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September 10, 2026
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GoCon2026 - Open Source, Open World
GoCon 2026 - keynote
sanposhiho
September 10, 2026
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Transcript
Open Source, Open World Kensei Nakada (@sanposhiho)
Slido 発表中でもいいので いつでも質問入れてください!
👋 Kensei Nakada (@sanposhiho) • Software Engineer • Kubernetes SIG-Scheduling
Chair / Tech Lead
👋 Kensei Nakada (@sanposhiho) • Software Engineer • Kubernetes SIG-Scheduling
Chair / Tech Lead ▪ 2021年から始めて5年以上趣味で貢献
• • 5年のOSS活動によって僕はかなり遠くに来た • OSSは継続が難しい ◦ (仕事以外で)数年単位で続けてくれる人は稀 • OSSを始める方法ではなく、続けてきた理由の話 ◦
なぜ僕は、仕事でもないOSSを5年以上続けられたのか?
� � 2018
• 石と川しか無い県で育つ。 � � 2018 ▪ 家にパソコンがあるわけがない ▪ i pod
touchを持ってたらヒーロー
• 石と川しか無い県で育つ。 � � ▪ 家にパソコンがあるわけがない ▪ i pod touchを持ってたらヒーロー
• 大学で京都へ ▪ 総合的な人間を目指す ▪ 生協でmacbook air購入、スタバでmacbookの夢を叶える ▪ 授業で初めてのぷろぐらみんぐ 2018
• 石と川しか無い県で育つ。 � � ▪ 家にパソコンがあるわけがない ▪ i pod touchを持ってたらヒーロー
• 大学で京都へ ▪ 総合的な人間を目指す ▪ 生協でmacbook air購入、スタバでmacbookの夢を叶える ▪ 授業で初めてのぷろぐらみんぐ • 刺激ジャンキー ▪ インターン、ハッカソン、自作アプリ、OSS、 コミュニティ運営、CTF / Hack the Box、etc 2018
• 石と川しか無い県で育つ。 � � ▪ 家にパソコンがあるわけがない ▪ i pod touchを持ってたらヒーロー
• 大学で京都へ ▪ 総合的な人間を目指す ▪ 生協でmacbook air購入、スタバでmacbookの夢を叶える ▪ 授業で初めてのぷろぐらみんぐ • 刺激ジャンキー ▪ インターン、ハッカソン、自作アプリ、OSS、 2018 コミュニティ運営、CTF / Hack the Box、etc ▪ OSSはやれることの振り幅が大きい!
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OSSって割と孤独 • AIなんてものは 🈚 / 知り合い 🈚 / 英語力 🈚
(そして日本人少) ◦ 実装理解に詰まっても聞ける人がいない ◦ 海外maintainerに英語質問凸する胆力 🈚 ◦ コミュニティミーティングの議論を理解する英語力 🈚 • 頑張って小さいPR出してもreviewersは忙しい ◦ 小さなPRは見逃されがち
Google Summer of Code
• Projectの提案を出す必要がある ▪ 「Kubernetesってなんかでかいやんね」 ▪ でかいOSSにcontributeしたかった • Kubernetes Schedulerの勉強 ▪
コロナ禍で時間だけはあった • ちなみに給料(奨学金)も出る。 ▪ メンテナに教えてもらえつつ、お金ももらえるってどう いうこと...? ▪ さらに結構良い金額
Google Summer of Code • 相変わらず英語が喋れない、読み書きも得意ではない ◦ GSoCのメンターとの1 on 1マジで会話にならない
Google Summer of Code • 相変わらず英語が喋れない、読み書きも得意ではない ◦ • • GSoCのメンターとの1
on 1マジで会話にならない ただ何とか無事完遂 ◦ メンターが根気よくアドバイスをくれる ◦ 後にお世話になるSIG Leads達とも知り合う なんとなく仲間に加わった気分になる ◦ 色々と心理的なハードルが下がる
Google Summer of Code • 相変わらず英語が喋れない、読み書きも得意ではない ◦ • • GSoCのメンター
との1 on 1マジで会話にならない ただ何とか無事完遂 ◦ メンターが根気よくアドバイスをくれる ◦ 後にお世話になる SIG Leads達とも知り合う なんとなく仲間に加わった気分になる ◦ 色々と心理的なハードルが下がる
