Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

[OCI Technical Deep Dive] Exadata Database Serv...

[OCI Technical Deep Dive] Exadata Database Serviceを理解する:構成・特性・使い分け(2025年8月5日開催)

Oracle Cloud Infrastructure(OCI) Technical Deep Dive(2025年8月5日開催)
https://go.oracle.com/LP=149126
-----
本資料では、基幹システム移行で重要となる Exadata Database Service(PaaS)の構成・特性・使い分けを解説します。
OCIで選択できる ExaDB-D、ExaDB-XS、ExaDB-C@C の3種類について、アーキテクチャの違い、性能特性、最適な利用シーンを整理。
クラウド移行やハイブリッド構成を検討する際の判断材料として、実践的に活用できる知識を持ち帰っていただけます。

[こんな方におすすめ]
・Exadata PaaSの種類と特徴を整理したい方
・基幹システム移行での適材適所を理解したい方
・OCIにおけるExadataの強みを把握したい方

Avatar for oracle4engineer

oracle4engineer PRO

August 12, 2025
Tweet

More Decks by oracle4engineer

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 1. Exadata Database Services概要 2. Exadata Database Servicesの特徴 • サービス共通

    • サービスでの差異、使い分け • サービスの併⽤ 3. まとめ ⽬次 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 2
  2. この資料は、Exadata Database Serviceの下記3つのサービスについて解説します • Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure

    (ExaDB-D) • Exadata Database Service on Cloud at Customer(ExaDB-C@C) • Exadata Database Service on Exascale Infrastructure (ExaDB-XS) 各サービス固有の内容は、スライド上部に下記のサービス名を記載しています • 特に明記されていない場合は、共通の内容となります 今後も新機能や機能拡張を継続して提供されていきますので、最新情報は各サービスの情報をご確認ください はじめに ExaDB-D ExaDB-C@C ExaDB-XS Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 3
  3. お客様のデータセンターまたはパブリック・クラウドで稼働 オンプレミス Exadata Database Machine (Exadata) Cloud@Customer Exadata Database Service

    on Cloud@Customer (ExaDB-C@C) Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure (ExaDB-D) Exadataのデプロイメント・モデル お客様のデータセンター お客様資産 お客様による管理 お客様のデータセンター サブスクリプション オラクルによる管理 Oracle Cloud Infrastructure 等 サブスクリプション オラクルによる管理 パブリック・クラウド Exadata Database Service on Exascale Infrastructure (ExaDB-XS) Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 6
  4. 最⾼のデータベース基盤をパブリック・クラウドで利⽤可能 Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure (ExaDB-D) ミッションクリティカル基盤で圧倒的な実績を誇る Exadata専有環境をサブスクリプションで利⽤可能

    Exadata 専有環境 CPUは1秒単位で柔軟に増減可能 HW/SW/サポート全て込み 全てのオプション機能が使い放題 柔軟な 価格体系 Exadata基盤の管理は全てオラクルにお任せ 超⾼速なOracle Databaseとしてシンプルに利⽤可能 インフラ 管理不要 ExaDB-D Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 7
  5. パブリック・クラウドのExadata Database Serviceをさらに⼿軽に Exadata Database Service on Exascale Infrastructure (ExaDB-XS)

    ⼿頃な価格 すべての顧客、あらゆる規模 オラクルとの共同管理 完全な顧客管理コントロール 開発/テストの俊敏性 物理リソースを抽象化した次世代アーキテクチャのExadata Database Service • Exascaleアーキテクチャで構成されたExadata Database Service • 専⽤ハードウェアなしで、ユーザーはCPU数(ECPU)とストレージ容量を指定 • 効率的なデータベース・クローンを即座に作成 データベースに対する強⼒なクラウド⾃動化 • OCIコンソールおよびAPIによるプロビジョニング、更新、バックアップ、 DRライフサイクル操作 ⼩規模から始めて、ECPUおよびストレージ・リソースをオンラインで拡⼤ • 最⼩構成︓8 ECPU・22 GBのVMと300 GBのデータベース・ストレージ • VMあたり4 ECPU単位で拡張、VMの追加、データベース・ストレージの容量拡張 ExaDB-XS Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 8
  6. クラウド化したいがすぐにはパブリック・クラウドに⾏けないお客様へのソリューション Exadata Database Service on Cloud@Customer (ExaDB-C@C) クラウドならではのメリット 変動キャパシティ・ モデルによる

