Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
チームもサービスもグローバルへ 〜 世界を目指すヌーラボの素顔に迫る!〜 NUCON バージョン
Search
株式会社ヌーラボ
PRO
October 10, 2014
Technology
1
310
チームもサービスもグローバルへ 〜 世界を目指すヌーラボの素顔に迫る!〜 NUCON バージョン
Presentation slides at Nulab 10th anniversary NUCON
http://nucon-10th.nulab-inc.com/
株式会社ヌーラボ
PRO
October 10, 2014
Tweet
Share
More Decks by 株式会社ヌーラボ
See All by 株式会社ヌーラボ
ライティングチームだからこそできた、「どことでも繋がれるチーム」づくりの結果 / Technical Writing Meetup vol.38
nulabinc
PRO
0
30
4つの基本的な組織形態を知る ~ミンツバーグの組織論 7つの類型と力学、そしてその先へ~ より GWD in Nagoya
nulabinc
PRO
2
97
必要なのは客観性。組織変革をもたらす、より良い「対話」を生み出すための活動 #scrummikawa
nulabinc
PRO
3
1k
悪い実装例から学ぶ ウェブアクセシビリティ改善のヒント
nulabinc
PRO
1
330
ヌーラボカスタマーサクセスチームのBacklog活用
nulabinc
PRO
0
280
言葉で「ヌーラボらしさ」をどう届ける? グローバルチームでコラボレーションする大切さ
nulabinc
PRO
1
100
タスクの可視化は争いをなくす!? 夏休みを乗り切る 宿題プロジェクトマネジメント
nulabinc
PRO
2
260
情シスの申請業務におけるBacklog活用術
nulabinc
PRO
0
300
Backlogと業務プロセスのちょっといい関係
nulabinc
PRO
0
270
Other Decks in Technology
See All in Technology
【Pycon mini 東海 2024】Google Colaboratoryで試すVLM
kazuhitotakahashi
2
540
ISUCONに強くなるかもしれない日々の過ごしかた/Findy ISUCON 2024-11-14
fujiwara3
8
870
DynamoDB でスロットリングが発生したとき_大盛りver/when_throttling_occurs_in_dynamodb_long
emiki
1
430
Security-JAWS【第35回】勉強会クラウドにおけるマルウェアやコンテンツ改ざんへの対策
4su_para
0
180
『Firebase Dynamic Links終了に備える』 FlutterアプリでのAdjust導入とDeeplink最適化
techiro
0
130
個人でもIAM Identity Centerを使おう!(アクセス管理編)
ryder472
4
230
複雑なState管理からの脱却
sansantech
PRO
1
150
インフラとバックエンドとフロントエンドをくまなく調べて遅いアプリを早くした件
tubone24
1
430
iOSチームとAndroidチームでブランチ運用が違ったので整理してます
sansantech
PRO
0
150
SRE×AIOpsを始めよう!GuardDutyによるお手軽脅威検出
amixedcolor
0
170
The Rise of LLMOps
asei
7
1.7k
10XにおけるData Contractの導入について: Data Contract事例共有会
10xinc
6
660
Featured
See All Featured
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
250
21k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
38
1.8k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
44
6.8k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
232
140k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
0
28
Designing for Performance
lara
604
68k
It's Worth the Effort
3n
183
27k
Designing Experiences People Love
moore
138
23k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
131
33k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.3k
Transcript
ヌーラボ創⽴立立10周年年カンファレンス NUCON #nulabjp #nucon 2014/10/10 (⾦金金) @カフェ・ガレリア チームもサービスもグローバルへ 〜~ 世界を⽬目指すヌーラボの素顔に迫る!〜~
染⽥田 貴志 SOMEDA Takashi @tksmd 株式会社ヌーラボ 京都 エバンジェリスト
Mashup Awards 10 http://mashupaward.jp/companies/24 • コラボレーションカテゴリで API 提供中! • 昨年年のヌーラボ賞は「博多よかとこ遊びにこんね賞」
None
なぜグローバル?
