AWS Summit Japan 2025 社内コミュニティによる企業文化創り ~MAWS-UGの挑戦とこれから~

AWS Summit Japan 2025におけるCommunity Stageの登壇資料です。
* 2025/6/26(木) 13:30-13:50
* AWS Summit Japan 2025@幕張メッセ
* Community Mini Stage

Transcript

1. ©Mitsubishi Electric Corporation 2 0 2 5 / 6 / 2 6 IoT・ライフソリューション新事業推進センター 小川 雄喜 社内コミュニティによる企業文化創り ～MAWS-UGの挑戦とこれから～ 2025/6/26(木) 13:30-13:50 AWS Summit Japan 2025@幕張メッセ Community Mini Stage
2. ©Mitsubishi Electric Corporation 2 自己紹介 • 主な仕事 • 共通プラットフォーム Linova、家電総合アプリMyMU • BizDevOps組織導入、クラウド人材育成 • Award • Community Builder 2025 – AI Engineering Category • Japan All AWS Certifications Engineers 2025 • Japan AWS Top Engineers 2025 • コミュニティ • 社内：MAWS-UG運営（関西支部も） • 社外：JAWS-UG関西運営、JAWS-UG京都運営 • 好きなAWSサービス • Amazon Q Developer
3. ©Mitsubishi Electric Corporation 3 • 三菱電機グループ内のAWSユーザーコミュニティ • Mitsubishi Electric AWS User Group • 2024年3月2日(土) 発足 • 国内最大級のAWSコミュニティイベント JAWS DAYS 2024 がきっかけ MAWS-UGとは？
4. ©Mitsubishi Electric Corporation 4 • 会社に属して、どこかの部門が管理しているわけではない • 技術部会とかCCoEではないよ！ • 活動範囲は有志なので、仕事としてやっているわけではない • ベンダーから対価をもらってやっているわけではない • AWSやSaaSから対価をもらって宣伝していない (No Sales!) • ただし、各社様からのご登壇などの活動協力はいただいている • 同じ価値観を持った情熱ある人が集まって活動 • モチベーションは好き×熱意×楽しいだけ！ ユーザーグループとは？
5. ©Mitsubishi Electric Corporation 5 社内交流サイトViva Engageにひたすら投稿！ 始めはTipsだけをシェアするだけの”場”だった AWSを使っている社内メンバー同士で 技術Tipsを共有できたら、良い感じかも！ これがコミュニティの始まりだったのじゃ・・・
6. ©Mitsubishi Electric Corporation 0 50 100 150 200 250 300 350 400 450 500 メンバー数 6 MAWS-UGの成長 立上期 成長準備期 成長期 MELCO DAYSで拡散 MELCO DAYSで re:Invent報告 MAWS-UG発足 •2024/4/23 MAWS-UG#1 •2024/5/29 MAWS-UG#2 •2024/7/31 MAWS-UG#3 •2024/11/26 MAWS-UG#4 •2025/1/30 関西MAWS-UG#2 •2024/10/25 関西MAWS-UG#1 •2025/2/17 MAWS-UG#5 •2025/3/3 MAWS-UG ASA ★2025/4/18 MELCO DAYS 6/26時点で５１０人 •2025/6/24 MAWS-UG#6
7. ©Mitsubishi Electric Corporation 7 MAWS過去最大規模 約80人が現地参加イベント • 社外お客様による外部登壇あり！ • 各製作所だけでなく、関係会社も含んだグループ横断なインプット/アウトプットの場！ 直近のイベント：Summit前日にMAWS-UG#6やります！ 