Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
あらためて、最近の kintoneは難しくなったのか
Search
Shotaro Matsuda
December 10, 2022
Business
0
370
あらためて、最近の kintoneは難しくなったのか
2022/12/09に開催された、kintone Café 広島 Vol.21でお話したスライドです。
Shotaro Matsuda
December 10, 2022
Tweet
Share
More Decks by Shotaro Matsuda
See All by Shotaro Matsuda
kintone導入で忘れがちな〇〇/kintone Café 山梨 Vol.01
shokun1108
1
130
kintoneでランダム取得を作ってみた(imoniCamp 2022-07-27)
shokun1108
0
1.5k
ハンズオン(だけ)では kintoneカスタマイズは できるようにならない!〜ドシキンカス的 kintoneカスタマイズの学び方
shokun1108
0
540
今、あらためて考える オンラインとの向き合い方(kintone Caféオンラインの可能性を求めて)
shokun1108
1
140
kintone Café東京 Vol.10 LT「2020年はkintoneの関数がアツい!」
shokun1108
0
200
ゴチャまぜ企画プリント編 / kintone Café JAPAN 2019
shokun1108
0
3.8k
kintone hack NIGHT 2019 本選会「ド素人が始めたkintoneカスタマイズ 今すぐ使えるkintoneハック」〜 kTools 発表!
shokun1108
0
170
LT- kintoneのコミュニケーション機能に注目しよう / kintone Café 東京 Vol.8 @多摩
shokun1108
0
170
kintone devCamp 2019 懇親会LT~ kintoneカスタマイズ愛×ドシキンカス
shokun1108
0
170
Other Decks in Business
See All in Business
Management Workflow
dskst
2
340
株式会社D2C ID 会社案内 / recruit
d2cid
2
4.4k
ソーシング・ブラザーズ株式会社|会社説明資料
sbro
0
700
Gemini CLI ハンズアウト
mickey_kubo
3
320
私が変えてきたこと、変えなかったこと
akatsuki174
2
320
Platform Engineering done well: innovation, efficiency, market advantage - Matthew Skelton - ProductTank Auckland
matthewskelton
PRO
0
320
Introduction of Elastic Infra Inc.
elasticinfra
0
690
20250613_CMC_2025_A3
hideki_ojima
0
500
OpenBridge株式会社 会社紹介資料 / We are hiring
openbridge
0
270
大AI時代を長く活躍するための 「コンフォート・ゾーン」の新解釈
mkitahara01985
0
900
【2025年度】大会協賛提案書
jusdl
0
310
ベタートラップと夏
mosa_siru
8
3.3k
Featured
See All Featured
Building an army of robots
kneath
306
45k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
29
1.8k
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
790
250k
Scaling GitHub
holman
459
140k
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
299
21k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
7
500
Java REST API Framework Comparison - PWX 2021
mraible
31
8.7k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
273
40k
The Illustrated Children's Guide to Kubernetes
chrisshort
48
50k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
107
19k
A Modern Web Designer's Workflow
chriscoyier
694
190k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
194
16k
Transcript
0 © 2022 Project Asunote あらためて、 今の kintoneは難しくなったのか プロジェクト・アスノート 松⽥
正太郎 kintone Café 広島 Vol.21 2022-12-09
1 © 2022 Project Asunote プロジェクト・アスノート代表 kintone認定 カイゼンマネジメントエキスパート 2022年
2 © 2022 Project Asunote ؔ
3 © 2022 Project Asunote ここ数年の⼤きな変化〜関数関連 • 2020年1⽉ IF, AND,
OR, NOT関数の追加 • 2020年1⽉ 計算式でドロップダウン/ラジオボタンの値を利⽤可能 • 2020年2⽉ ROUND, ROUNDUP, ROUNDDOWN関数の追加 • 2020年2⽉ 計算式⼊⼒欄の改善(エリア拡⼤、複数⾏・改⾏対応) • 2020年2⽉ YEN関数とDATE_FORMAT関数が計算式内でも利⽤可能 • 2020年6⽉ 計算式を⼊⼒するときに関数名を⼩⽂字で⼊⼒可能 • 2020年8⽉ フィールドコードを変更すると、計算式にも⾃動反映 • 2020年12⽉ CONTAINS関数の追加 • 2021年3⽉ 全⾓記号を⼊⼒した際に注意を促すメッセージを表⽰ • 2021年7⽉ DATE_FORMAT関数で1970年以前の⽇付/⽇時を利⽤可能に
4 © 2022 Project Asunote IF関数(条件分岐)が使えるように できるようになることの例 • 消費税の軽減税率対応(税率ごとの集計等) •
和暦を表⽰する • ⽇付またぎのある時刻間の計算 • 曜⽇の計算
5 © 2022 Project Asunote IF関数の基本構造 1. 「条件式」︓これは、ある条件が成⽴するかどうか、 すなわちTrue/Falseで表されるもの全部 2.