• 英語喋れる様になりたくなった ▪ 英語を話すことができる会社を新卒に選ぶ ▪ 自動で英語が喋れるようになるわけではない ▪ ただ、苦手意識はなくなる • 「Kubernetes
…おもろいやん」 ▪ Backendのチームから Platformチームに移動する • OSSはなんとなく趣味で続ける ▪ なんとなく 楽しんでいた ▪ 相変わらずのコロナ禍
趣味としての OSS • 週末の僕「実装!PR!実装!PR!」 ◦ 実装を一度掴めると、一気に取り組める課題が増える ◦ Leadsとコミュニケーションを取りながら大きな機能の実装を進める • Ladder:
Member -> Reviewer -> Approver -> Lead • Kubecon参加/登壇 (maintainer session)
趣味としての OSS • 週末の僕「実装!PR!実装!PR!」 ◦ 実装を一度掴めると、一気に取り組める課題が増える ◦ 自分が作った機能の公式ブログ記事を書く ◦ 会社で使いたかった機能を自分でKubernetesに実装
• Ladder: Member -> Reviewer -> Approver • Kubecon登壇 (maintainer session)
趣味としての OSS • 週末の僕「実装!PR!実装!PR!」 ◦ 実装を一度掴めると、一気に取り組める課題が増える ◦ 自分が作った機能の公式ブログ記事を書く ◦ 会社で使いたかった機能を自分でKubernetesに実装
• Ladder: Member -> Reviewer -> Approver • Kubecon登壇 (maintainer session)
趣味としての OSS • 週末の僕「実装!PR!実装!PR!」 • Ladder: Member -> Reviewer ->
Approver -> Lead ◦ 貢献を重ねた上で、Leadsに推薦してもらう ◦ やれること/責務の変化: 実装→レビュー・議論 • Kubecon参加/登壇 (maintainer session)
趣味としての OSS • 週末の僕「実装!PR!実装!PR!」 • Ladder: Member -> Reviewer ->
Approver -> Lead • Kubecon参加/登壇 (maintainer session) ◦ 2022 デトロイト → 2025 アトランタ。NAは毎年参加 ◦ 今となっては慣れ切ったけど、最初は超緊張 ◦ アイコンしか知らなかった世界のmaintainer達と直接会って ビールを交わす
趣味としての OSS • 週末の僕「実装!PR!実装!PR!」 • Ladder: Member -> Reviewer ->
Approver • Kubecon登壇 (maintainer session) ◦ 2022 デトロイト → 2025 アトランタ。NAは毎年参加 ◦ 今となっては慣れ切ったけど、最初は超緊張 ◦ 世界のmaintainer達と直接会う。ビールを交わす ◦ Contributor Awardを貰う x 2
趣味としての OSS • 週末の僕「実装!PR!実装!PR!」 • Ladder: Member -> Reviewer ->
Approver • Kubecon登壇 (maintainer session) ◦ 2022 デトロイト → 2025 アトランタ。NAは毎年参加 ◦ 今となっては慣れ切ったけど、最初は超緊張 ◦ 世界のmaintainer達と直接会う。ビールを交わす ◦ Contributor Awardを貰う x 2
趣味としての OSS ・・・
趣味としての OSS ・・・ なんで僕はこれを5年以上もやってるんだ?
• 英語喋れる様になりたくなった ▪ 英語を話すことができる会社を新卒に選ぶ ▪ 自動で英語が喋れるようになるわけではない ▪ ただ、苦手意識はなくなる • 「Kubernetes
…おもろいやん」 ▪ Backendのチームから Platformチームに移動する • OSSはなんとなく 趣味で続ける ▪ なんとなく 楽しんでいた ▪ 相変わらずのコロナ禍
自分のモチベを理解する 「OSSやってる人カッケー」-> 何がかっこいいのか • OSSをやっている人の技術力の高さ/知識量がかっこいいのか? • 英語で世界のエンジニアと議論するのがかっこいいのか? • 「この機能、俺が作ったやんね?」がかっこいいのか? •
世界的なカンファレンスに登壇しまくって有名になりたいのか?
OSSを長く続ける OSSを続ける合理的な価値/理由 とは何か • OSSは自分の時間を使用する無償の労働 である。その労働に見 合う価値をどこに見出すか • 自分の実績や知識/経験になる?キャリアに活用する? 仲間との繋がり?GitHub
Sponsor等でお金をもらう? OSSからビジネスに繋げる?自分が使うツールなので見返りはい らない?
OSSを長く続ける OSSを続ける合理的な価値/理由 とは何か • OSSは自分の時間を使用する無償の労働 である。その労働に見 合う価値をどこに見出すか • 自分の実績や知識/経験になる?キャリアに活用する? 仲間との繋がり?