時間 内容 登壇者 16：05～16：20 AWS Summit Japan を最大限に楽しむためのノウハウ 三菱電機メンバー 16：20～16：25 LT①生成AIを使って、いっぱい便利アプリを作ってみた 三菱電機メンバー 16：25～16：30 LT②AWS初心者のためのセキュリティ0.0.0.0/0の落とし穴 三菱電機メンバー 16：30～16：40 スポンサーLT① クラウドインテグレーション業務への生成AI適用の可能性検討 関係会社メンバー 16：40～17：00 外部登壇 F社 社外ご登壇者 17：00～17：20 外部登壇 A社 社外ご登壇者 17：40～17：45 LT③タイトル調整中 三菱電機メンバー 17：45～17：50 LT④推し生成AIツール、Amazon Q Developer CLI について紹介してみる 関係会社メンバー 17：50～17：55 LT⑤マルチAIエージェント、結構使えます 三菱電機・初登壇者！ 18：00～18：05 LT⑥「そこにAWSがあったから」 AWS、はじめました。 関係会社メンバー 18：05～18：10 LT⑦情熱駆動開発：推進力は“技術”じゃない。“コミュニティ”だった。 関係会社メンバー 18：10～18：15 LT⑧越境エンジニア～君も社外へ飛び出そう！～ 小川
8. ©Mitsubishi Electric Corporation 8 大切にしている価値観
9. ©Mitsubishi Electric Corporation 9 • 気軽にできる技術的な質問 • 周りにAWSをやっている人がいなく、相談できない・・・ • 周りのレベルが高すぎて、気軽に質問できない・・・ • 他場所/他事本/他社からの刺激 • AIコードエージェントに興味あるけど、周りはやっていないなー • AWS認定取ったけど、職場は認めてくれないな・・・ MAWS-UGが提供したいもの それは エンジニア同士の横の繋がり だ！ 困ったらMAWSのVivaEngageやTeamsで相談しよう！ 初心者的な質問～実際のエラーなど、有志メンバーが答えてくれるはず！ MAWSの中には全冠達成者、AWSからの表彰者も在席しています！ 皆さんが目指したいエンジニアのロールモデルも絶対にいるはず！
10. ©Mitsubishi Electric Corporation 10 MAWS-UGは どうやってできた？
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12. ©Mitsubishi Electric Corporation 12 自分が得た情報をもっと還元できないか？ 所属グループの雑談チャネルに投稿し続けるが・・・
13. ©Mitsubishi Electric Corporation 13 所属グループの雑談チャネルに投稿し続けるが・・・ 自分が得た情報をもっと還元できないか？ 提供する情報と提供先が一致していないのではないか？
14. ©Mitsubishi Electric Corporation 14 社内交流サイトViva Engageを活用してみる！ 適した提供先を探してみる AWSを使っている社内メンバー同士で 技術Tipsを共有できたら、良い感じかも！ これがコミュニティの始まりだったのじゃ・・・
15. ©Mitsubishi Electric Corporation 15 しかし状況は前と変わらない・・・ Viva Engageに投稿し続けるが・・・ 提供する情報と提供先はあっているはず・・・ まだまだ参加者が集めきれていないだけなはず
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17. ©Mitsubishi Electric Corporation 17 社内限定イベント GameDay優勝！ 早速Viva Engageを使ってコミュニティの宣伝！
18. ©Mitsubishi Electric Corporation 18 しかし状況は前と変わらない・・・（2回目） Viva Engageに投稿し続けるが・・・ 提供する情報と提供先はあっているはず・・・ メンバーも増えてきている・・・ 何か重要なピースが欠けているはず・・・
19. ©Mitsubishi Electric Corporation 19 そう！仲間だ！
20. ©Mitsubishi Electric Corporation 20 仲間を集めるには、仲間を求めて集まる場所へ re:Invent 2023事前交流会 AWS MELCO Days
21. ©Mitsubishi Electric Corporation 21
22. ©Mitsubishi Electric Corporation 22 これで状況が変わった！ もう独りぼっちじゃない！
23. ©Mitsubishi Electric Corporation 23 コミュニティのその先へ