    コストの最適化 ⾃動化による 運⽤⼯数の削減 Exadataならではのメリット ⾼性能、 ⾼コスト・パフォーマンス、 可⽤性、セキュリティ お客様データセンター + • データはお客様データセンタに置きながら、 ハイブリッド&マルチクラウド構成 • 将来のパブリック・クラウド移⾏に向けた 段階的ステップとしてCloud@Customerに移⾏ ExaDB-C@Cでご提案できること お客様の悩み • コンプライアンス上、データを外部に持ち出せない • クラウドへの全⾯移⾏はすぐには無理 • On-Pシステムとの連携でレイテンシは⼤丈夫︖ ExaDB-C@C Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 9
  7. オラクルが提供する分散クラウド Roving Edge Infrastructure Dedicated Region Exadata Cloud@Customer Compute Cloud@Customer

    ハイブリッドクラウド(@オンプレミス) Oracle Database@Azure Interconnect for Azure Oracle Database@Google Interconnect for Google Oracle Database@AWS HeatWave on AWS マルチクラウド Public Region Full Service Full Service Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 10
  8. 各サービスの管理範囲の違い DB on IaaS BaseDB/ExaDB Autonomous Database OCI データベース・サービス データセンター

    ハードウェア機器 OS データベース アプリケーション クラウド 事業者管理 お客様管理 ハイパーバイザー 仮想マシン データセンター ハードウェア機器 OS データベース アプリケーション クラウド 事業者管理 お客様管理 ハイパーバイザー 仮想マシン データセンター ハードウェア機器 OS データベース アプリケーション クラウド 事業者管理 お客様管理 ハイパーバイザー 仮想マシン OS以上は オンプレミス同様の管理 データベースはBYOL OS以上の操作が可能 OS/DBのバージョンや構成が限定される クラウドのメリットを享受(従量課⾦や⾃動化) 最⼩限のDB管理を除き DB以下はすべてクラウド事業者が管理 Automated Full-Managed Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 12
  9. コンソール、REST APIs、SDK、CLI、Terraformなどで管理可能 • VMクラスタ管理、リソースのスケーリング • データベース(CDB、PDB)構築・管理、DBバックアップ・リカバリ、ストレージIO制御 • Data Guard構築・管理 •

    ソフトウェア管理、アップデート・アップグレード など Exadata Database Serviceのライフサイクル管理機能 API CLI Control Plane Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 13
  10. 価格帯系 1. Exadata ECPU • 0から利⽤可能な最⼤CPUまで変更可能 - 1VM当たり、8ECPU以上、4ECPU単位で拡張 • 課⾦は1秒単位

    (最低利⽤期間1分間) • 2種類︓ライセンス込(License Included) or BYOL - ライセンス込みの場合、全てのOracle Databaseのオプション機能 が利⽤可能 2. Exadata Infrastructure • 課⾦単位(時間)や構成・拡張単位はサービスによって異なる Exadata Infrastructure CPU 1秒単位 (48時間以上) 1秒単位 (1分間以上) ゼロ CPU から可能 1 ¥52.08/時 (ライセンス込) ¥12.5085/時 (BYOL) * as of January 2025 2 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 14
  11. オンラインCPUスケーリングにより、トランザクションやシステムへの影響なしでコストの最適化 変動キャパシティのユースケース • 負荷が低くなるときにCPUコア数 減 • 夜間、週末など • 負荷が⾼くなるときにCPUコア数 増

    • ⽇次/⽉次バッチなど • アクセス、処理量の増加によるCPU逼迫 ⽉・曜⽇・⽇・時で 本番環境の負荷が変動するケース • テスト環境 • テスト利⽤時以外CPU割当てを0に • 開発プロジェクトのピーク時に、テスト環境を⼀ 時的に増やす • スタンバイ・サイト • 平時はCPU数を絞って稼働 本番環境以外の⽤途で 利⽤状況が変動するケース 処理を継続させながらコスト最適化が可能 他の環境へ影響を与えずに 必要になった際に迅速に利⽤可能に Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 15
  12. 変更⽅法 オンデマンド変更 • コンソール/CLI/APIで即座に変更 ジョブ・スクリプトでのスケジューリング • CLI/APIでの変更操作をスクリプト化 するなど、⼿動設定での⾃動スケーリ ング可能 例)

