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SI-D案内資料_京都文教大学

 SI-D案内資料_京都文教大学

Ryoji Takeuchi

March 06, 2025
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  1. Agenda 01 プログラム概要 02 教育プログラムと資格認証 03 履修イメージ 04 プログラム受講のメリット 05

    担当教員メッセージ 06 Appendix Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide content and descriptions are owned by their creators.
  2. プログラム概要 01 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program.

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  3. プログラム概要 ソーシャル・イノベーション人材養成プログラムとは? 龍谷大学大学院政策学研究科、琉球大学大学院地域共創研究科、そして京都文教大学大学院の3大学院が連携し、次世代のソーシャルイノベーショ ン人材を育成するためのプログラムです。このプログラムでは、社会課題を多面的な視点から分析する力や、異なる領域の知見を統合し新たな価値 を創出する力を養います。持続可能な社会の発展に貢献できる人材を育成することを目指し、臨床心理学の知見を活かしながら、社会課題解決に向 けたイノベーションのプロセスやデザインを描けるイノベーション人材、そしてそのイノベーション人材を支援する心理専門家を育てていきます。 3大学院の連携による 教育体制 実社会の課題解決に 直結するプロジェクト

    心理専門職としての キャリアの幅が広がる 龍谷大学大学院政策学研究科、琉球大学大学院地域共 創研究科、本学の3大学院が連携し、それぞれの専門 性を活かした教育を提供。 政策学・地域共創研究の知見を取り入れ、社会課題に 対応できる心理専門職を育成。 学内外の専門家・地域企業と連携し、社会課題解決型 プロジェクトを実施。 課題の本質を捉え、対症療法にとどまらない革新的な 解決策の創出を目指す。 理論と実践を融合し、創造的かつ実効的な問題解決力 を養成。 政策学・地域共創研究の知見を取り入れ、心理職の枠 を超えた社会課題の解決力を養います。 行政・NPO・企業と連携した実践的な学びを通じ て、公共政策、社会企業、産業心理など多様な分野で 活躍できるスキルを身につけます。 プログラム受講後は、                             の資格認証を取得 「ソーシャル・イノベーション・デザイナー(SI-D) ※一般社団法人地域公共人材開発機構(COLPU)の認定資格 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide content and descriptions are owned by their creators.
  4. 教育プログラムと 資格認証 02 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D

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  5. 「ソーシャル・イノベーション・デザイナー(SI-D)」資格認証 ※一般社団法人地域公共人材開発機構(COLPU)の認定資格 ①基礎科目 ②キャップストーン科目 (CS科目) ③特別講義(COLPU提供) 3大学院合同のPBL型プログラム(通年)。 チームで現場巡検・実習を行い、実践的なソ ーシャル・イノベーションを提案。 行政・NPO・企業等と連携し、実課題の解

    決策を検討・提案。 ソーシャル・イノベーションに必要な理論・ 知識を学ぶ。 4領域(社会構造・社会課題/起業・マネジ メント/イノベーション・変革/全体)から 1科目以上を履修。 単位互換制度により、他大学院の科目も履修 可能。 資格認証機関(COLPU)提供の本プロ グラム特化講義。 16単位 (20ポイント) 必要単位数 教育プログラム 10単位(10ポイント) ①基礎科目 4単位(8ポイント) ②キャップストーン科目 (CS科目) 2単位(2ポイント) ③特別講義 一般財団法人地域公共人材開発機構(COLPU)が認証機関となり、「ソーシャル・イノベーション・デザイナー(SI-D)」の資格を取得可能。 「①基礎科目」「②キャップストーン科目」「③特別講義(COLPU提供)」の3科目において、必要ポイントを取得することが必要となる。 ※1ポイント=学習時間10時間 教育プログラムと資格認証 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide content and descriptions are owned by their creators.
  6. 【①基礎科目】 ソーシャル・イノベーションに必要な理論や知識を各大学院が提供 社会構造・社会課題 イノベーション・変革 起業・マネジメント 全体 (ソーシャル・イノベーション全般) 内容 京都文教大学受講生 対応科目 社会課題を発⾒・分析し、解決策を検討するための基礎知

