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チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 / How to use spr...

チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 / How to use sprint retrospectives to promote team growth

2024/06/16 に開かれた JJUG CCC 2024 Spring での登壇資料です。

【Doorkeeper】
https://jjug.doorkeeper.jp/events/172019

【イベントページ】
https://ccc2024spring.java-users.jp/

【内容】
スクラムにおける「スプリントレトロスペクティブ」に焦点をあて、
効果的な実践ができるように考えたこと・やったことについて発表しました。

#jjug_ccc #jjug_ccc_a2

mackey0225

June 16, 2024
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Transcript

  1. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 ふりかえりとは • 一般的な言葉の意味 ◦ 「過ぎ去った事柄を思い出す」「回顧する」など • 開発組織において ◦

    一定期間での実績・活動内容に対する検証と改善 スプリント単位 フィードバック 反復して検証・改善する(フィードバックループ)
  2. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 ふりかえりとは • 一般的な言葉の意味 ◦ 「過ぎ去った事柄を思い出す」「回顧する」など • 開発組織において ◦

    一定期間での実績・活動内容に対する検証と改善 スプリント単位 フィードバック 反復して検証・改善する(フィードバックループ) スクラムガイドにおいても 「ふりかえり」について言及されている
  3. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 要約:スクラムガイドにおける「ふりかえり」 • 品質と効果を高めるための取り組み • メンバーとの対話(報告会ではない) • 仮説検証と真因探求(反省会ではない) •

    書き出す際は結果の善し悪し・大小は気にしない • 改善案は選択と集中とスピードが必要 • スプリントにおける最後のイベント https://speakerdeck.com/mackey0225/re-reading-the-sprint-retrospective-section-in-the-scrum-guide 詳細が気になる方は下記を見てください
  4. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 要約:スクラムガイドにおける「ふりかえり」 • 品質と効果を高めるための取り組み • メンバーとの対話(報告会ではない) • 仮説検証と真因探求(反省会ではない) •

    書き出す際は結果の善し悪し・大小は気にしない • 改善案は選択と集中とスピードが必要 • スプリントにおける最後のイベント 改善が実感できない場合は初心に返って 「ふりかえり」に対する捉え方を揃えましょう
  5. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 手法の決定 • ふりかえりのための手法はたくさんある ◦ KPT、感情グラフ、象・死んだ魚・嘔吐 など ◦ 参考:ふりかえりカタログ

    • どれか一つではなく、組み合わせることもアリ • 目的やチームに合わせて変えていくこともアリ • メソッドホッパーに陥らないようにもしたい
  6. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 ツール • オンラインだったら ◦ Google Meet などの Web

    会議システム ◦ ホワイトボードアプリ(Miro、FigJam など) • オフラインだったら ◦ ホワイトボードか大きな模造紙と付箋 ◦ ホワイトボードアプリでもいい
  7. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 ツール • 注意点 ◦ オンライン参加者がいれば 1対1対1 の構成にする ▪

    参加者間の差をなくす ▪ オンライン側が疎外感を感じやすい ◦ 机や椅子の配置は意識しておく ▪ 対面配置よりホワイトボードに向かう配置が良い ▪ 「人 対 人」ではなく「人 対 事象」にする
  8. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 会の進め方 - 出来事の思い出し・記入 • コツや考え方 ◦ 時系列に沿って思い出す ◦

    感情も丁寧に拾う ◦ 失敗や後悔も気にせず出す ◦ 記入時はもくもくしても、わいわいしてもいい 反省会や報告会ではないので 立ち止まって自分と向き合い、チームに共有する
  9. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 会の進め方 - アクションの決定 • チームの成長につなげる ◦ ただふりかえっただけでは意味がない ◦

    実際にアクションして、改善される • スピード感を持って実行する ◦ 効果があるものは最優先で実行する ◦ 次のスプリントプロダクトバックログに追加する
  10. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 会の進め方 - アクションの決定 • コツや考え方 ◦ 曖昧な言葉は避ける ◦

    観測・計測できるようにする ◦ 根性論にしない(「頑張る」「気をつける」など) ◦ 小さく、シンプルに実行可能な単位に落とし込む
  11. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 会の進め方 - アクションの決定 • コツや考え方 ◦ 曖昧な言葉は避ける ◦

    観測・計測できるようにする ◦ 根性論にしない(「頑張る」「気をつける」など) ◦ 小さく、シンプルに実行可能な単位に落とし込む みんなが納得・理解できる状態になってこそ、改善ができる
  12. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 前提 - 体制イメージ A チーム B チーム C

    チーム TechLead プロジェクト リード ワイ 各チームがそれぞれ独立して、スクラムイベントを実施
  13. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 前提 - 前日譚(デフォルメ) ある日の 1on1 プロジェクト リード ワイ

    各チームのふりかえりって、 もう少し効果的にできそうな気がするけど どう思う? ウッス(同意)
  14. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 前提 - 前日譚(デフォルメ) ある日の 1on1 プロジェクト リード ワイ

    ウッス(了解) もし各チームのふりかえりに サポートしてもらえる? というわけで、 ふりかえりを効果的にするために こんなことをしました
  15. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 「外野」としての効果 • チームメンバーではないからこそできることがある ◦ まぬけな質問ができる ▪ チームメンバーだと言いづらい部分の深堀り ▪

    「それ、なんででしたっけ?(テヘペロ)」 ◦ バイアスの打破 ▪ チームで長くいるといろいろなバイアスが出てくる ▪ 集団同調性バイアス、正常性バイアス など
  16. チームの成長を促すためのスプリントレトロスペクティブの活用法 #jjug_ccc_a2 気をつけていること • 最優先はチームの成長と発展 ◦ 話の筋や腰を折ってはいけない ◦ 自分はあくまでも黒子 •

    場を明るくする ◦ 意見を出しやすくしたい ◦ よかったこと・感謝は積極的に出す ◦ ギャルマインド:ふりかえりのボードをデコる