Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Kubernetesを知る
Search
Sponsored
·
Ship Features Fearlessly
Turn features on and off without deploys. Used by thousands of Ruby developers.
→
Takuto Nagami
December 02, 2024
Technology
22
7.1k
Kubernetesを知る
2024/12/2 ゼミでの発表に使った資料です。
Takuto Nagami
December 02, 2024
Tweet
Share
More Decks by Takuto Nagami
See All by Takuto Nagami
今こそ学びたいKubernetesネットワーク ~CNIが繋ぐNWとプラットフォームの「フラッと」な対話
logica0419
2
160
キャリア科目では教えてくれない、就活を生き抜く法則
logica0419
1
220
歴史から学ぶ、Goのメモリ管理基礎
logica0419
14
3.2k
【2025改訂版】ITエンジニアとして知っておいてほしい、電子メールという大きな穴
logica0419
2
150
Fundamentals of Memory Management in Go: Learning Through the History
logica0419
1
130
GopherCon Tourのつくりかた
logica0419
2
98
Go言語はstack overflowの夢を見るか?
logica0419
2
780
あなたの言葉に力を与える、演繹的なアプローチ
logica0419
1
270
GC25 Recap+: Advancing Go Garbage Collection with Green Tea
logica0419
3
950
Other Decks in Technology
See All in Technology
20260208_第66回 コンピュータビジョン勉強会
keiichiito1978
0
190
私たち準委任PdEは2つのプロダクトに挑戦する ~ソフトウェア、開発支援という”二重”のプロダクトエンジニアリングの実践~ / 20260212 Naoki Takahashi
shift_evolve
PRO
1
110
[CV勉強会@関東 World Model 読み会] Orbis: Overcoming Challenges of Long-Horizon Prediction in Driving World Models (Mousakhan+, NeurIPS 2025)
abemii
0
150
Tebiki Engineering Team Deck
tebiki
0
24k
Bill One急成長の舞台裏 開発組織が直面した失敗と教訓
sansantech
PRO
2
390
会社紹介資料 / Sansan Company Profile
sansan33
PRO
15
400k
Bedrock PolicyでAmazon Bedrock Guardrails利用を強制してみた
yuu551
0
260
Bill One 開発エンジニア 紹介資料
sansan33
PRO
5
17k
Oracle Cloud Observability and Management Platform - OCI 運用監視サービス概要 -
oracle4engineer
PRO
2
14k
こんなところでも(地味に)活躍するImage Modeさんを知ってるかい?- Image Mode for OpenShift -
tsukaman
1
160
登壇駆動学習のすすめ — CfPのネタの見つけ方と書くときに意識していること
bicstone
3
120
コミュニティが変えるキャリアの地平線:コロナ禍新卒入社のエンジニアがAWSコミュニティで見つけた成長の羅針盤
kentosuzuki
0
130
Featured
See All Featured
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
50
14k
Darren the Foodie - Storyboard
khoart
PRO
2
2.4k
Side Projects
sachag
455
43k
WENDY [Excerpt]
tessaabrams
9
36k
Exploring anti-patterns in Rails
aemeredith
2
250
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
508
140k
It's Worth the Effort
3n
188
29k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
42
2.9k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
141
34k
Public Speaking Without Barfing On Your Shoes - THAT 2023
reverentgeek
1
310
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
96
14k
Designing Experiences People Love
moore
144
24k
Transcript
logica X: @logica0419 GitHub: @logica0419 Kubernetesを知る
コンテナ仮想化と オーケストレーションシステム
サーバー上でアプリを動かす • Webサーバーを動かすとき、生のコンピュータでは不便 ◦ リソースの食い合い、セキュリティ懸念 など
計算リソースの仮想化 • リソースの配分ができるようになる • OSを変更できる • セキュリティ向上
従来の仮想化 (VM) の欠点 • 仮想化 = ハードウェアをシミュレーション ◦ 非常にリソースを圧迫 •
ハイパーバイザによる効率化は限定的
カーネル - OSのコア • OS: コンピューター全体の動作を管理・制御する • カーネル: OSの中でも、ハードウェアの制御を担う ◦
一番重要な部品
コンテナ型仮想化 • カーネルまではホストOSを使い回す = 軽い!