    識(社会構造、対象者、政策、法律など)を学ぶ 「社会課題とメンタルケア」 ソーシャル・イノベーションの意義と定義、SI⼈材に求め られる要素の知識(システム・シンキング、 デザイン⼒、 クリティカル・シンキング、価値創造など)を学ぶ 「ソーシャル・イノベーションとキャリア支援」 経営・⼈材・ファイナンシング・プロジェクトの各マネジ メント⼒、統計分析、データサイエンス、IT やSNS、など のスキルを獲得する 「産業臨床心理学特論」(臨床心理学研究科必修科目) 「産業・組織心理学特論」(臨床心理学研究科選択科目) 国内外の先進事例の情報収集と分析を、現地訪問やケー ス・スタディも踏まえて行い、最先端のSIの知識や能⼒を 獲得する 「ソーシャル・イノベーション研究」 (龍谷大学大学院開講科目) ソーシャル・イノベーションの基礎を学ぶため、下記の4領域から1科目以上を受講。 また、単位互換制度により、他大学院の対象科目も受講・単位取得が可能。 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide content and descriptions are owned by their creators.
  7. 企業・組織におけるメンタルケアの重要性を理解し、心理学的アプローチを活用した課題解決の方法を学びます。 心理学・経営・法律など多角的な視点から、現代社会におけるメンタルヘルスの課題に取り組む実践的なスキルを習得します。 No タイトル 講師 日程 概要 1 企業研究基礎論 柏木裕之

    4/12(土) 企業を理解するために、成り立ち、組織風土、経営などについて概説する。企業における今日の経営課題について解説する。 2 中小企業研究基礎論 藤村正弘 4/26(土) 大企業と異なる特徴を持つ中小企業の現状と、激変する環境の下で中小企業が抱える今日的課題を解説する。 3 コーチング論 川畑直人 5/17(土) コーチングを心理療法と連続体で考えるExecutive Coachingの考え方をもとに、演習を交えながら実践の在り方を学んでいただく。 4 信頼の育み方 大橋良枝 5/31(土) コミュニケーションをどうとったらよいか分からない同僚や部下を前に、感情的になったり相手を避けてしまうことも少なくない。本講 義では、関わりにくさを感じる相手との信頼をいかに育むか、理論と実践の両面から学習する。 5 裁判事例にみる メンタルヘルスの法律問題 小野裕樹 6/14(土) 職場におけるメンタルヘルス不調者に対する処遇はどのようにあるべきか、使用者の責任はどのような場合に問われるのか等の法律問題 について、裁判事例をもとに解説する。 6 認知行動療法 正木大貴 6/28(土) 認知行動療法の基本理論を概説したうえで、実際にセルフモニタリングやロールプレイの経験を通じて、アセスメントの技法について学 ぶ。 7 心身相関と ストレスマネジメント 濱野清志 7/12(土) 東洋の伝統的身体技法を用いて心の健康管理、ストレスマネジメントに不可欠な身心相関について体験的に考える。 【①基礎科目】京都文教大学の開講科目 「社会課題とメンタルケア(2025年度前期)」 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide content and descriptions are owned by their creators.
  8. 組織・キャリア・メンタルヘルスの視点から、ソーシャル・イノベーションを実現するための知識とスキルを学びます。 心理学・産業医学・経営学など、多角的なアプローチを取り入れ、キャリア支援と組織開発の実践力を養成します。 No タイトル 講師 日程 概要 1 経営学基礎論 中森孝文

