Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
VRゲーム開発を支えた自動ビルドと自動プレイ
Search
Nakaji Kohki
January 13, 2021
Technology
2
2k
VRゲーム開発を支えた自動ビルドと自動プレイ
Nakaji Kohki
January 13, 2021
Tweet
Share
More Decks by Nakaji Kohki
See All by Nakaji Kohki
アバター配信アプリ『Vフレット』 でVRM 1.0対応をしてみる
nkjzm
1
220
VRMアバターでギターの弾き語りがしたい!! 『Vフレット』の開発で考えたこと
nkjzm
0
480
『ALTDEUS: Beyond Chronos』で物語に没入できる操作感を実現するマルチプラットフォーム対応の道のり / The path to multi-platform support for immersive storytelling in ALTDEUS: Beyond Chronos
nkjzm
0
340
『ALTDEUS: Beyond Chronos』におけるマルチプラットフォーム向けコントローラーの対応 / Support for multi-platform controllers in "ALTDEUS: Beyond Chronos
nkjzm
0
420
Unityで使える汎用的な ハンバーガーメニューの実装 / UniHamburger
nkjzm
3
1.3k
20時間超の物語をVRで!『ALTDEUS: Beyond Chronos』の制作を支えた”Uranus”の制作過程と機能紹介 [CEDEC2021] / Introduction of ALTDEUS' VR ADV tool "Uranus", CEDEC2021
nkjzm
1
2.5k
withコロナに見るXR業界のイマ! [CEDEC2021] / XR NOW CEDEC2021
nkjzm
3
1.8k
VRプロダクト開発ラウンドテーブル2021
nkjzm
0
1.4k
Unityでチャットに使えるモバイルキーボードの実現
nkjzm
2
5.4k
Other Decks in Technology
See All in Technology
SRE新規立ち上げ! Hubbleインフラのこれまでと展望
katsuya0515
0
160
反脆弱性(アンチフラジャイル)とデータ基盤構築
cuebic9bic
2
160
OPENLOGI Company Profile for engineer
hr01
1
37k
Segment Anything Modelの最新動向:SAM2とその発展系
tenten0727
0
350
僕たちが「開発しやすさ」を求め 模索し続けたアーキテクチャ #アーキテクチャ勉強会_findy
bengo4com
0
1.9k
私とAWSとの関わりの歩み~意志あるところに道は開けるかも?~
nagisa53
1
160
AI関数が早くなったので試してみよう
kumakura
0
120
【CEDEC2025】ブランド力アップのためのコンテンツマーケティング~ゲーム会社における情報資産の活かし方~
cygames
PRO
0
230
LLMをツールからプラットフォームへ〜Ai Workforceの戦略〜 #BetAIDay
layerx
PRO
1
850
AIエージェントを現場で使う / 2025.08.07 著者陣に聞く!現場で活用するためのAIエージェント実践入門(Findyランチセッション)
smiyawaki0820
6
580
LIFF CLIとngrokを使ったLIFF/LINEミニアプリのお手軽実機確認
diggymo
0
230
マルチプロダクト×マルチテナントを支えるモジュラモノリスを中心としたアソビューのアーキテクチャ
disc99
0
280
Featured
See All Featured
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
18
1k
The Invisible Side of Design
smashingmag
301
51k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
272
27k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
329
21k
Faster Mobile Websites
deanohume
308
31k
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
790
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
53
7.7k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
71
11k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
357
30k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
29
9.6k
Into the Great Unknown - MozCon
thekraken
40
2k
Transcript
None
なかじ 略歴 → メルカリ → 現在 書籍 技術評論社『 エンジニア養成読本』共著 作品
『 』『至近距離ガール 』 日本バーチャルリアリティ学会認定 上級 技術者 専門学校の先生( エンジニア専攻) エンジニア系勉強会のオーガナイザー 『 』のパーソナリティ ~0:30
• ◦ 想定時間20時間のVRゲーム ◦ Oculus Quest/Rift/他 ◦ ADV + インタラクション
• 開発中のCIの仕組みを紹介 ◦ 自動ビルドと自動プレイ • (Unityの話はあまりないかも…) ~1:00
None
• GitHubにpushするとJenkinsのジョブ(処理の単位)が動く ◦ ジョブが動くと自動的にビルドとテストが実行 ▪ プラットフォーム毎 ▪ 設定毎(debud/ staging /
release) • ビルド失敗→ ビルドログをSlackに通知 • ビルド成功→ NASと各プラットフォームにアップロード ➡ Pushした数分後にVRHMD実機で動作確認が可能に! ~1:30
社内の物理マシン ~2:00
• Jenkinsを採用 ◦ Pros ▪ 物理マシンなのでトラブル調査がしやすい ▪ バッチ書きやすい (ADXのOBB化 /
エラーログ転送 / アップロードツール) ▪ NASへのアクセスが容易 ◦ Cons ▪ Slackからコマンド叩くなどが面倒 ~3:00
• 定期的にPollingして実行 • CLIでUnityのメソッドを呼べる ◦ ビルドとテストを実行 ◦ • 結果に応じて後続ジョブが実行 •
Slackに通知する(右図) ~4:00
• ジョブ毎のビルド設定機能 ◦ ScriptableObjectで実現 ◦ Platform / Symbols/ Build Options,
etc • エディタ上でも設定の切り替え等が可能 ~5:00
• 後続ジョブを実行してバッチ処理を叩く ◦ Parameterized Triggerプラグインで引数を渡す • Oculusだとコマンドラインツールが提供されている ~5:30
None
• バッチでNAS上にある最新ビルドを定期的に自動起動 ◦ 3倍速で自動進行してクリアまで進めてくれる • プレイログ/クリアログをSlackに通知 • プレイの様子をOBSでストリーミング配信 ◦ 配信サービスの規約的にOKであるか確証がないので念のため伏せる
◦ Slackで「配信くれ」というとURL教えてくれる ~6:30 ➡ 常に進行不能等の不具合が、自動的に早期に検知できる
• バッチでNAS上にある最新ビルドを定期的に自動起動 ◦ 3倍速で自動進行してクリアまで進めてくれる • プレイログ/クリアログをSlackに通知 • プレイの様子をOBSでストリーミング配信 ◦ 配信サービスの規約的にOKであるか確証がないので念のため伏せる
◦ Slackで「配信くれ」というとURL教えてくれる ~6:30 ➡ 常に進行不能等の不具合が、自動的に早期に検知できる Oculus Rift 自動プレイの様子
• バッチをループ • 一定時間毎に プロセス起動と終了 ビルドジョブの完了を トリガーにしたかったが 権限的にexeの実行が うまくいかなかった ~7:30
~0:30
• インタラクションの種類毎にDEFINE切って スクリプト経由で腕を動かす力技 • オークマネコ氏が書いてくれた ~0:30
• Oculus Riftは 動かさずに放置すると スリープしてしまう →スマホのアラームで 時々振動させて防ぐ ~0:30
None
• ◦ 修正→確認のサイクルが頻繁なテスト期間は特に有益 • ◦ コミット -> エラー通知がくる -> 配信で情報を確認
◦ 最後までプレイできる状態が担保されて精神的に良い ~0:30
エンジニアなかじ ~0:30
ご清澄いただき ありがとうございました