    cronを使⽤してスクリプト実⾏ ⾃動スケーリングの実装 • Dynamic Scalingツールを導⼊し、 CPU負荷やスケジュールに応じた⾃ 動スケーリングを実装可 • チュートリアル: 『Oracle Exadata Cloud Infrastructure での動的スケーリングの構成』 • 詳細/ツールのダウンロード: (ODyS) Oracle Dynamic Scaling Suite Main Index Page(Doc ID 2774779.1) 利⽤可能OCPU数の変更 $ oci db cloud-vm-cluster update --cpu-core-count xxx --cloud-vm-cluster-id xxx … 23:00 OCPU 0... 5:00 OCPU 8… Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 16
  13. Oracle Exadata とは すべてのデータベース・ワークロードのための 最⾼のプラットフォーム • 単⼀ベンダーによるサポート • データベースに特化した設計 •

    ハードウェアとソフトウェアの 密なインテグレーション • ストレージへの⾰新的なアプローチ • Real Application ClustersとOracle Clusterwareにより、DBサーバ を並列稼働させ、⾼可⽤性と⾼拡張性を実現 • Automatic Storage Managementにより、ストレージ・サーバを並列 稼働させ、⾼いI/O性能と⾼可⽤性・⾼拡張性を実現 • さらに、Exadata System Softwareが処理の⼀部をオフロードし、⼤ 量データの⾼速処理を実現。多層のキャッシュの活⽤、RoCEによる NWボトルネック排除により、OLTP処理も⾼速化 17 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 驚異的なパフォーマンス、優れた運⽤効率、最⾼の可⽤性とセキュリティ、クラウド対応 オンプレミスにも クラウドにも 理想的 スケールアウト可能なインテリジェント・ストレージ スケールアウト可能なデータベース・サーバー データベース・サーバーを並列稼働 最速の内部ネットワーク ストレージを並列稼働
  14. Exadata Database Serviceであれば⾼可⽤性構築の環境がすぐに利⽤可能 全てのコンポーネントが多重化、⾃⼰復元機能を搭載 • Real Application Clusters & Oracle

    Clusterware : DBのクラスタリング • Service : データベース・サービスを複数ノード上で抽象化 • SCAN Listener : 接続サービスをクラスタレベルで抽象化 • Automatic Storage Management/Exadata Exascale : 共有ストレージ管理 • 内部ネットワーク : Active-Active RoCE ファブリック 様々な可⽤性機能がデフォルトで有効 • データ保護のためのチェック機能: ブロック破損や書き込み⽋損のチェック • Flashback Database : バックアップのリストアよりも短いRTOでの復旧 可⽤性構成を簡単に構築可能 • RMAN: Oracle Databaseを安全に確実にリストアするためのバックアップ機能 • Zero Data Loss Autonomous Recovery Service : 短いRTO/RPOでの復旧 • Active Data Guard: 参照利⽤*可能で⾃動修復*を備えたDBレプリケーション機能 Exadata Database ServiceのSLA/SLO : 99.95% Oracle Databaseの⾼可⽤性プラクティスが詰まったExadata SLA: https://www.oracle.com/jp/cloud/sla/ SLO: https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/General/Reference/servicelevelobjectives.htm Oracle Clusterware Real Application Clusters Service Automatic Storage Management SCAN Listener デフォルトで各コンポーネントが冗⻑化 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 18
  15. Exadata Smart System Software: AI | 分析 | OLTP |

