Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
「粗利を計算する」の難しさ / KPI Measurement in the real world
Search
OSA Shunsuke
December 19, 2019
Business
1
1.3k
「粗利を計算する」の難しさ / KPI Measurement in the real world
s-dev talks 〜サービス開発勉強会〜「大忘年 LT 大会 2019」
https://s-dev-talks.connpass.com/event/155489/
OSA Shunsuke
December 19, 2019
Tweet
Share
More Decks by OSA Shunsuke
See All by OSA Shunsuke
生鮮食品をユーザーに届ける流通の仕組みと技術 / Distribution in Cookpad Mart 2022
osa
1
3.4k
物理世界でモノを運ぶための仕組み / How to Distribute Items in Cookpad Mart
osa
0
11k
八百屋のCTOになったのでとりあえず店に立ってみた / Understand? Understand!
osa
3
1.6k
見せる、見える、見れる / Show, See, Seek.
osa
0
830
before action setter いる? / Good-bye "before action setter"
osa
3
9k
チームの語彙を育ててコミュニケーションできるチームをつくる / Build Vocabulary, Build Team
osa
10
7.2k
技術基礎研修「クックパッドを支える仕組み」 / Introduction to the Internet
osa
179
390k
すぐそこにある "異文化" コミュニケーション / Daily Intercultural Communication
osa
1
1.5k
oneshot task をいい感じにする / Introduce oneshot task generator
osa
0
1.4k
Other Decks in Business
See All in Business
GMOフィナンシャルHD 会社紹介資料
gmofh_hr_team
0
45k
株式会社BALLAS 会社案内
ballas_inc
0
15k
事業説明資料
livequalityhub
0
780
心に灯を、過去に感謝を、未来に花束を。
viva_tweet_x
10
4.5k
【キャリア採用】BuySell Technologies会社説明資料
buyselltechnologies
2
87k
プロダクトは「好き」や「熱狂」にどう寄り添うか
tochiba
0
460
株式会社Legalscape
legalscape
1
130
メドピアグループ紹介資料
medpeer_recruit
10
130k
GA technologies Co.,Ltd. Corporate Story
gatechnologies
3
1.1k
800本から見つかるベストセッション / Scrum Tokyo Douga Fight
aki_moon
1
110
dely株式会社 会社紹介資料/dely
delyinc
13
380k
味噌汁作り あるいは仕事の学び
usuyuki
0
940
Featured
See All Featured
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
12
1.4k
Designing Experiences People Love
moore
141
23k
Building Adaptive Systems
keathley
41
2.5k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
44
7.1k
Bash Introduction
62gerente
611
210k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
270
27k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
344
40k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
Fontdeck: Realign not Redesign
paulrobertlloyd
83
5.4k
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
367
25k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
22
2.6k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6.3k
Transcript
「粗利を計算する」のむずかしさ 2019-12-19 OSA Shunsuke
誰? •OSA Shunsuke •@s_osa_ •s-dev talks organizer •株式会社アグリゲート a.k.a. 旬八青果店
•なんでもやる人になりつつある
None
八百屋 •小売業 •究極的には「仕入れて、売る」
粗利(売上総利益) •仕入れたものを売ったらいくら儲かったか •粗利 = 売上 − 原価 • 100円で仕入れたを150円で売ると粗利50円 •超重要
KPI
やりたいこと •リアルワールドにおいて •実行可能なオペレーションかつ許容可能なコストで •売上・原価・粗利などの重要な数字を •精緻(店舗別・商品別)かつタイムリーに取得して •次のアクションに繋げていく
粗利の計算
粗利 = 売上 − 原価
原価とは •100円のを10個仕入れた(仕入1,000円) •150円で6個売れた(売上900円) • この6個分に対応する仕入の金額が原価(原価600円) • 残りの4個は在庫として持ち越し
在庫を考慮した原価 •原価を計算するためには在庫を考慮する必要がある • 理由:繰越・仕入価格の変動など •ある時点の在庫の量を調べて在庫金額を算出するのが棚卸 •原価(総額) = 前回在庫金額 + 仕入金額
− 今回在庫金額 • 「今回在庫 = 前回在庫 + 増加量 − 減少量」より
粗利を計算するために必要なもの 粗利 売上 原価 仕入 在庫
必要なデータ ✕ 見たい軸 店舗別 商品別 即時性 売上 レジによって 半自動生成 すべての段階で
同じ商品マスタを使う ほぼリアルタイム 仕入 仕入情報と一緒に 店舗も入力 数時間以内に入力 在庫 店舗ごとに棚卸
商品マスタ
何をもって同じ商品とするか •青果にはJANコード(バーコード)も型番もついていない •「同じ」とは??? • 品種:「いちご(とちおとめ)」と「いちご(あまおう)」 • 産地:「群馬県産のキャベツ」と「愛知県産のキャベツ」 • 単位:「個」「パック」「束」 •最終的には「どういう風に見たいか」という決めの問題
商品マスタの粒度 •理想 vs. 現実 • 細かく取れたほうが嬉しいが、細かくしすぎるとオペレーションが回ら ないという現実的な問題がある • 仕入・レジ・棚卸などすべての段階で識別・入力できないといけない •
青果にはバーコードがついていない(再) • 自社でつけることは可能だが、コスト面・鮮度面などから •適切な落とし所を見つけた上で、オペレーションに落としていく必要がある
タイムリーな在庫の把握
実在庫の確定 •棚卸をするしかない •棚卸は大変 • 取り扱い品目それぞれについて数量を数える必要がある
在庫の推定(理想) •在庫は仕入によって増えて、販売によって減る •仕入と販売の数量を記録すれば現在の在庫量を計算できる • 廃棄・盗難などで誤差は出るが、全体に占める割合は大 きくないはずなので速報値としては充分
在庫の推定(現実) •「みかん 5kg」の在庫が2ケースあった •「みかん 5kg」を追加で4ケース仕入れた •「みかん」が100個売れた •10kg + 20kg −
100個 =
まとめ
まとめ •超重要な KPI を正確かつタイムリーに取得するだけでも既 に難しい •オペレーションまで含めてつくっていく必要がある •リアルワールドには強敵がゴロゴロいる • 「俺より強い奴に会いに行く」
Thank You!