り組み 狙い 導入期 23/05 ~

    23/07 自分自身が、1日の中でFindy Team+を触る時間を強制 的に確保 ノウハウ蓄積 習熟期 23/08 ~ 23/09 1on1でメンバーと画面を見ながら数値を振り返る 数値の意味と価値を共有 定着期 23/10 ~ 24/03 良化/悪化の要因分析をチームで行う 分析スキルの向上/文化醸成 発展期 24/03 ~ メンバーへのミッション付与と権限移譲 自律的な改善サイクルの確立
  7. 14 導入から現在をマネージャー目線で語る • 導入後の成功要因 ◦ 推進者の覚悟 ▪ 導入から定着まではリーダーが 推進役として継続的に関与 ▪

    一過性の取り組みではなく、 文化として定着 させる覚悟 ◦ Whyと理想状態の共有 ▪ 単なる数値改善ではなく、 チームとしての成長 が目的 ▪ 開発プロセスの改善が 価値提供スピードの向上 につながる理解 ◦ 明示的な宣言と権限移譲 ▪ 1年間の間に核となるメンバーを見極める ▪ 2年目からはメンバーにミッションとして改善推進 を担当 ▪ 目標設定時に明確に宣言し、 納得感を持って取り組んでもらう
  8. 15 導入から現在をメンバー目線で語る • 前提のコンテキスト ◦ 組織の仕組み作りに興味関心が高かった ▪ 開発生産性/フロー改善/など ▪ 振り返りでの発言数が多い

    ◦ Mgrからの情報発信/機会の提供により解像度が増した ▪ Four keys/開発生産性文脈の情報を小出しでシェア ▪ 外部イベント/カンファレンス/CSミーティング同席/など ★ スタンス/知識ともにメンバーで一番高い状態になった
  9. 17 導入から現在をメンバー目線で語る • ①問題解決が早くなった ◦ Before ▪ アイデアを出すに留まっていた • 振り返りをストック式にした方が良いと思います

    ◦ After ▪ 具体的なアウトプットを作って提示/推進 • ストック性の振り返りシートを作成 • 運用ルールを決めて推進