    効率 最適な効率 最速の分析 最速のAI 最速のOLTP ストレージ・サーバーへのベクトル処理のオフロードにより、レイテンシに敏感なベクトル距離計算とTop-K計算を実現 ⼤規模な同時クエリを求められる実システムでも利⽤可能なスケールアウト Smart Scanにより、データ集約型の処理がストレージ・サーバーに⾃動的にオフロード Smart Flash Cacheおよびストレージ索引により、データベースI/Oが⾃動的に⾼速化 フラッシュおよびメモリーの⾼速インメモリー列形式にデータが⾃動的に変換 スケールアウト・ストレージ、RDMA、ストレージ・サーバーの共有メモリーおよびフラッシュによる最速のOLTP I/O ノード間クラスタ調整のための独⾃のRDMAアルゴリズムによる最速のスケールアウト 計画外の停⽌時間およびコンポーネント障害からの最速のリカバリ 少ないリソースでのワークロードの実行が可能なパフォーマンス効率 より多くのワークロード、データ、ユーザーを実行可能な利用効率 エネルギー消費を最適化し、コストを削減させる電力効率 自動化によってより多くのイノベーションを実現する管理の効率性 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 19
  16. 1つのExadataインフラストラクチャ上に複数データベース環境を構築可能 Exadata&Oracle DatabaseテクノロジでのDB統合によるHWリソース最適化 ⽤途に合わせて、共有と分離を考慮した統合環境が作成可能 • 複数のVMクラスタ • 複数のデータベース(CDB/PDB) • 複数のDBホーム

    Oracle DatabaseやExadata特有機能のリソース制御・セキュリ ティ機能による、最適な統合環境 • レイテンシの影響を受けやすい処理の⾃動的な優先順位付け • ユーザー指定のワークロード優先順位付け • テナント間の分離 DBサーバー1 DBサーバー2 DBサーバー3 DBサーバー4 VMクラスタA VMクラスタB VMクラスタC Grid Infrastructure Grid Infrastructure Grid Infrastructure DBホーム DBホーム DBホーム DBホーム Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 20
  17. ExaDB-XS ExaDB-D ExaDB-C@C 管理範囲 VM内/OS以上: お客様、インフラ : オラクル バージョン選定・ メンテナンス作業者

    VM内/OS以上: お客様、インフラ : オラクル DB/GIバージョン 23ai 19c、23ai HW世代選定 オラクル お客様 HWリソース共有 共有 専有 ストレージ冗⻑構成 3重化(Exascale) 3重化(ASM) 3重化(ASM/Exascale) 利⽤可能なDB数 1以上 (複数CDB、複数PDB可) 利⽤可能なDBホー ム数(DBバージョン) 1以上 RAC構成 2ノード以上(1VMのシングル・インスタンスも可) ⾃動Data Guard 可能 ⾃動DBバックアップ 取得先 ⾃律型リカバリ・サービス(ZRCV/RCV)、Object Storage Local、ZDLRA、NAS、 Object Storage Oracle Database サービス⽐較 : 管理範囲、構成の違いによる差異 DBバージョン、HW選定、リソース共有、バックアップ取得先などに差異あり Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 22
  18. 特徴 共有型: サービスを利⽤する複数テナントでH/Wリソース共有 • ⼩さく始められ、必要に応じて迅速にスケーリング - クラウド・サービス側でプーリングされているリソースから、 必要なリソース量をインスタンスに割り当てる • ノイジーネイバー問題、リソース枯渇問題などは考慮が必要

    • インフラ・メンテナンスのスケジュール等、カスタマイズは厳しい 専有型: お客様テナントでH/Wリソース専有 • ⼤規模システム利⽤や統合環境などで、多くのリソースを専有し、 他テナントから分離。必要に応じたスケーリング - 最初にH/Wリソース(サーバー等)の量を指定し、全てテナントに紐づけ、 その中でインスタンスごとにリソースを割り当てる - 利⽤可能なリソースの最⼤値が⼤きい - H/Wスケール・アウトも可能だが単位が⼤きい - 専⽤インフラのため、インフラ・メンテナンスのスケジュールや⽅式は ある程度カスタマイズ可能 共有型と専有型 オンプレミスの⻑所 • H/W性能をフルに享受可能 • 専有ハードウェア • ガバナンスとコントロール パブリッククラウドの⻑所 • すぐにキャパシティ追加可能 • 利⽤分だけの⽀払 • データセンターコストを極⼩化 パブリッククラウドの⻑所 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 23
  19. 拡張性 最⼩サイズ • 1VM(シングル) / 2VMのVMクラスタ(RAC) • VMあたり合計8 ECPU •