    9/27(土) 組織運営に役立つ経営学の基本的知識を修得する。特に価値観の違いの克服や社員のやる気の向上、職場の心理的安全性と経済不合理との関係 について理解を深める。 2 産業心身医学 山本和美 10/11(土) 職場におけるストレス関連疾患の心身医学的理解およびマインドフルネスなど心身両面からのアプローチを学ぶ。 3 キャリアデザイン論 宮城まり子 10/25(土) メンタルとキャリアは非常に関係性が深く、キャリアデザインはキャリア戦略でもある。環境変化が激しい現在、どのようにキャリアは形成さ れるのかについて考える。 4 組織心理コンサルテーションの技術 松本寿弥 11/15(土) 組織で生じる様々な問題に対して、心理的な観点からコンサルテーションを行っていくための基本的な技術について、演習を含めながら解説す る。 5 若手社員のキャリアとメンタルヘルス 大庭さよ 11/22(土) 若手社員が元気で働き成長していくためにはどのようにしたらよいか、キャリアとメンタルヘルスの観点からデータや事例をもとに解説する。 6 エグゼクティブ・カウンセリング論 市川佳居 12/13(土) 経営トップに対するカウンセリングに必要となる知識技術を解説する。 7 産業領域における 高次脳機能障害者—脳の使い方 中島恵子 1/10(土) 働く人の人生の不測の事態である病気や事故などが原因で起こる高次脳機能障害の理解を深め、どのような復職支援が可能か、神経心理学の視 点から解説する。 【①基礎科目】京都文教大学の開講科目 「ソーシャル・イノベーションとキャリア支援(2025年度後期)」 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide content and descriptions are owned by their creators.
  9. 本科目の狙い キャップストーン科目とは? 【②キャップストーン科目 (CS科目)】 3大学院が合同で開講するPBL型(課題解決型学習)の通年科目 1年間かけて、大学院を超えたチームで現場調査や実習を行い、ソーシャル・イノベーションの実践的な提案を行う科目。 受講生の関心テーマに沿って3大学院混合チーム(3人以上)を編成 地域課題を学び、知見を共有・融合 行政・NPO・企業などのフィールドパートナーから実課題を提供され、解決策を提案 より実践的な学びのため、前期・後期に現地訪問を実施

    ①地域課題が生じる社会構造の理解 ②多様な分野の視点からの分析力の養成 ③地域や地域の社会課題の中からポテンシャルを見抜く洞察力を養成 ④内部環境や外部環境を分析・組合せて、新しい価値を創造する力の涵養 ⑤実現可能性を高める方法に関する理解 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide content and descriptions are owned by their creators.
  10. <第1回> インストラクション インストラクション 最終案への フィードバック内容の 反映 資料作成 排除する問題 社会前提の特定 問題の明確化

    ・資料、文献調査 ・調査、分析視座 ・調査、分析方法の検討 ・調査実施、分析 <第2-13回> 社会構造の根底からの理解 <第14-25回> オルタナティブの 構想・経営企画 <第26-28回> 解決案の提示と フォードバック <第28-29回> 最終案の作成と提案 最終回プレゼン 資料作成 最終報告書の 協力団体への提出 チーム編成 テーマ決定 既存社会相対比 ・前提、比較、歴史 ・まとめ 事業成立条件と 達成手段の明確化 ・ビジネスモデルの作成 ・コスト構造 ・事業計画と収益予測 ・ネットワーク活用 ・資源調達 持続可能な戦略と 事業計画の選定、作成 フィードバック内容の 確認 協力団体への プレゼン <第30回> 最終報告会 振り返りレポート 【②キャップストーン科目 (CS科目)】 1年間をかけてソーシャル・イノベーションの実践的な提案を行う Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide content and descriptions are owned by their creators.
  11. 履修イメージ 03 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program.

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  12. 月 火 水 木 金 土 1 講義 心理実習 2

    3 ゼミ 【SI-D基礎科目】 前期:「社会構造とメンタルケア」 後期:「ソーシャル・イノベーションと キャリア支援」 4 SV/スーパービジョン インテークカンフ ァ 講義 5 講義 講義 ケースカンファ 6 【SI-D基礎科目】 (前期隔週) 「ソーシャル・イノベーション」研究 講義 7 通常授業 SI-D科目 SI-D履修の週次スケジュールイメージ 1年次の場合 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide content and descriptions are owned by their creators. Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. (変更の可能性あり)
  13. SI-D履修の週次スケジュールイメージ 月 火 水 木 金 土 1 講義 心理実習

    2 ケース 3 ゼミ 【SI-Dキャップストーン】 4 SV/スーパービジョン インテークカンファ 5 ケースカンファ 6 ケース ケース 7 そ の 他 【特別講義(COLPU提供)】 ▪コマ数 前期:15コマ/後期:15コマ 合計:30コマ 通常授業 SI-D科目 2年次の場合 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. (変更の可能性あり) Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program.
  14. プログラム受講の メリット 04 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D

    Program. All slide content and descriptions are owned by their creators.
  15. プログラム受講のメリット 地域を超えた「交流」 領域を超えた「学び」 可能性広がる「進路先」 政策学(龍谷大学大学院)・地域共創(琉球大学大学 院)など、異なる専門分野の知識を身につけることが できる。 企業・行政・地域団体との協働プロジェクトを通じ、 心理専門職としての枠を超えた実践的な課題解決スキ ルを習得できる。