条件式が成⽴︓trueのときの処理内容 3. 条件式が不成⽴︓false のときの処理内容
6 © 2022 Project Asunote IF関数の条件式 「条件式」︓これは、ある条件が成⽴するかどうか、 すなわちTrue/Falseで表されるもの全部 1. ⽐較演算⼦を⽤いた式
左右の値を⽐較する演算式(=、<、>等) 値に使えるもの︓フィールドコード、数値、⽂字列、計算式 2. 結果がtrue/falseとなるkintone関数 AND、OR、NOT関数、CONTAINS関数
7 © 2022 Project Asunote IF関数の⼊れ⼦(ネスト)化 ⼊れ⼦にする場合の注意 1. 条件︓起こりうるパターンを全てカバーしているか 2.
順番︓頭から順に判定していくので注意が必要
8 © 2022 Project Asunote Ͱ͖Δ͜ͱ૿͖͕͑ͯͨ LJOUPOF͕͘͠ͳͬͨ 関数充実により発⽣する課題 1. ブラックボックス化(他の⼈、将来の⾃分)
2. 属⼈化(書いた⼈しかわからない 書いた⼈もわからない︖)
9 © 2022 Project Asunote kintoneの関数を使い倒すためのポイント ポイントを押さえたアプリは • あとから⾒たときに理解しやすい •
⾃分以外の⼈が⾒たときにも理解しやすい • 計算式のメンテナンスや修正がやりやすい じゃぁ使うな︖ではなく、『ちゃんと使えるようになろう』提案 属⼈化やブラックボックス化を防ぐためのポイントがあります
10 © 2022 Project Asunote 複雑な計算式を使いこなす4つのポイント 1. ⻑い計算式を書くときは、改⾏・スペース・インデントを 活⽤して、分かりやすく書く 2.
計算の途中段階を別フィールドに分割することで、計算式 のチェックや修正がしやすくなる 3. 計算式の内容や考え⽅、⽬的などの解説をラベルフィール ドに書いておく 4. 中間フィールドや解説ラベルが通常運⽤時に邪魔になる場 合は、グループフィールドに格納する
11 © 2022 Project Asunote σϞ
12 © 2022 Project Asunote σϞ
13 © 2022 Project Asunote σϞ
14 © 2022 Project Asunote σϞ
15 © 2022 Project Asunote εϖʔε
16 © 2022 Project Asunote ここ数年の⼤きな変化〜スペース関連 • 2021年10⽉ アプリ⼀覧に所属スペースを表⽰されるように •
2021年11⽉ アプリの所属スペースを変更可能に • 2021年11⽉ アプリを作成可能な場所を制限できる機能を追加 • 【スペースごとの設定】スペース内アプリを作成できるユーザーを「スペース管理者の み」に限定する設定 • 【kintone全体の設定】スペースに所属しないアプリの作成を禁⽌する設定 ΞϓϦͷҾͬӽࣗ͠༝Խʂ
17 © 2022 Project Asunote ポータル・スペースの活⽤例① ෦ॺɾۀʹΑΔεϖʔεΓ͚ ポータル 営業部 スペース
⼈事部 スペース 各種申請 スペース 〇〇プロジェクト スペース
18 © 2022 Project Asunote ポータル・スペースの活⽤例② ΞϓϦͷεςʔλεʹΑΔεϖʔεΓ͚ ポータル 営業部 スペース
⼈事部 スペース 使⽤しないアプリ スペース アプリ削除
19 © 2022 Project Asunote ͜Ε·ͰͰ͖ͳ͔ͬͨ͜ͱ͕ Ͱ͖ΔΑ͏ʹͳͬͨ アプリの所属スペース変更による変化 1. スペースの活⽤がより柔軟に⾏えるようになる
2. アプリの利⽤状況の変化によって、スペースを引っ越すという、 新しい運⽤の考え⽅ができるようになった
20 © 2022 Project Asunote 今回の教訓( kintone SIGNPOST) アプリは作ったら終わりではなく、 使い始めが、業務改善のスタート
毎⽉の kintoneアップデート情報 はひと通り確認しましょう︕ それにより、運⽤が改善されるこ ともあります。
21 © 2022 Project Asunote