    VMあたり280 GBのVMファイル・システム・ストレージ • VMクラスタ当たり300 GB ストレージ・ボールト ⾼速でシンプルな拡張性 • 有効ECPUはオンラインスケーリング • 合計ECPUは再起動を伴うスケーリング • 合計ECPU当たり2.75 GBのメモリー・スケール • 仮想マシンの追加/削除 • VMファイル・システム・ストレージのスケーリング • ストレージ・ボールト のオンライン・スケーリング 最⼤サイズ • 10VMのVMクラスタ • VM当たり合計200 ECPU • VMクラスタ当たり100TB ストレージ・ボールト 最⼩バージョン要件 • Oracle Database 23.4 • Grid Infrastructure 23.4 • Exadataイメージ24.0 ExaDB-XS Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 24
  20. 構成、利⽤可能なリソース ExaDB-XS ExaDB-D (X11M) ExaDB-C@C(X11M) DB サーバー 物理 最新サーバーモデル -

    X11M X11M、X11M-L、X11M-XL サーバー数 - 2 - 32 2 - 32 VM クラスタ VM数(VMクラスタ毎) 1 - 10 1 - 32 1 - 32 CPU数 VMあたりのECPU: 8 -200 全体 : 16 – 2,000 VMあたりのECPU: 8 – 760 全体 : 16 – 24,320 VMあたりのECPU: 8 – 760 全体 : 16 – 24,320 メモリー VMあたり 22GB – 550GB (ECPU数に依存) VMあたり 360GB* - 1,390GB 全体: 720GB* – 44,480GB VMあたり 660GB* - 2,800GB** 全体: 1,320GB* - 179,200GB** VMファイル・システム・ ストレージ VMあたり 280GB – 2TB VMあたり 60GB - 900GB VMあたり 60GB - 900GB ストレージ サーバー 物理 サーバー数 - 3 - 64 3 - 64 ストレー ジ領域 データベース・ストレー ジ(DBのデータ⽤) 300 GB – 100TB (うち200GBはシステムが利⽤) 67.4TB* - 3,283TB (DATAディスク・グループのサイズ) 68TB* - 3,283TB (DATAディスク・グループのサイズ) Flash Cache 0 – 300TB (追加時は100 GBから) 38.4TB* - 1228.8TB 38.4TB* - 1228.8TB Exadata Database Serviceサービス⽐較 * 最⼩値はBase Systemの場合 ExaDB-XSの⽅が最⼩値が⼩さく、ExaDB-D/C@Cの⽅が最⼤値が⼤きい ** X11M-XLの場合 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 26
  21. OCI上のOracle Databaseサービス(Automated) ExaDB-D (最⼤構成) 64万 4,480万 IOPS CPU 280万 25.6万

    ExaDB-D (Quarter Rack) オンプレミス SE SE RAC EE (IA, UNIX, ODA, etc) Exadata 128 4,032 64 ExaDB-XS BaseDB Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 27
  22. データの場所、DC管理、利⽤開始までの準備など ExaDB-XS ExaDB-D ExaDB-C@C データセンター* オラクル オラクル お客様 DC費⽤・準備・管理* 不要

    不要 お客様 最低利⽤期間 (Exadataインフラストラクチャ) 48時間 48時間 4年 利⽤開始までの ステップ • VMクラスタ作成(ネットワーク作成 やStorage Vault作成も含む) など • リソース制限引き上げ • Exadataインフラストラクチャ作成 • VMクラスタ作成 など • 事前DCチェック • 機器搬⼊ • セットアップ、アクティベーション • Exadataインフラストラクチャ作成 • VMクラスタ作成 など Oracle Database サービス⽐較 : 管理範囲、構成の違いによる差異 *OCIのPublic Regionでの場合で記載 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 28
  23. 管理範囲とメンテナンス Exadata Database Service お客様のコントロール • データベース • データ、スキーマ、暗号化鍵はお客様が全て保有 •

