Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
入社後SREチームのミッションや課題の整理をした話
Search
Sponsored
·
SiteGround - Reliable hosting with speed, security, and support you can count on.
→
Morix
April 04, 2025
Technology
1
520
入社後SREチームのミッションや課題の整理をした話
株式会社tacomsにSREチームとして入社後、課題の進め方に関する課題があった。
課題をどう整理していったかを紹介していく。
Morix
April 04, 2025
Tweet
Share
More Decks by Morix
See All by Morix
[EC2からKubernetes]楽天ラクマのコンテナ化の歩み
morix1500
23
8.7k
AWS EKSでClusterAutoscalerを使うときはNodeGroupの分け方に気をつけろ!
morix1500
0
970
FirebaseとNetlifyを使ってサーバーレスでサービスを作った話
morix1500
2
3k
オーバーロードで学んだチームマネジメント / Team management learned through overlord
morix1500
1
2.1k
転職をする前にやっておきたいこと / What you want to do before you change your career
morix1500
0
4k
自分を強くするためにやってきたこと
morix1500
7
2.6k
個人事業主になりたい!どうやって?調べてみよう!
morix1500
1
430
負荷試験入門
morix1500
0
1.6k
PWAを使ったら嫁に怒られなくなった話
morix1500
1
1.7k
Other Decks in Technology
See All in Technology
ファインディの横断SREがTakumi byGMOと取り組む、セキュリティと開発スピードの両立
rvirus0817
1
1k
CDK対応したAWS DevOps Agentを試そう_20260201
masakiokuda
1
170
制約が導く迷わない設計 〜 信頼性と運用性を両立するマイナンバー管理システムの実践 〜
bwkw
2
810
(金融庁共催)第4回金融データ活用チャレンジ勉強会資料
takumimukaiyama
0
110
システムのアラート調査をサポートするAI Agentの紹介/Introduction to an AI Agent for System Alert Investigation
taddy_919
2
1.6k
小さく始めるBCP ― 多プロダクト環境で始める最初の一歩
kekke_n
1
310
変化するコーディングエージェントとの現実的な付き合い方 〜Cursor安定択説と、ツールに依存しない「資産」〜
empitsu
4
1.3k
学生・新卒・ジュニアから目指すSRE
hiroyaonoe
2
510
コスト削減から「セキュリティと利便性」を担うプラットフォームへ
sansantech
PRO
3
1.1k
Sansan Engineering Unit 紹介資料
sansan33
PRO
1
3.8k
Digitization部 紹介資料
sansan33
PRO
1
6.8k
GitLab Duo Agent Platform × AGENTS.md で実現するSpec-Driven Development / GitLab Duo Agent Platform × AGENTS.md
n11sh1
0
110
Featured
See All Featured
sira's awesome portfolio website redesign presentation
elsirapls
0
140
Building the Perfect Custom Keyboard
takai
2
680
Paper Plane (Part 1)
katiecoart
PRO
0
3.9k
The Curse of the Amulet
leimatthew05
1
8.2k
Tips & Tricks on How to Get Your First Job In Tech
honzajavorek
0
430
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.3k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
162
24k
Speed Design
sergeychernyshev
33
1.5k
SEO for Brand Visibility & Recognition
aleyda
0
4.2k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
6k
Code Review Best Practice
trishagee
74
20k
How GitHub (no longer) Works
holman
316
140k
Transcript
⼊社後SREチームのミッションや課題 の整理をした話 株式会社tacoms SREチーム Morix 2025/04/04 ゆるSRE勉強会 #10
⾃⼰紹介 • 2024年11⽉に株式会社tacomsに⼊社 • SREチーム テックリード兼マネージャー • 1児(3歳)のパパ • 最近の趣味はランニング
• SRE NEXT 2025のコアスタッフ ⻄野翔太 ( Morix )
01 tacomsについて About tacoms
None
None
6 あらゆるサービスとAPIで連携 店舗の課題を解決するSaaS「Camel」 注⽂サイト POS‧基幹システム
7 店外注⽂への、店舗オペレーションが 1台のタブレットで全て完結 タブレットが乱⽴ 1台のタブレットで完結
02 本題 Main Theme
アジェンダ • tacomsのSREチームの当時の課題感の共有 • 課題の整理をどう進めたかの紹介
tacomsのSREチームの構成 • 4名(2025/04現在) • 参画時期 ◦ 1⼈⽬: 2022/03 ◦ 2⼈⽬:
2024/07 ◦ 3⼈⽬: 2024/10 ◦ 4⼈⽬: 2024/11 ← 私 • できたてのチーム!!
