Lock in $30 Savings on PRO—Offer Ends Soon! ⏳
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
【IoT-Tech Meetup #3】PoCの取り組みの基礎と、PoC実施ポイントの総まとめ
Search
SORACOM
PRO
July 21, 2023
Technology
0
1.2k
【IoT-Tech Meetup #3】PoCの取り組みの基礎と、PoC実施ポイントの総まとめ
2023年7月21日開催『
IoT-Tech Meetup 第3回【PoCのアンチパターンと処方箋】
』で、ソラコム須田(kei)が発表した資料です。
SORACOM
PRO
July 21, 2023
Tweet
Share
More Decks by SORACOM
See All by SORACOM
Technical Writing Meetup vol.39
soracom
PRO
0
33
【SORACOM UG】SORACOM におけるユーザーコミュニティの重要性とこれから
soracom
PRO
2
320
AWS Lambda と Amazon SQS で「わかった気になれる」FreeRTOS 入門
soracom
PRO
2
450
IoT とは?IoTプラットフォーム「SORACOM」の役割
soracom
PRO
0
290
Technical Writing Meetup vol.35
soracom
PRO
2
230
AI でアップデートする既存テクノロジーと、クラウドエンジニアの生きる道
soracom
PRO
2
890
ロボットアームを遠隔制御の話 & LLMをつかったIoTの話もしたい
soracom
PRO
1
610
【SORACOM UG ビギナーズ】IoT とは?IoTプラットフォーム「SORACOM」の役割
soracom
PRO
1
480
時系列データ向け基盤モデル「Chronos (by Amazon.com)」で行う未来予測
soracom
PRO
1
3.9k
Other Decks in Technology
See All in Technology
50以上のマイクロサービスを支えるアプリケーションプラットフォームの設計・構築の後悔と進化 #CNDW2024 / regrets and evolution of application platform
toshi0607
5
630
実践/先取り「入門 Kubernetes Validating/Mutating Admission Policy」 / CloudNative Days Winter 2024
pfn
PRO
1
140
ご挨拶
iotcomjpadmin
0
310
2024年のAmazon Bedrockアップデート一挙おさらい 〜まだ間に合う! re:Invent直前までの重大ニュースを速習しよう〜
minorun365
PRO
3
160
Microsoft Ignite 2024 Update 2 - AIとIoT関連の最新情報をどこよりも早く!
iotcomjpadmin
0
300
RAMP2024
takeyukitamura
3
240
クルマのサブスクを Next.jsで内製化した経験とその1年後
kintotechdev
2
470
sre本読んだ感想
pisakun
0
170
ONNX推論クレートの比較と実装奮闘記
emergent
0
270
Will multimodal language processing change the world?
keio_smilab
PRO
2
260
Amazon CloudFrontを活用したゼロダウンタイム実現する安定的なデプロイメント / 20241129 Yoshiki Shinagawa
shift_evolve
0
130
メインテーマはKubernetes
nwiizo
2
330
Featured
See All Featured
RailsConf 2023
tenderlove
29
920
How To Stay Up To Date on Web Technology
chriscoyier
789
250k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
364
19k
Facilitating Awesome Meetings
lara
50
6.1k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
327
38k
Performance Is Good for Brains [We Love Speed 2024]
tammyeverts
6
470
The Invisible Side of Design
smashingmag
298
50k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
33
2.9k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
31
2.7k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
33
1.9k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
Designing Experiences People Love
moore
138
23k
Transcript
PoCのアンチパターンと処方箋 July. 21, 2023 IoT-Tech Meetup Vol.3 株式会社ソラコム シニアソリューションアーキテクト 須田
桂伍
本セッションでお話する範囲 企画 構想 PoC 本番導入 運用保守 パイロット運用
自己紹介 株式会社ソラコム / シニアソリューションアーキテクト 須田 桂伍 (すだ けいご) 経歴: •
エンタープライズシステムのエンジニア ◦ 基幹システム ◦ ストリームプロセッシング • プラットフォームサービスでのプロサービス BOOTHで配信しています! https://booth.pm/ja/items/4790293
PoCの役割 実現性評価のためのPoC ◦ アイデアや企画の実現性を評価するための役割 ◦ 実現性にはビジネス・業務、技術、運用、コストの4つの観点から評価が必要 学びと発見のPoC ◦ 準備や評価実施の過程で実際に⼿を動かしながら仕組みを理解できる役割 ◦
机上では気づけなかったポイントを発⾒でき、より深みのある設計につなげる 予算確保のためのPoC ◦ 本番導入に向けた予算を確保するための役割 ◦ 実機での計測ができるためより確度の高い見積のインプットを得られる PoCの基礎 PoCの基礎
フィージビリティスタディとPoC • フィージビリティスタディはアイデアに対する事前の実現性や実現手段の 調査であり、フィージビリティスタディで目星を付けた対象を具体的に評 価していくのがPoC • 事前のノックアウトファクターの洗い出しやあたりを付けるプロセス 検討している施策の 実現方式を調査する 調査した実現方式から
目星を付ける 目星を付けた実現方式を もとに施策の評価を進める フィージビリティスタディ PoC PoCの基礎
PoCの期間 年 日 週 月 四半期 時間 アウトプットへの 期待 洒落に
ならない ライン "検証" だったことを忘れちゃう → 失敗できなくなる 失敗するなら 1か月後より「明日」 PoCの基礎
論より動くもの PoCの基礎 • 机上の議論だけでは、各々が持つイメージが異なるために議論が発散 しやすくなり物事を前進させることが難しくなります。 • PoCではプロトタイプを作成することでアイデアを具体化し、実際に 見せることができ、本質的な議論への誘導ができます。 • 一方で、こうした動くものが早い段階であることで、視野が限定され
てしまう可能性もある点には注意が必要です。また、プロトタイプそ のもののレビューになってしまうこともよくある落とし穴です。 • フィードバック時にどういったフィードバックが欲しいのかを明示す ること、または最初はあえてペーパープロトタイピングのように自由 度を残した形で評価を進めるというのも効果的です。
PoCのステップ PoCの進め方 - 計画編 クローズ 次アクション 決定 結果整理 再評価 フィード
バック 評 価 準 備 計 画 評価期間中のフィードバックは定期的に実施する 評価しきれなかった項目、試行錯誤に時間がかかりそうな項目は一 度優先度を落とし他の評価項目を進めていく
PoC計画に含めたいアイテム No. 項目 説明 1 PoCの背景と目的 PoCを実施することになった背景と目的を明確にします 2 PoCの実施にあたっての制約事項 PoCを実施するにあたって既知の前提事項や制約事項を明確にします
3 PoCのスコープ 本PoCでの評価対象となるスコープを明確にします 4 やらないこと・やれないこと 本PoCのスコープ外であるもの、やらないことを明確にします 5 評価軸及び評価項目 評価にあたっての評価軸と具体的な評価項目を整理します 6 PoC評価時のシステム構成・開発対象 評価を進めるために必要となるシステムやプロトタイプを整理します 7 評価の実施環境 評価を実施するための場所を選定します 8 遵守すべきレギュレーションへの対応 評価にあたり必要なレギュレーション対応を明確にします 9 実施スケジュール PoC実施のスケジュールを作成します 10 体制 PoC実施にあたりステークホルダーを含む体制を確定します 11 タスクと担当者 評価実施に必要な準備作業を整理しアサインしていきます 情報 粒度 小 大 PoCの進め方 - 計画編
世界中のヒトとモノをつなげ 共鳴する社会へ