    ソーシャル・イノベーションを推進する多様な組織と のネットワークを構築し、キャリアの可能性を広げる ことができる。 京都と沖縄という異なる地域が抱える社会課題を学 び、現場での課題解決に取り組むことができる。 3大学院合同のプロジェクトを通じ、地域ごとの特性 を活かしたアプローチを実現。 京都↔︎ 沖縄間の移動補助も予定されており、現地での 学びを深めることができる。 グローバル企業・地元密着企業・行政機関・ NPOなど、ソーシャル・イノベーションを実践 する多様な組織での活躍が期待される。 実際に企業の担当者から「ビジネスに臨床心理 学のスキルを活用できる」「SI-Dに期待してい る」といった声が寄せられており、実務への適 用が期待される。 これまで心理専門職の進出が難しかった産業領 域へのキャリアパスを開拓し、心理学の専門性 を活かした新たな職域にチャレンジできる。 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide content and descriptions are owned by their creators.
  16. 担当教員メッセージ 05 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program.

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  17. メッセージ グローバル化したこの現代社会、地球上の隅々まで、すでに一定 の価値が行き渡り、共有されたかのような社会に私たちは生きて います。裏を返せば、この世界は、どうあがいても、すでにきま った尺度によって互いの価値が測られ、比較される、きわめて閉 塞した世界なのです。この時代の空気感を突破していくには、従 来の社会的価値を跳び越える新たな価値の創造が求められます。 私たち京都文教大学臨床心理学研究科は、現代人の心の問題と取 り組むなか、既成の価値観にとらわれず、それぞれの人が持つ独 自の価値を見出すことをその課題の一つとしてきました。そし

    て、この取り組みはそのまま、この社会を真に創造的に生きるた めに現代人に求められる力を育てることにかかわります。 新たな社会的価値を生み出す力を育てるこのソーシャル・イノベ ーション人材養成プログラムに私たちの経験を大いに生かしてい きたいと考えています。 厚生労働省より「労働者の心の健康の保持増進のための指針」が公表さ れるなど、職場におけるメンタルヘルス対策に関心が高まっています。 多くの企業が働く人の心の問題を課題と認識しています。京都文教大学 産業メンタルヘルス研究所は、このような社会課題に対して、職場のメ ンタルヘルスに関する調査研究を行い、職場で活用できるプログラムを 開発・提供し、さらに職場を支援する臨床心理士・公認心理師をはじ め、産業カウンセラー、産業医、産業看護職などの専門家が職種の違い を越えて研鑽し合える場として活動しています。 産業メンタルヘルスの知識・技術は、今まさに困難を抱えている人をサ ポートするためだけでなく、企業の経営者、組織の運営に関わる人な ど、未来を見据えて働くすべての人に活かしていただけるものです。当 研究所では、職場におけるメンタルヘルスとストレスマネージメントに ついて、企業・行政の皆様とともにさまざまな取り組みを行っていま す。また大学院教育の中では職場のメンタルヘルス対策に貢献する高度 専門職業人の育成にも取り組んでいます。 本研究所のこれまでの知見を、ソーシャル・イノベーション人材養成プ ログラムに活かしていきたいと考えております。 学問の発展、技術の革新、こうした展開のスピード感には目を見 張るものがありますが、社会における様々な課題はますます山積 しております。こうした課題の原因や問題維持の力動は複雑化し ており、学際的かつ実践的な取り組みが必要となってきているの は明白です。 学問には、現実の中に起きている問題を特定し、取り上げ、分析 する力があります。そして、京都文教大学が伝統的に培ってきた 臨床教育には、「人」と深くつながり、分かりあう臨床知があり ます。 是非一緒に、机上の空論、空想や仮定の世界にとどまらない、真 の社会、組織、人との出会いの中にある社会革新を目指しましょ う。共に学び研究できるのを楽しみにしています。 濱野 清志 京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 研究科長 中島 恵子 大橋 良枝 京都文教大学 産業メンタルヘルス研究所 研究所⻑ 京都文教大学大学院 臨床心理学研究科 教授 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide content and descriptions are owned by their creators.
  18. Appendix 06 Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program.

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  19. Copyright © 2025 Kyoto Bunkyo University SI-D Program. All slide

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