    データベース管理・構成変更 • DB、Grid Infrastructure、VMをCloud Automation (UI/APIs)で管理 • お客様がroot権限を持ち、仮想OS以上を監視・管理 • メンテナンス作業・判断はお客様 • DB、Grid Infrastructure、OS(Exadata System Software)のアップデート・アップグ レード • OS上のクラウド・ツールは⾃動アップグレード(⼿動も可) • オラクルの運⽤スタッフはお客様VMにアクセスできない オラクルが管理とコントロール • ハイパーバイザ、DB/コンピュートサーバー、ストレージ・サーバー、内部ネットワーク等 • パッチ適⽤、セキュリティスキャン、セキュリティアップデート(四半期メンテナンス) • 重要セキュリティアップデート(⽉次セキュリティメンテナンス) • モニタリングとメンテナンス、セキュリティ・スキャン • お客様はアクセスできない • メンテナンス作業はオラクル。お客様は実施タイミングのある程度の制御は可能 • オラクルが全問題に対処 Hypervisor Guest VM Databases Data/Schema Grid Infrastructure OS HW Data Center ! 客 様 管 理 & ' ( ) 管 理 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 29
  24. サービス停⽌なしのメンテナンス Exadata Database Serviceのインフラに対して、オラクルが実施 基本的にサービス停⽌なし • メンテナンス対象のVMは再起動 - 対象のゲストVM上のデータベース・インスタンスも再起動 -

    ExaDB-D/ExaDB-C@Cの⽉次メンテナンスはVM再起動なし • サービスとしてのダウンタイムなし - RAC構成の場合、メンテナス対象以外のVMはオンライン - シングル構成(1VM)の場合、メンテナンス中はDB停⽌ メンテナンス中もデータベースは稼働 - Real Application Clusters(RAC)により、データベースのダウンタイムも極⼩化 • セッション瞬断の可能性はあり - 縮退運転となり、メンテナンス中のトランザクションは、メンテナンス実施中のサー バー以外の上で処理実⾏ インフラストラクチャ・メンテナンス データベース・サーバー Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 30
  25. 四半期メンテナンス: 実施タイミングや適⽤⽅式を柔軟に制御可能 • 事前設定を⾏うことで、その設定内容に従う形で次回メンテナンスが計画 • メンテナンス実施する⽉/週/曜⽇/開始時間 • 事前通知のリードタイム(1-4週間前) • ローリング適⽤もしくは⾮ローリング適⽤

    • 各DBサーバーのメンテナンス開始前の猶予時間の設定 • 次回メンテナンスとして計画された⽇時の変更が可能 • メンテナンス予定⽇を待たずに、即時実⾏もコンソールから可能 • 1つのメンテナンスを、メンテナンス・ウィンドウを厳守する形で複数回に分割が可能 • サーバーのメンテナンス順番も設定可能 インフラストラクチャ・メンテナンス データベース・サーバー ストレージ・サーバー ExaDB-D ExaDB-C@C Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 32
  26. OS以上がお客様管理のサービス(Automated) ExaDB-XS ExaDB-D ExaDB-C@C 管理範囲 VM内/OS以上: お客様、インフラ : オラクル お客様

    管理レイヤー お客様の任意のタイミングで、コンソールなどツールでの適⽤ HWリソース共有 共有 専有 オラクル 管理レイヤー ⾃動メンテナンス • VM再起動を伴うが、RACによりサービ スは無停⽌(瞬断あり) • 2週間前までの通知 • ⽇程調整や⽅式指定不可 • 予定⽇までに任意のタイミングでVM再 起動することでメンテナンス回避可能 ⾃動メンテナンス(四半期と⽉次) • 四半期メンテナンスはVM再起動を伴うが、RACによりサービスは無 停⽌(瞬断あり)。⽉次メンテナンスはお客様管理レイヤーはオンライ ンで実施 • 2-4週前までに通知 • 事前のメンテナンス許容⽇時や⽅法の設定・⽇時変更可能 補⾜ 共有型のためオラクル主導でのメンテナンス となり、⽇時変更は不可。 顧客が意識するのはVM再起動のみのため、 メンテナンス・ウィンドウは短い 専有型のため意識するメンテナンスやコンポーネントは多いが、メンテナ ンス実施⽇時や⽅法などの柔軟性があり、⽇時の制御が可能 Oracle Database サービス⽐較 : メンテナンス Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 33
  27. Exadata Database Serviceのインフラストラクチャの選択 Dedicated Infrastructure/Cloud at Customer • 8つのECPUと300 GBのExadataストレージを備えた単⼀のVMクラスタから開始する低エントリー・コスト

