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電通大データアントレプレナー_回帰モデル作成 資料

電通大データアントレプレナー_回帰モデル作成 資料

Takehiko Hashimoto

August 07, 2024
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Transcript

  1. • ビジネスの現場では事業的な「成果」が求められる ▪ ※成果 = **円分の利益を上げました • 成果には「短期的な成果」と「長期的な成果」がある ◦ 短期:シンプルで先進性は低いことが多い

    ◦ 長期:複雑で先進性が高いことが多い • 私自身の事例を基に2つを両立させる方法を幾つか紹介します ◦ 1. 優先度をつけてアウトプットを分割する ◦ 2. ときに精度や先進性よりも説明性やスピードを優先する ◦ 3. データ取得の理由を見つける ▪ 上記を行うために役立ったスキルセットの紹介 本講義の要旨 

  2. • 白土義泰(しらどよしやす) • 経歴 ◦ 東北大学卒業後、ECサイトを運営するベンチャーでマーケティング全般(2年) ◦ 同会社にてシステム開発チームに異動し、WEBアプリ開発(2年弱) ◦ GAに入社してWEBアプリの企画・開発・運用(2年弱)

    ◦ マーケティングチームに異動してデータ分析や企画を色々(3年くらい) ◦ AISCに異動してDataScientist(今のところ2年くらい) 自己紹介
 多職種の経験を生かした データサイエンティスト?
  3. 10 不動産投資とは? 
 オーナー 管理会社 賃貸借契約 
 管理委託
 家賃支払い 


    家賃送金
 お部屋の管理・入退去対応 
 入居者 銀行 ローン支払い 

  4. 11 不動産投資とは? 
 オーナー 管理会社 賃貸借契約 
 管理委託
 家賃支払い 


    家賃送金
 お部屋の管理・入退去対応 
 入居者 銀行 ローン支払い 
 ほとんど手間がかからない 現金をほとんど使う必要がない
  5. 12 不動産投資とは? 
 オーナー 管理会社 賃貸借契約 
 管理委託
 家賃支払い 


    家賃送金
 お部屋の管理・入退去対応 
 入居者 銀行 ローン支払い 
 営業活動においてはまだまだ個人の 「肌感」に頼っているところも少なくない セールス活動を科学して、スケール可能・再現性を 持たせる
  6. 相性 ・エリア知っている? ・金額感は合っている? 顧客 物件 セールスマン 単体:不動産投資と相性が良い / 悪い ・長期的な投資にニーズがあるか?

    ・銀行からの融資が可能か?   etc. 単体:平均的に選ばれやすいか? ・知名度の高いエリアか? ・災害のリスクは低いか?   etc. 単体:適切な交渉ができるか? ・丁寧なコミニュケーションか? ・知識や経験があるか?  etc. 相性 ・性格は合う? ・進め方やスピード感は? 相性 ・適切な説明ができる? ・類似物件の経験がある?
  7. 相性 ・知っている? ・金額感は合っている? 顧客 物件 セールスマン 単体:不動産投資と相性が良い / 悪い ・長期的な投資にニーズがあるか?

    ・銀行からの融資が可能か?   etc. 単体:平均的に選ばれやすいか? ・知名度の高いエリアか? ・災害のリスクは低いか?   etc. 単体:適切な交渉ができるか? ・丁寧なコミニュケーションか? ・知識や経験があるか?  etc. 相性 ・性格は合う? ・進め方やスピード感は? 相性 ・適切な説明ができる? ・類似物件の経験がある? 全てをデータとして扱えるようになれば ・「どの商談が成約となるか?」 ・「何を改善すれば営業体験が最適になるか?」 を明確にすることができる(はず)
  8. 相性 ・知っている? ・金額感は合っている? 顧客 物件 セールスマン 単体:不動産投資と相性が良い / 悪い ・長期的な投資にニーズがあるか?