コンテナ仮想化 • 実態は「あるプロセスを隔離する」技術 ◦ Linuxは1つの親プロセスを起点としたプロセスの木 • コンテナを支える技術 ◦ Namespace -
PID / Network / File System など ▪ プロセスをグループ化し、隔離空間を作る ◦ cgroup - プロセスグループへのリソース制限 ◦ Capability - プロセスグループへの権限付与
爆発するコンテナ数 • 同内容のコンテナを増やし、ロードバランシングしたい • 企業だと数千〜数万は当たり前になってくる ◦ 個別に管理するのはとても大変
コンテナオーケストレーション • アプリケーションを大規模に展開するため、コンテナの 管理を自動化する
Kubernetes • コンテナオーケストレーションシステムの一つ • Google内製のシステム「Borg」を元に作られた汎用的 なインフラ基盤
Kubernetesの提供する リソース (モノ) の例
Pod • 便利になったコンテナ、Kubernetesの最小単位 • 1つのソフトウェアを構成する単位 ◦ ≒ 1つのIPアドレスでくくって良い範囲
ReplicaSet / Deployment • Podをまとめて管理するための仕組み • ReplicaSet: 同じ内容のPodを指定個数立てる • Deployment:
ReplicaSetを使い安全にバージョン移行
Service • 同じ内容のPod群に、均等に通信を振り分ける • Pod群を1つのIPアドレスでまとめることができる
宣言型のオブジェクト管理 • 「これをして下さい」でなく「この状態にして下さい」 ◦ 「マニフェスト」であるべき状態を書く • 暗黙知のない 安定した稼働
とにかく大量のコンテナを 楽に管理するための ノウハウが全て詰まっている 紹介した他にも、権限管理など様々なリソースがあります
Kubernetesの実態: リソース定義 と Reconciliation Loop
Reconciliation Loop • リソースを理想の状態に持っていくための操作
Reconciliation Loop • 以下の操作を一定時間ごとに繰り返す ◦ 理想の状態 (宣言されたマニフェスト) を取得 ◦ 実際の状態を観測
◦ 理想の状態と実際の状態を比較 ◦ 2つの差を埋めるように、実際の状態を変更する • Controllerと呼ばれる部品がこれを担当する • Self-Healingが簡単に実装できる
例: DeploymentがPodになるまで • 単純なReconciliation Loopの積み重ねで複雑性を実現
リソース定義 • 同じリソースについて「理想の状態」「実際の状態」を 同じ構造で表したい! • リソース定義で、どんなプロパティを持つのか定義する
定義されたリソースに対して Reconciliation Loopを回す ただそれだけのシステム ベースのアイデアは非常に単純
無限の拡張性
学校に行くバッグの準備を管理する • これにリソース定義とReconciliation Loopを回すと、 常に毎朝同じバッグの中身を保つことができる 即ち、ありとあらゆるモノは リソース定義とReconciliation Loopで管理できる! (と信じている人たちがKubernetesを作っている)
Kubernetesを拡張する • Custom Resource Definition ◦ ユーザー独自のリソース定義 • Custom Controller
◦ ユーザー独自のReconciliation Loopを回す • この二つの組み合わせがOperator Pattern ◦ これを使ってKubernetesを無限に拡張できる
Kubernetesエコシステム • Kubernetesを拡張して便利にするソフトウェア群
Kubernetesエコシステム • 最近はAI方面もアツい ◦ GPUを扱えるようにしたり、機械学習特化のジョブ スケジューラーだったり…
拡張性が、Kubernetesに どんな環境でも使える 汎用性を与えている これからも発展し続けて欲しい
まとめ
今日話したこと • コンテナ仮想化という技術 • 大規模なコンテナ管理を担うKubernetes • Kubernetesが提供するリソース • リソース定義とReconciliation Loop
• 無限の拡張性
ありがとう ございました Kubernetesを好きになろう