Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Error Tracking for Logsを用いたバッチ処理のエラー監視
Search
Ryunosuke Iwai
October 25, 2023
Technology
2
1.4k
Error Tracking for Logsを用いたバッチ処理のエラー監視
@Datadog Japan Meetup 2023 Fall
https://datadog.connpass.com/event/296998/
Ryunosuke Iwai
October 25, 2023
Tweet
Share
More Decks by Ryunosuke Iwai
See All by Ryunosuke Iwai
2024/08/19 PEK Recap | データで振り返るPEK2024
rynsuke
2
210
バッチ処理のSLOをどう設計するか
rynsuke
10
1.3k
スタートアップにおける、チーム拡大を見据えたコンポーネント分割の取り組み
rynsuke
3
3.4k
Notionではじめるライフハックのススメ
rynsuke
17
1.3k
「Datadog入れてみたらAWSの料金が爆発した話」@ゆるSRE勉強会 #1
rynsuke
12
10k
LLM Meetup Tokyo #2 手続きを記憶するコマンド型エージェントの実装
rynsuke
3
3k
Other Decks in Technology
See All in Technology
iPadOS18でフローティングタブバーを解除してみた
sansantech
PRO
1
140
ABWGのRe:Cap!
hm5ug
1
120
今年一年で頑張ること / What I will do my best this year
pauli
1
220
embedパッケージを深掘りする / Deep Dive into embed Package in Go
task4233
1
210
AWSマルチアカウント統制環境のすゝめ / 20250115 Mitsutoshi Matsuo
shift_evolve
0
110
生成AI × 旅行 LLMを活用した旅行プラン生成・チャットボット
kominet_ava
0
160
JAWS-UG20250116_iOSアプリエンジニアがAWSreInventに行ってきた(真面目編)
totokit4
0
140
PaaSの歴史と、 アプリケーションプラットフォームのこれから
jacopen
7
1.4k
実践! ソフトウェアエンジニアリングの価値の計測 ── Effort、Output、Outcome、Impact
nomuson
0
2.1k
2025年に挑戦したいこと
molmolken
0
160
Copilotの力を実感!3ヶ月間の生成AI研修の試行錯誤&成功事例をご紹介。果たして得たものとは・・?
ktc_shiori
0
350
AWSの生成AIサービス Amazon Bedrock入門!(2025年1月版)
minorun365
PRO
7
470
Featured
See All Featured
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
3
240
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
RailsConf 2023
tenderlove
29
970
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
44
13k
Automating Front-end Workflow
addyosmani
1366
200k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
170
14k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
232
17k
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
222
9k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.4k
Code Review Best Practice
trishagee
65
17k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
67
4.5k
Transcript
Error Tracking for Logsを⽤いた バッチ処理のエラー監視 @Datadog Japan Meetup 2023 Fall
Cloudbase 株式会社 @ryuke
2022年4月 株式会社メルカリ Microservice Platform CI/CD Kubernetes / Github Actions 2023年1月
Cloudbase株式会社 Platform / SRE チーム Go / terraform / Datadog SNS https://twitter.com/i_ryuke Pokemon Sleep 6645-5328-5408 スイカを転がすゲーム ブーム 現職 前職 @ryuke 岩井 ⿓之介
None
システム構成
システム構成
スキャンワークフローをStep Functionsで実現 +
None
Datadog導⼊により達成できたこと • インテグレーションによりサービスの状態が⼀⽬でわかるように
Datadog導⼊により達成できたこと • CloudWatch Logsを使っていたが、ロググループごとにしかログを確認で きなかった → ログを横断的に確認できるように
⼀⽅で、⼤量のデータを処理するバッチジョブに対する監視の課題 • ⼤量のデータを処理する中で、どうしても⼀部のケースでエラーは発⽣する ◦ APIのレートリミットや権限不⾜、想定していないパターンのデータ、避けられ ないヌルポ • 個々のエラーは要対応ではあるが、寝ている⼈を毎回叩き起こすほどのものではない • 既存のソリューションはうまくフィットしない
◦ Step Functions インテグレーション: ジョブ単位の死活監視のみ ◦ APM: 処理がリクエストごとに分割されていることが前提
監視要件 1. 各エラーが何件、どんな頻度で発⽣しているのかを可視化したい 2. 新しいパターンのエラーが発⽣したときに通知したい 3. 各エラーを調査するのに⼗分なコンテキストが得られること
監視要件 1. 各エラーが何件、どんな頻度で発⽣しているのかを可視化したい 2. 新しいパターンのエラーが発⽣したときに通知したい 3. 各エラーを調査するのに⼗分なコンテキストが得られること → Error Tracking
for Logs がうまくハマった
Error Tracking for Logs
Datadog Error Tracking for Logs • APM / RUM にもError
Trackingはあったが、そのLogs版 • Datadog Logsを活⽤していれば、最⼩限のセットアップで使い始めること が可能 • 2022/11リリース • 2023/10時点でβ機能
セットアップ • 構造化ログのフィールドにエラースタックとメッセージを追加するだけ
1. 各エラーが何件、どんな頻度で発⽣しているのかを可視化したい • コンテキスト情報を元に⾃動でグルーピングしてくれる • それぞれの発⽣件数や頻度を可視化 • ステータスのトラッキング • regressionの検知
2. 新しいパターンのエラーが発⽣したときに通知したい • 新規に発⽣したイシューに対してのみ通知を発⾏することが可能 ◦ アラート疲れの防⽌ • もちろん、既存のものを通知することもできる
3. 各エラーを調査するのに⼗分なコンテキストが得られること • ログのフィールドとして好きな情報を⼊れられる • 該当のログに対してフィルタリングやグルーピングを⾏なってドリルダウンしながら調査し ていく体験が最⾼
達成できたこと ✅ 1. 各エラーが何件、どんな頻度で発⽣しているのかを可視化したい ✅ 2. 新しいパターンのエラーが発⽣したときに通知したい ✅ 3. 各エラーを調査するのに⼗分なコンテキストが得られること
まとめ • バッチ処理の監視に関して、全体に影響を与えないエラーの発⽣状況をう まくトラッキングしたいという課題があった • Error Tracking For Logsを活⽤することで以下を実現 ◦
エラーの⾃動グルーピングと発⽣状況の可視化 ◦ 新規パターンの通知 ◦ エラー調査のためのコンテキストの集約 • β版ではありますが、とても便利な機能なのでぜひ使ってみてください!
ク ラ ウ ド 運 ⽤ を 安 全 に