    ・銀行からの融資が可能か?   etc. 単体:平均的に選ばれやすいか? ・知名度の高いエリアか? ・災害のリスクは低いか?   etc. 単体:適切な交渉ができるか? ・丁寧なコミニュケーションか? ・知識や経験があるか?  etc. 相性 ・性格は合う? ・進め方やスピード感は? 相性 ・適切な説明ができる? ・類似物件の経験がある? しかし、創業 10年の現在でも データで傾向が掴めている要素は一部 ・データがない or 汚い or 足りない ・どんなデータが必要かわからない 全ての研究が揃うのは 5年後か10年後か?
  9. 相性 ・知っている? ・金額感は合っている? 顧客 物件 セールスマン 単体:不動産投資と相性が良い / 悪い ・長期的な投資にニーズがあるか?

    ・銀行からの融資が可能か?   etc. 単体:平均的に選ばれやすいか? ・知名度の高いエリアか? ・災害のリスクは低いか?   etc. 単体:適切な交渉ができるか? ・丁寧なコミニュケーションか? ・知識や経験があるか?  etc. 相性 ・性格は合う? ・進め方やスピード感は? 相性 ・適切な説明ができる? ・類似物件の経験がある? では、この研究・分析は何も成果を出せていないのか?
  10. • 優先度はどうやってつけるか? ◦ 「効果」が大きくて「工数(時間)」が小さいもの ◦ 現場にヒアリング ▪ 課題として感じているところはどこか? ▪ 成果を上げるためには実際に使用するメンバーとの連携は不可欠

    ◦ ビジネス構造の分解 ▪ 意外と社内で整理されていないことも多いです ▪ どこが改善すれば「効果」が大きいか試算する • 例) • 売上 = 認知度 × 流入率 × 購入率 × 平均購入金額 • どこを110%改善するのが最も早そうか? 1. 優先度をつけてアウトプットを分割する 

  11. • 基本的には積極的に現場投入することを優先する ◦ 既に精度が足りていれば・・・ ▪ 成果となって次の研究につながる ◦ まだ精度が足りなければ・・・ ▪ フィードバックをもらうことができる

    ▪ ただし実際に現場で活用されない場合は精度以外の場所で課題を抱 えていることが多い。 ◦ 数字をずっと追いかけていると「過剰な精度を求めすぎていた」というケース も起こります。 2. ときに精度や先進性よりも説明性やスピードを優先する 

  12. • 早期の現場投入の目的の一つが「フィードバックをもらうこと」 ◦ (特にダメだった場合に)「何でそうなったのか」「何がダメだったのか」が可 視化された方が良い。 ◦ 例)ルールベースモデルと機械学習モデルの同時実装 ▪ 利用率とフィードバックに関しては前者の方が多かった。そのフィード バックに基づいて後者の精度改善にも繋がった。

    ▪ 半年程度の並行運用と精度実証の末に、利用は後者に統一。 ◦ まずはルールベースから入るべきケースは多い。(事業のフェーズにもより ますが)マジでめちゃくちゃあります。 ▪ ただし、ユーザーと適切なコミュニケーションが取れて、改善をしていく ことが前提。 2. ときに精度や先進性よりも説明性やスピードを優先する 

  13. • 例) • 交渉後に顧客から交渉内容の評価を取得する。 ◦ 顧客とセールスマンの相性の測定に使用したかった。 ◦ データ取得によってどの程度の成果が出るかは未知数で、そもそも評価指 標として本当に使用できるかもわからない。 ◦

    適切に取得するためには、社内の複数のプロダクトと連携が必要。 • このデータ取得は自分の目的だけでは承認が降りなさそうだった。 ◦ しかしセールスマネージャーから顧客からの感想をもとに、その後の交渉方 法を見直したいという要望があった。 ◦ またCXチームから、一部の顧客が面談後に担当者変更を希望していること があるという話を聞いた。 3.データ取得の理由を見つける 

  14. • ビジネスの現場では以下の理由から事業的な「成果」が求められる ▪ ※成果 = **円分の利益を上げました • 成果には「短期的な成果」と「長期的な成果」がある ◦ 短期:シンプルで先進性は低いことが多い

    ◦ 長期:複雑で先進性が高いことが多い • 私自身の事例を基に2つを両立させる方法を幾つか紹介します ◦ 1. 優先度をつけてアウトプットを分割する ◦ 2. ときに精度や先進性よりも説明性やスピードを優先する ◦ 3. データ取得の理由を見つける ▪ 上記を行うために役立ったスキルセットの紹介 本講義の要旨(再掲)