Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
nekoIoTLT_Demachi
Search
NearMugi
February 22, 2021
Programming
0
380
nekoIoTLT_Demachi
NearMugi
February 22, 2021
Tweet
Share
More Decks by NearMugi
See All by NearMugi
nekoIoTLT_NearMugiLLM
nearmugi
0
350
nekoIoTLT_CatAndColorSensor
nearmugi
0
860
VisualProgramming_GoogleHome_LINE
nearmugi
1
500
EnebularMeetup_GoogleCalendar
nearmugi
0
260
nekoIoTLT_ToyAndVoiceAnalysis
nearmugi
0
370
nekoIoTLT_SearchBlackObject
nearmugi
1
630
nekoIoTLT_nekoDeeplearning
nearmugi
0
300
nekoIoTLT_nekoGohan
nearmugi
0
480
nekoIoTLT_Tsumetogi
nearmugi
1
690
Other Decks in Programming
See All in Programming
[NG India] Event-Based State Management with NgRx SignalStore
markostanimirovic
1
190
七輪ライブラリー: Claude AI で作る Next.js アプリ
suneo3476
1
170
カウシェで Four Keys の改善を試みた理由
ike002jp
1
120
カオスに立ち向かう小規模チームの装備の選択〜フルスタックTSという装備の強み _ 弱み〜/Choosing equipment for a small team facing chaos ~ Strengths and weaknesses of full-stack TS~
bitkey
1
130
「理解」を重視したAI活用開発
fast_doctor
0
270
AI時代の開発者評価について
ayumuu
0
230
State of Namespace
tagomoris
5
2.4k
VitestのIn-Source Testingが便利
taro28
8
2.4k
Empowering Developers with HTML-Aware ERB Tooling @ RubyKaigi 2025, Matsuyama, Ehime
marcoroth
2
940
Flutterでllama.cppをつかってローカルLLMを試してみた
sakuraidayo
0
120
SwiftDataのカスタムデータストアを試してみた
1mash0
0
140
設計の本質:コード、システム、そして組織へ / The Essence of Design: To Code, Systems, and Organizations
nrslib
10
3.7k
Featured
See All Featured
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
298
20k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
105
19k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.6k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.4k
RailsConf 2023
tenderlove
30
1.1k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
329
21k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
133
9.2k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
33
6.6k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
367
19k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
30
2.3k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
329
39k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.7k
Transcript
ねこの出待ちを観測したい 2021.2.22 猫の日開催! ねこIoTLT vol.5
自己紹介 NearMugi(ニアムギ) ねこ2匹飼っています。
ねこ紹介 ニア ・3月8日生まれ 11歳 ・もふもふでかわいい ・手作りのササミのフレークに目がない。 ミキサーを出すと台所に待機。
ねこ紹介 ムギ ・5月8日生まれ 8歳 ・黒猫でかわいい ・メーメー鳴く ・子どもがいても最近 出現率高い
イントロ 「ねこの出待ち」とは?
イントロ 朝、起きてドアを開けると ネコが待っているアレです。
イントロ え?いつからいるの? ずっといるの? 動いた気配分かるの?
イントロ いつ来るのか知りたい
イントロ IoTで解決してみます。
1.部屋の入り口の様子を定期的に観測 2.観測データを解析 3.GoogleDriveに画像を保存&LINEで通知 大まかな手順
カメラで観測だとやっぱり気分がよろしくないので… 温度センサーを選択 細かい仕様(部屋の入り口の様子を観測する) AMG8833搭載の赤外線アレイモジュール ・1点だけの温度センサーと違って、面(8x8)で測定できる ・0℃〜80℃の温度範囲で±2.5°Cの精度 ・毎秒10フレームレートで約7メートル以内の人体の熱を 検出することができる →これで観測すれば広域の温度変化を拾える! [引用]Qwiic
- AMG8833搭載 Grid-EYE 赤外線アレイモジュール https://www.switch-science.com/catalog/3848/
仕掛けた様子 細かい仕様(部屋の入り口の様子を観測する)
温度センサーの値をESP32からSpreadSheetへ送信 (今は5秒ごと) 細かい仕様(部屋の入り口の様子を観測する) 取得したときの時間と温度センサーの値を24時間ひたすら送り続ける
細かい仕様(部屋の入り口の様子を観測する) タイムスタンプ 日付+温度データ64個 分析は考えず、とりあえずひたすら保存
細かい仕様(観測データを解析) ためたデータを定期的に分析
「いるだろう」と判断する条件1 前回データと比較して温度変化が大きいとき 細かい仕様(観測データを解析) 温度変化が大きい=室温の変化ではない →熱源のある何かが通った
「いるだろう」と判断する条件2 8x8の温度データに偏りがあったとき 細かい仕様(観測データを解析) 一部温度が高いところがあると 標準偏差が大きくなる →熱源のある何かが通った
細かい仕様(観測データを解析) ピックアップしたデータ(たち)は 使いやすいようにJSON形式で保存 保存しているデータの中から「いるだろう」と 思われるものをピックアップ ※変化の様子を知りたいので前後のデータも 持ってくる
細かい仕様(GoogleDriveに画像を保存&LINEで通知) 温度変化はヒートマップのgifファイルで見やすくする Pythonでこんな感じの ヒートマップが作れる
細かい仕様(GoogleDriveに画像を保存&LINEで通知) Node-REDでデータ読み込み~通知までをつなげる 定期実行 SpreadSheet読み込み gifファイル作成 GoogleDriveへ保存 新規追加があればLINE通知
結果 しばらく観測した結果。。。
結果 ねこに反応したのは2週間のうち1回だけ。
結果 リビングが暖かいのか、出待ちしなくなった... (写真はイメージです)
まとめ ・プライバシーを考慮しつつ、いい感じに観測できました。 ・センサーの値をSpreadSheetに保存して、あとから解析する手法は 他でも使えそうです。 ・ねこはこちらの思う通りにはいきません。(得てしてそういうものです) 以上となります。 ご清聴ありがとうございました。