GitHub Sponsor等でお金をもらう?OSSから ビジネスに繋げる?自分が使うツールなので見返りはいらない?
OSSって割と孤独
OSSって割と孤独 OSSの向こう側には“人”がいる
OSSって割と孤独 OSSの向こう側には“人”がいる • 孤独だったのは僕が誰にも話しかけなかったから ◦ First contributorでも積極的にDMしてくる人もいる
OSSって割と孤独 OSSの向こう側には“人”がいる • 孤独だったのは僕が誰にも話しかけなかったから ◦ First contributorでも積極的にDMしてくる人もいる • OSSへの貢献は一人では完結しない ◦
ユーザーからの機能リクエスト、ユースケースの提供、bug報告.. ◦ Issue/KEPでの議論 -> PR review ◦ チームミーティング、チームとしての優先順位の議論
OSSって割と孤独 OSSの向こう側には“人”がいる • 孤独だったのは僕が誰にも話しかけなかったから ◦ First contributorでも積極的にDMしてくる人もいる • OSSへの貢献は一人では完結しない ◦
ユーザーからの機能リクエスト、ユースケースの提供、bug報告.. ◦ Issue/KEPでの議論 -> PR review ◦ チームミーティング、チームとしての優先順位の議論 • カンファレンスにおける交流/議論
Open source, open world • 自分のスキルは本を読んでも伸ばせるかもしれない • 経験は自分の会社でも培えるかもしれない • 副業をしたほうが金銭的には稼げるかもしれない
Open source, open world • 自分のスキルは本を読んでも伸ばせるかもしれない • 経験は自分の会社でも培えるかもしれない • 副業をしたほうが金銭的には稼げるかもしれない
• OSS貢献は会社も国も文化も考え方も異なる仲間をもたらす • そしてその仲間があなたの世界を広げる
仲間があなたの世界を広げる • 英語力0の僕をやり通してくれたGSoCのメンター • 僕のことを信頼して、チャンスをくれた前Leads ◦ 沢山チャンスをくれて育ててもらった前Leadsに本当に感謝 ◦ KEPを任せてくれたり、Reviewer/Approvor/Leadへの推薦 •
カンファレンス登壇 ◦ 知り合い繋がりでKubecon以外の海外のイベントにも登壇 • キャリアにおける転機 ◦ 2回の海外企業転職。どちらもOSSでの繋がりがきっかけ
仲間があなたの世界を広げる • 英語力0の僕をやり通してくれたGSoCのメンター • 僕のことを信頼して、チャンスをくれた前Leads た い て っ わ
関 が 間 仲 も つ い ◦ KEPを任せてくれたり、Reviewer/Approvor/Leadへの推薦 は に 振り返ると転機 ◦ 沢山チャンスをくれて育ててもらった前Leadsに本当に感謝 • カンファレンス登壇 ◦ 知り合い繋がりでKubecon以外の海外のイベントにも登壇 • キャリアにおける転機 ◦ 2回の海外企業転職。どちらもOSSでの繋がりがきっかけ
Go Far, Go Together • OSSによって通常起こり得なかった出会い/仲間が 生まれる • (僕的には)それがOSSにおける1番ユニークな価値 •
多くの出会いと仲間が僕を成長させ、キャリアのきっかけとなる
Go Far, Go Together • OSSによって通常起こり得なかった出会い/仲間が 生まれる • (僕的には)それがOSSにおける1番ユニークな価値 •
多くの出会いと仲間が僕を成長させ、キャリアのきっかけとなる • Go Far Go Together - 出会いがあなたを一人では辿り着けな かった予想外の場所に連れていく
Go Far, Go Together • コミュニティ によって通常起こり得なかった出会い/仲間が生ま れる • (僕的には)それがコミュニティ
における1番ユニークな価値 • 多くの出会いと仲間が僕を成長させ、キャリアのきっかけ となる • Go Far Go Together - 出会いがあなたを一人では辿り着 けなかった予想外の場所に連れていく
Go Far, Go Together! ここでの出会いと交流を大切に、Go Con楽しんでください!
注 • 文字数等の関係上OSSへの貢献活動を「OSS」と表現 • 文脈上わかると思うが、後半はすべて僕のKubernetesにおける経験を 元に説明しており、人には人のOSS事情がある ◦ OSSによっては状況が100%異なる ◦ 例えばKubernetesのような大きな会社からたくさんフルタイム
contributorsが出ているOSSと、個人が所有しているOSSだと雰囲 気が100%異なる