なぜグローバル? • グローバルはゴールではない • ゴールは「インターネット」で商売すること
インターネットの衝撃 https://www.flickr.com/photos/thenicotime/9391045056
商圏としてのインターネット http://www.itu.int/en/ITU-‐‑‒D/Statistics/Documents/facts/ICTFactsFigures2014-‐‑‒e.pdf ⽇日本の⼈人⼝口 1.2億⼈人 インターネット 30億⼈人
商圏としてのインターネット http://www.internetworldstats.com/stats7.htm 約60カ国で 英語は公⽤用語
なぜインターネットか? • 基本、多くの⼈人に使ってもらえれば利利益があがる • 広⼤大なインターネットの中での局地戦 http://ja.wikipedia.org/wiki/ランチェスターの法則
⼩小さなチームだから無理理 ではなく、むしろ ⼩小さなチームだからこそやる
おもしろ三⼈人組に聞きました サービスがグローバルに 使われるために 必要なことはなんでしょう?
おもしろ三⼈人組 -‐‑‒ CTO ニーズをとらえた製品を適切切なタイミングで提供する ユーザにフォーカスした⾼高い視点からサービスを設計する サービスがグローバルに 使われるために 必要なことはなんでしょう?
おもしろ三⼈人組 -‐‑‒ CMO 「ヌーラボらしさは何か」を常に意識識する 各地を⾶飛び周りリアルにそこの「⼈人」と会う サービスがグローバルに 使われるために 必要なことはなんでしょう?
おもしろ三⼈人組 -‐‑‒ CEO サービスも、ユーザも、チームも、 世界中の⼈人とコラボレーションしたい!!! サービスがグローバルに 使われるために 必要なことはなんでしょう?
おもしろ三⼈人組 -‐‑‒ CEO ⼈人種を超えて多様なメンバーをチームに受け⼊入れ 新しい⽂文化や価値観を形成していく サービスがグローバルに 使われるために 必要なことはなんでしょう?
どれか、ではなく、どれも⼤大事 プロダクト マーケティング チームビルディング
プロダクトづくりについては.. https://speakerdeck.com/nulabinc/
http://www.flickr.com/photos/munaz/2498380666/ “グローバル” 前夜
突然ですが、ソフトウェアはアートです 私たちのゴールはそのようなアートウェア をご提供することです。 アートウェアはソフトウェアなソフトウェアです。
これ意味 わかるひと?
わかる⽅方は是⾮非(ry https://nulab-‐‑‒inc.com/ja/career/
受託でスタート (2004)
傍らで作っていました • 仕事を楽しくするためのプロジェクト管理理ツール
しばらくはこんな感じ • 少⼈人数で多能的にはたらくチーム
ベータ版 (2005) • 受託開発の傍ら、粘り強く作り続けました
某掲⽰示板における評価 • 結果、それなりにみてもらえました
正式版リリース (2006) • この頃から “デザイン” が⼊入るようになります
http://www.flickr.com/photos/nicmcphee/2558167768/ いかに Cacoo は⽣生まれ育ったか
Wiki のような描画ツール • 受託開発や Backlog での UI 設計が⼤大変でした
サービス名を決める • 街で外国⼈人に聞いて回りました
潜在的な要望を知る • 想定ユーザさんの沢⼭山いるコミュニティに参加しました http://daichan4649.hatenablog.jp/entry/20091020/1255973969
アメリカへ初チャレンジ! • WordCamp NYC 2009 に突撃
年年明けにサーバが唸る (2010) • 以降降も様々なメディアにとりあげられました
インフラをAWSへ • 以降降のサービスはすべて北北⽶米リージョンに https://cacoo.com/diagrams/uvuEU2Ih04geJ5Bb
CacooUp World Tour • 全世界約20都市をめぐるユーザミートアップ
翻訳をボランティアに • 専⽤用の翻訳ツールを作成してユーザさんに依頼
Google サービスとの連携 • Google Drive との連携も
http://launch-‐‑‒hangouts.cacoo.com/ Cacoo for Google+ Hangouts
100万ユーザ達成 (2013)