私が⼊った当時のSREチームの課題 • 今後やりたいことは⾊々あったがどう進めていくか整理できてない • 課題がたくさんあったがどう進めていくか整理できてない • ⾒えてない課題もいろいろありそう
課題整理のゴール • 半年先くらいまでの開発計画を⽴てられるようにすること • CTOやSREメンバーが納得感のある計画を⽴てるための優先度の考え⽅ を決めること
課題整理の進め⽅ 課題の内容理解 課題からミッションを抽出 ミッションをもとに⾒えない課題の洗い出し ミッションからプロジェクトへの落とし込み 課題を再整理しプロジェクトに分類 開発計画の作成‧プロジェクトにメンバーアサイン
1.課題の内容理解 • GitHub issuesにSREの課題や今後やりたいことを挙げてくれていた • それらをCTOやSREメンバーに説明してもらい内容の理解 • SRE全員で内容理解を進めたのでチームビルディングにもなった
2.課題からミッションの抽出 • 課題や今後やりたいことを整理すると以下の4つのカテゴリに分類できた • これらをSREの「ミッション」として定義した
3.ミッションをもとに⾒えない課題の洗い出し • まだ⾒えてない課題を洗い出すためにISO/IEC 25010:2011を参考にした • この規格はソフトウェアの品質に関する国際標準規格 • これらの品質特性を向上させることが我々のミッションと⾔えそう ISO/IEC 25010:2011について:https://www.iso.org/standard/35733.html
3.ミッションをもとに⾒えない課題の洗い出し • 直近1年で注⼒すべき品質特性を定めた • 今まで挙がっていた課題を品質副特性に当てはめていくと、課題が少ない or挙がっていない品質副特性があった • その特性で課題がなさそうかを⾃分で調べたり周りにヒアリングし新たな 課題を⾒つけられた
4.ミッションからプロジェクトへの落とし込み • 課題が⼀通り洗い出せたので、どうやって進めるかを考えた • 課題の他にも今後やりたいこともある。しかし、やりたいこと=プロジェ クトとはならない • 例えば「この時期までに〇〇というイベント時のアクセススパイクに耐え られるようにしたい」というやりたいことがあった場合 ◦
アプリケーションのあの部分のパフォーマンスをあげたほうがいい ◦ インフラのこの部分のスケーラビリティをあげたい ◦ 過度なアクセスは待機画⾯にしたい • これらはひとつのプロジェクトとして進めるには重い • そのため「やりたいこと」をストラテジーと命名
4.ミッションからプロジェクトへの落とし込み • 次のような3層構造でプロジェクトを管理するようにした • プロジェクトの⽬的がわかりやすく、納得感を持って仕事ができる! ミッション ストラテジー プロジェクト
5.課題を再整理しプロジェクトに分類 • 課題やストラテジーを1つ1つ⾒ていき次のように分類 ◦ ストラテジーまたは重要な課題で注⼒品質副特性に当てはまるもの ▪ -> ストラテジープロジェクト ◦ 重要な課題だが注⼒品質副特性に当てはまらないもの
▪ -> バックログプロジェクト ◦ 軽い課題 ▪ -> バックログタスク • 基本的にストラテジープロジェクトを優先し、プロジェクトの切れ⽬や⼿ が空いたときにバックログプロジェクトやバックログタスクをやる
6.開発計画の作成‧プロジェクトにメンバーアサイン • 今回整理した結果をもとに開発計画(ロードマップ)を作成しプロジェク トにメンバーをアサインした • SREのメンバーはプロジェクトロードマップを⾒れば今後⾃分たちがやる ことがわかるようになった • 私とCTOはストラテジーロードマップをもとにコミュニケーションをすれ ばよくなった
• みんなが納得感のある計画を作れるようになった!!
まとめ • 新しいチームにジョイン後に課題整理をするのはチームの責任範囲やシス テムの把握に役⽴つ • チームのミッションを定義することで、そこから⾒える課題をカテゴライ ズしたり、システムの品質特性をもとに⾒えてない課題を洗い出せた • ミッションをもとにストラテジーが⽣まれ、そこからプロジェクトに落と し込み、プロジェクトの⽬的を忘れないようにできた
• 課題をプロジェクト化し、ロードマップにまとめ、納得感のある計画を作 れた