24. ©Mitsubishi Electric Corporation 24 • 3つのレイヤー • 職場/業務：成果コミット、限定的知識、成長サ ポート厚い（体系化、ガバナンス） • 社外コミュニティ：インプット/アウトプットが自由、 知識の海、成長サポート無 • 社内コミュニティ：両者良いとこどりを目指す • コミュニティを通じて • 自己成長：アウトプットによる知識の整理＆定着、 技術バックボーン確立 • 情報収集：最新情報収集、先行事例、フランクな技 術相談 • キャリア俯瞰：自身の強み/弱み、ロールモデルの 発見、キャリアチェンジ コミュニティのメリット 職場・業務 社内コミュニティ 社外コミュニティ 対外アピール （営業・人材獲得） 自己成長・ 情報収集 You
25. ©Mitsubishi Electric Corporation 25 自身の所属部門（24年度約100名）はAWSスキルが劇的に向上！ もちろんコミュニティは組織にも還元している！ コミュニティの雰囲気・熱量を職場に流すことで、 高スキル・高モチベーション・高エンゲージメントな職場になる！ 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 0 5 10 15 20 25 30 35 40 45 各月取得数 累積AWS認定数 AWS認定 取得数推移 合計40
26. ©Mitsubishi Electric Corporation 26 ただし、コミュニティ文化を定着させるには時間がかかる 定義 組織の理念/価 値観を定義 施策 理念/価値観を 反映した施策 を実施 評価 理念/価値観に あった行動を 評価 人材 組織文化にあ る人材の採用 継続 効果を計測し て継続 一般的な組織での文化醸成ステップ 年単位での活動 と 上層部の巻き込み が必要！ 管理職を巻き込 んで、委員会の立 上げからやる 職務規定など所 内規定文書を新 規作成・改定 人事評価制度に 反映＆所員へ説 明が必要 中途採用/社内転 職の作成、などの 応募条件作成 組織KPIを定義し、 計測＆見える化 数カ月～半年 数カ月～1年 1年～数年 1年～数年 1年～数年
27. ©Mitsubishi Electric Corporation 27 本当に企業文化を変えたいなら、ボトムアップで変える！ • 文化変えるなら、その構成員が自らの意志で変わらなくてはダメ！ • 人は弱いので、強力なモチベーションがないと変化を維持できない！ だからこそ、会社はコミュニティをうまく使ってほしい！ 三菱電機グループ • AWS事例・事業紹介 • LT会、勉強会 • ロールモデル • JAM/GameDay 非会社組織化だが、互いに良い協調関係を築く • 製作所間の交流 • 技術部会 • スキルマップ • 社内コンペ イベントなどのサポート オウンドメディア露出 職場文化の醸成 社内教育の教育 エンジニアロールモデル
28. ©Mitsubishi Electric Corporation 28 最後にCommunity Builderとして・・・ 日程 イベント名 主催 2024/04/22 第1回Bedrock Claude Night JAWS-UG AI/ML支部 2024/09/26 AWS Innovate AWS 2024/05/29 第1回AgileKansaiMeetup T社様 2024/09/10 Serverless Meetup Osaka Serverlessコミュニティ 2024/10/09 CCoE パネルディスカッション SOMPOホールディングス 2024/10/11 JAWS Festa LT会 JAWS-UG 2024/10/12 JAWS Festa登壇 JAWS-UG 2024/10/29 生成AIユースケース創出 BootCamp AWS 2024/10/31 AWS生成AIハッカソン AWS 2025/02/05 Postman API Night Postman 日程 イベント名 主催 2025/04/16 AWS Community Builder Meetup大阪 AWS CBs Community 2025/04/17 関西CCoEパネルディスカッション 関西CCoE 2025/05/14 D社 x P社 他社コラボ AWS 2025/06/25 AWS生成AIハッカソン AWS 2025/06/26 AWS Summit Community Mini Stage AWS 2025/06/27 JaSST Kansai 2025 JaSST関西 2025/07/03 開発生産性カンファレンス Findy社様 2025/07/09 JAWS-UG京都 Summit re:Cap JAWS-UG京都 2025/07/18 E-JAWSクラウド人財分科会 E-JAWS分科会 2025/07/31 M社 x O社 異業種コラボ 各社3社 2025/09/xx C社登壇予定 C社様 2024年度：10件 2025年度：既に 11件 確定？ 2025年度はCommunity Builderとして、 2024年度の倍以上の社外登壇を目指したい！ できるなら、英語での登壇も目指したい！