http://www.flickr.com/photos/yellowcloud/4525329362/ http://www.flickr.com/photos/brostad/2762412153/ Backlog の海外展開
海外版提供開始 (2011)
国ごとの課⾦金金事情 通貨 ⽀支払い⽅方法 特徴 英語圏 US ドル Paypal クレジットカード 中国
⼈人⺠民元 銀⾏行行振り込み クレジットカード 銀⾏行行振り込みは領領収書発⾏行行が必要なので、 代理理店を利利⽤用 台湾 台湾ドル Paypal クレジットカード 韓国 US ドル Paypal クレジットカード ウォン⽀支払いでの決済の審査が厳しかった ベトナム US ドル Paypal クレジットカード • 年年払いで10%オフ • 為替による差はあるがほぼ同等の⾦金金額 • ⽉月末締めの調整はしない • 中国の銀⾏行行振り込み以外は基本領領収書はダウンロード
なかなかユーザ増えません • Cacoo に⽐比べると⼀一⾔言で理理解しづらい • ⽇日本と同様、チーム導⼊入には最初に障壁がある 0 10
20 30 40 50 60 70 80 有料 フリー フリー版は開始数週間後か ら少しずつ伸び始めた 有料料版は⼆二ヶ⽉月弱遅れて ⽴立立ち上がり
変化の兆しは ”⼈人” • シンガポール拠点の設⽴立立 • 海外スタッフの参加 (台湾、インドネシア)
コンテンツからの流流⼊入 • 多⾔言語への翻訳 (⽇日・英・中・韓・越・台) • Git オフィシャルサイトからのリンク
コンテンツからの流流⼊入 • 多⾔言語への翻訳 (⽇日・英・中・越・台) • 動画でわかりやすく使い⽅方を解説
翻訳苦労話 • アプリ以外の翻訳対象が沢⼭山 • 技術的な背景がないと適切切に翻訳できない • 分割して翻訳依頼すると⽂文⾔言に統⼀一感がない • ネイティブのスタッフがいない⾔言語は社内チェックできない
英語UIの⾒見見直し • ⽇日本語と同レベルのクオリティを⽬目指して • ネイティブスタッフとともに
http://www.flickr.com/photos/alexmartin81/5883645329/ グローバルなチームに向かって
海外スタッフと共に • ⽴立立ち上げから海外スタッフがいるチームができた
英語、頑張る • 普段から英語で情報をやりとりする • 英語学習の補助制度度もあり〼
英語、頑張る(続) • 海外に⾶飛び込んで話す • エンジニアもぐいぐい話す
英語、頑張る(続) • 全社員が関わる会議は英語で⾏行行う
でも無理理しすぎないw • 仕事に差し⽀支えそうなときは勇気をもって(笑
http://www.flickr.com/photos/naturegeak/5688437941/ これからやろうとしていること
⽀支払い⽅方式の刷新 • クレジットカード対応 • ヌーラボサービス群を⼀一括しての契約管理理
サービス間でのシナジー向上 • ヌーラボアカウントを中⼼心にしたチーム等の同期 • 仕事で使いやすくなるような管理理機能・セキュリティの拡充
API を軸にした外部連携 • 技術情報ポータルの運営 • 開発者とのコミュニケーション
プロダクトマーケティング職の採⽤用 • プロダクト毎にマーケティング担当を配置 • 開発チームと密に連携しマーケティング施策を実施 Product Team Developer Product Marketing
Community Manager
北北⽶米圏へ拠点設置 • タイムゾーンが⼤大きく異異なる地域への展開
http://www.flickr.com/photos/nauright/2662160957/ エピローグ
ヌーラボに2010年年に参加したとき 受託開発がビジネスの中⼼心をしめる ⼩小さなソフトウェア開発企業でした。
それから4年年間、 チームで協⼒力力しながら、 ⼀一歩ずつ⾃自分たちのサービスを育て
グローバルなサービスを開発する会社として、 気づけば海外のスタッフとともに ⽇日々仕事をしています。
• 多⾔言語対応 • ⽀支払い⽅方法のサポート • インフラの整備 • プラットフォームとの連携 • 現地スタッフの採⽤用
などなど、いろいろやりましたが、 コレだけやれば OK というものはありません
“コラボレーション”
何をやるか、何をやりたいか、 は⼤大事なことですが 誰とやるか、どんなチームになりたいか、 も同じように⼤大事なことだと思います
早く⾏行行きたいのなら⼀一⼈人で⾏行行け。 遠くまで⾏行行きたいのならみんなで⾏行行け。 アフリカのことわざ
ご清聴 ありがとうございました ツイッター、やってます。 @nulabinc