Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
AIキャラについての諸考察
Search
Sald ra
February 05, 2024
Programming
1
340
AIキャラについての諸考察
2024/01/22 AICU Creators Talk1 登壇資料
Sald ra
February 05, 2024
Tweet
Share
More Decks by Sald ra
See All by Sald ra
2024/12/05 AITuber本著者によるAIキャラクター入門 - AITuberの基礎からソフトウェア設計、失敗談まで
sr2mg4
2
860
2023/07/26 - AITuberコミュニティの 開放性と閉鎖性
sr2mg4
1
54
2023 AIAD忘年会LT 資料
sr2mg4
0
960
2023/09/23 「AIキャラクターの言動に深みを持たせる」
sr2mg4
2
1k
AIキャラクター開発の側面から見る 新機能実装・検証の高速化の必要性
sr2mg4
1
910
ローカルAITuber勢の現在地と未来
sr2mg4
0
490
Other Decks in Programming
See All in Programming
[SRE NEXT] 複雑なシステムにおけるUser Journey SLOの導入
yakenji
0
810
CIを整備してメンテナンスを生成AIに任せる
hazumirr
0
290
Quality Gates in the Age of Agentic Coding
helmedeiros
PRO
1
110
コーディングエージェント概観(2025/07)
itsuki_t88
0
440
[DevinMeetupTokyo2025] コード書かせないDevinの使い方
takumiyoshikawa
2
210
フロントエンドのパフォーマンスチューニング
koukimiura
6
2.3k
AI時代の『改訂新版 良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門』 / ai-good-code-bad-code
minodriven
24
10k
LLMは麻雀を知らなすぎるから俺が教育してやる
po3rin
2
1.2k
PHPUnitの限界をPlaywrightで補完するテストアプローチ
yuzneri
0
340
QA x AIエコシステム段階構築作戦
osu
0
210
The Evolution of Enterprise Java with Jakarta EE 11 and Beyond
ivargrimstad
0
530
Android 16KBページサイズ対応をはじめからていねいに
mine2424
0
730
Featured
See All Featured
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
53
2.9k
Faster Mobile Websites
deanohume
308
31k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
100
5.7k
How GitHub (no longer) Works
holman
314
140k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.4k
Writing Fast Ruby
sferik
628
62k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
160
23k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
246
12k
Navigating Team Friction
lara
187
15k
Being A Developer After 40
akosma
90
590k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
760
Dealing with People You Can't Stand - Big Design 2015
cassininazir
367
26k
Transcript
AIキャラについての諸考察 2024/01/22 AICU Creators Talk1 登壇資料
自己紹介 サルドラ(@Sald_ra) • 株式会社Pictoria所属 エンジニア • AITuber開発者 • 著作「AITuberを作ってみたら生成AIプログラミングがよくわかった件」 主催
• ローカルLLMに向き合う会 • あいちゅーばーわーるど • イベントいくつか 買ってください
AITuberの簡潔な紹介 AITuberは「AIによるYouTuber」 AIが話し、コメントを返し、歌う
そんなAITuber本書きました AITuberが題材のPython入門本 →「プログラムの入門サイトは終わらせたくらいの人が勉強するための」本 「YouTube配信」というゴールを目指してアプリケーションを作る
AITuber本から改変してくれた人がいる! AITuber本から、「音楽×AITuber」という形で派生したAITuberが誕生 自分の本をベースに 改変してデビューさせた方が結構いた →本だけだと物足りない そこからは自分との戦いになる ろてじん氏「DJ AITuber ラレリルナ」
AITuber本で書いたこと、書かなかったこと 書いたこと • AITuberの最短実装手法 • 各ソフトとの繋ぎ込み • 複雑な処理を用いないPythonでの実装 書かなかったこと •
複雑な機能の実装手法 • AIキャラクターにおける心の設計 • ローカルPCで完結させるAITuber実装方法
AITuber本で書いたこと、書かなかったこと 書いたこと • AITuberの最短実装手法 • 各ソフトとの繋ぎ込み • 複雑な処理を用いないPythonでの実装 書かなかったこと •
複雑な機能の実装手法 • AIキャラクターにおける心の設計 • ローカルPCで完結させるAITuber実装方法
AIキャラクター入門
「AIキャラクター」ってなんだ? AIキャラクターのイメージを考えてみる • 一緒に話してくれる • 自分のやりたいことを手伝ってくれる • 何かを教えてくれる… これらは「インターフェースとしてAIキャラが提供するもの」 もしかしてAIキャラはもっと根源を探れるんじゃないか?🤔
「AIキャラクター」ってなんだ? AIキャラクターは、実現方法にAIを用いた「キャラクター」 先にキャラクターの設定や思考をギリギリまで煮詰める手法もあるのでは
キャラクターの構成要素をきちんと考える キャラクターの定義ってどんなものがある? 西見さんの本の「個性」を参考にすると 「属性」「性格」「社会的立場」 • プロフィール的な物 • 何が好きで、何が嫌いで… • そのキャラクターはどんな役割に置かれているのか
逆にそれから解放されたキャラクターも作れるということでもある 皆さんはどう考えてAIキャラクターを作りますか?
キャラクターの構成要素をきちんと考える 自分の場合(日記生成) • 一日に行っていたこと • 唯一の交友関係である友人の行動の生成 • 行動に対する書き手の行動の生成 • 恋人の挙動
• 以上を含めた日記文の生成 これのうち、いくつかは他でも使いまわせるのでは🤔
キャラクターの構成要素をきちんと考える これからのAIキャラが大事になってきそうなところ • 統一規格があったら使いまわし楽そうだが… • どこまで汎用的な部分を「Core」とするか • どこからを「module」とするか • どうやってそれらをシステムとして設計し、組み込むか
• 他エコシステムでも使えるような形で表現すべきなのか 単一のプロンプトやモデルだけでは表現しきれなくなってきた
AIキャラクターの悩みは尽きない • 何をどこまでどこが持つ? ◦ 友達との関係性、履歴はツールが持つ? AIキャラが持つ? ◦ AIキャラクターの世界はマルチバース、どれを話す? • プラスで人間とのコミュニケーションも考えなきゃ
◦ AIが自分の思い出話をしたとき、何を話す? 考えることは山ほどあるが…一つ一つ仮説を出して開発すればよい
ゲームジャムに寄せて
ゲームにAIキャラクターを入れること • 「何故AIを導入すべきなのか」は大事にした方が良い • 「AIキャラを作る」と「ゲームにAIキャラを導入する」は多分違う • AIキャラの究極的な目標は「キャラクターを作ること」 • ゲームの究極的な目標は「楽しませること」 もしゲームジャムにAIキャラを導入するなら、ここは考えた方が良い
とはいえ面白いと思うので皆さん頑張ってください!
宣伝
Developers Summit 2024にでます 2024/02/15 「Developers Summit 2024」に登壇します リレートークとパネルディスカッションやります 残席わずかなのでもしよければ来てください~ あと本も
一人だけフニャフニャしたオタクが混じっている図