▼アジェンダ:
・レポート テーマとは何か?
レポート テーマの概要、利点、注意点、構成要素について説明します。
・レポートテーマの紹介
組み込みテーマの種類や分類、独自のティア表の公開、カスタムテーマの利用方法について
・テーマ選択のベストプラクティス
カラー要件、データ特性、既存資料との整合性など、テーマ選択の際に考慮すべきポイントを解説
▼自己紹介:
大畑正利と申します。小売企業でデータサイエンティスト兼データエンジニアとして働いています。
TwitterやQiita、スピーカーデックなどで活動しています。是非フォローいただけますと幸いです。
▼レポート テーマとは:
レポート テーマとは、Power BI の表示タブの中にある機能で、Power BI レポートのビジュアルスタイルを統一するための設定ファイルです。この設定ファイルはJSON形式で記述されていて、色のパレットやフォントスタイル、ビジュアルのプロパティなどが含まれます。
▼レポート テーマの利点と留意点:
レポート テーマを使用することで、一貫性の確保や時間の節約が可能です。しかし、テーマの選択を誤ると、データの色が適切でなくなり、視覚的に誤解を招く恐れがあります。適切なテーマを選ぶことで、データの視覚的な伝達力を最大限に引き出すことができます。
▼構成要素:
テーマの主要な色のセットやテキストの設定、ビジュアルの設定、ページの設定、フィルターウィンドウの設定などがあります。
▼レポート テーマの紹介:
Power BIには、あらかじめ設定された組み込みのテーマがいくつか用意されています。これらのテーマは、一般的な用途に適しており、すぐに使用できるように設計されています。また、アクセシビリティの高いテーマやカスタムテーマも利用可能です。
▼レポート テーマの分類:
通常テーマは大きく3つに分類できます:
・マルチ比較
・グラデーション
・ブランディング
▼マルチ比較テーマのティア表:
評価項目に基づいて、テーマをTier1からTier3の3段階で評価しています。
Tier1: 色のバランスが良く、視認性に優れているテーマです。例えば、エグゼクティブテーマや夕日テーマなど。
Tier2: いくつかの問題点があるテーマです。例えば、高層ビルテーマやクラシックテーマなど。
Tier3: 色のバランスや視認性に問題があるテーマです。例えば、公園テーマや教室テーマなど。
▼カスタム レポート テーマの紹介:
Power BIには、カスタム レポート テーマをダウンロードできる「テーマ ギャラリー」があります。
▼カスタム レポート テーマの利用方法:
テーマギャラリーからテーマをダウンロードし、Power BIに適用する手順を説明します。
▼テーマ選択のベストプラクティス:
カラー要件の有無やデータ特性などを考慮してテーマを選択することが重要です。
▼まとめ:
レポートテーマの選択を誤ると、データの色が適切でなくなり、視覚的に誤解を招く恐れがあります。
テーマ選びにはこだわりましょう。私のイチ押しのレポート テーマは「エグゼクティブ」です。
以上、大畑の発表でした。また、次回の発表でお会いしましょう。
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この資料は、発表者の個人的な見解に基づいており、所属する企業や組織の立場を代表するものではありません。