    • 共有リソースのプールから専⽤インフラストラクチャを使⽤せずに、 必要なコンピュートとストレージに対してのみ⽀払い、きめ細かくスケーリング • スペース効率の⾼いシン・データベース・クローンをすべての開発者に瞬時に作成 • Exadataの独⾃のパフォーマンス、信頼性、可⽤性、セキュリティ機能をすべて組み込み Exascale Infrastructure • 単⼀の顧客専⽤のサーバー・ハードウェアによる完全なサーバーおよびテナントの分離 • 2台のデータベース・サーバーと3台のストレージ・サーバーから始めて、極めて⼤規模なトランザクション処理や マルチペタバイトのデータ・ウェアハウスを含む最⼤のワークロードとデータベースに対応するスケールアウトを実現 • 多くのAI、分析、OLTPデータベースを導⼊することで、コスト効率の⾼い統合を実現 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 34
  28. 複数サービスの併⽤ • 同じソフトウェア、ハードウェアを利⽤ • Exadata特有の機能はいずれも利⽤可能 • 同じ管理範囲 • OS以上はお客様管理範囲 •

    差異を認識した上で併⽤ • 共有/専有 • 構成の差異 • ストレージ管理の差異 • リリースのタイミング差異 など サービス間の構成・管理でOCIクラウド・ツール(コンソール/API)対応 していないものは、⼿動にて対応 ⽤途に合わせて最適なExadata Database Servicesを利⽤ 本番環境 災対環境 テスト/検証環境 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 36
  29. 同⼀Exadata Cloud Infrastructure上で複数サービス利⽤ データベース統合の効率とコスト最適化 Public Cloud Cloud at Customer(お客様DC) ExaDB-XS

    VMクラスタ ExaDB-D VMクラスタ ADB-D VMクラスタ ExaDB-XS VMクラスタ ExaDB-C@C VMクラスタ ADB-D VMクラスタ Exadata Infrastructure Exadata Infrastructure Exadata Infrastructure Dedicated InfrastructureのExadata Infrastructure上で ExaDB-DとAutonomous Databaseが同時に実⾏可能 (ExaDB-XSは他サービスのインフラ共有不可) ExaDB-C@CのExadata Infrastructure上で ExaDB-XSとExaDB-C@CとAutonomous Databaseが 同時に実⾏可能 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 37
  30. 多様なビジネス要件に対応する柔軟なサービスを提供し、お客様の要望に対応 Exadata で様々なデプロイメントモデルを提供する理由 Base Database Service Exadata Database Service Autonomous

    Database Oracleによるフルマネージド(Autonomous) Oracle管理のインフラストラクチャとお客さま管理のデータベース (Automated / Customer-managed) あらゆるワークロードに対応する最⾼のパフォーマンス、拡張性、統合性 シングル/⼩規模なワークロード Automation ADB Serverless ADB on Dedicated Infrastructure ExaDB on Dedicated Infrastructure Public Cloud ExaDB on Cloud@Customer Enterprise and Standard Database Services ADB on Cloud@Customer Public Cloud お客さまの データセンター お客さまの データセンター ExaDB on Exascale Infrastructure 専有型 専有型 共有型 共有型 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 39
  31. Exadata Database Service on Exascale Infrastructure (ExaDB-XS) • マニュアル :

    https://docs.oracle.com/cd/G12121_01/exdxs/index.html • サービス技術詳細 : https://speakerdeck.com/oracle4engineer/exadb-xs-technical-detail - 動画 (2025/2/27時点) : https://youtu.be/aN4TDaz9Z6M • ExaDB-XSで利⽤されるExadata Exascaleについて: https://speakerdeck.com/oracle4engineer/exadb-xs-exadata-exascale - 動画 (2025/2/27時点) : https://www.youtube.com/watch?v=aN4TDaz9Z6M&t=2273s Exadata Database Service on Dedicated Infrastructure (ExaDB-D) • マニュアル : https://docs.oracle.com/cd/F56555_01/ecscm/index.html • サービス技術詳細 : https://speakerdeck.com/oracle4engineer/exadata-database-cloud-technical-detail Exadata Database Service on Cloud at Customer (ExaDB-C@C) • マニュアル : https://docs.oracle.com/cd/F56555_01/ecscm/index.html • サービス技術詳細 : https://speakerdeck.com/oracle4engineer/exadata-database-cloud-technical-detail 参考情報 Copyright © 2025, Oracle and/or its affiliates 41