Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

チームでドキュメントを育て、 質を高める装置としてのCursor

チームでドキュメントを育て、 質を高める装置としてのCursor

Avatar for Takuya Asako

Takuya Asako

May 19, 2025
Tweet

More Decks by Takuya Asako

Other Decks in Business

Transcript

  1. note inc. 2 ‧フィリピンオフショア開発Webディレクター兼なんでもやる⼈ ‧モンスター‧ラボでベトナム‧バングラとのオフショアPM  ベトナム ダナンに1年半住んでた(⾜掛け3年くらい通ってた) ‧Adobeでマーケ製品のプログラムマネージャー ‧noteでプロジェクトマネージャー→プロダクトマネージャー 略歴

    note歴4年半 2025/05/12に8ヶ⽉の育休から社会復帰(!) 現在の担当:モバイルアプリのグロース‧新規事業グロース 過去の仕事:メンバーシップ‧ポイント‧GMVグロースなど 好きなもの:旅と⾳楽と写真と動物 嫌いなもの:ネタバレと早起きと臓物系の⾷べ物。 浅⼦ 拓耶 Takuya Asako プロダクトマネージャー
  2. note inc. 4 事業概要
 だれもがインターネット上で自由にコンテンツを発表・販売できるメディアプラットフォーム「note」と、noteを基盤に企業の情 報発信をかんたんかつ効果的に行うための高機能プラン「note pro」を中心に事業を展開。
 
 
 noteはクリエイターが⽂章や画像、⾳声、

    動画を投稿して、ユーザーがそのコンテン ツを楽しんで応援できるメディアプラット フォームです。だれもが創作を楽しんで続 けられるよう、安⼼できる雰囲気や、多様 性を⼤切にしています。個⼈も法⼈も混ざ り合って、好きなものを⾒つけたり、おも しろい⼈に出会えたりするチャンスが広 がっています。 法⼈向け⾼機能プラン。多くのひとが集ま るnoteの街でメディアをかんたんにつく り、情報を届けることができます。「ブラ ンディング」「リクルーティング」「ファ ンコミュニティ作り」「サブスクリプショ ン」など⽬的はさまざま。届ける仕組みと 充実したサポートで、企業がポジティブな ユーザーとつながって関係を深めるお⼿伝 いをします。 note上でクリエイターから作品を募集する 企業協賛コンテストを開催 noteで培ったAI関連の知⾒‧技術を活⽤し、 noteの機能強化や新規ツールを開発‧提供 メディアやコンテンツ企業と共創した メディアミックスの実現、IPの創出 法⼈向けサービス
  3. note inc. ⼈が変わっても、 同じ前提のもとで思考‧意思決定がしやすい 11 コンテキストを チームで共通化 ドキュメントを 再帰的に育てられる Cursor

    上 のみで 思考と作業が完結する 1 2 3 チーム内で同じProject Rules や.mdcを参照することで、同じ 前 提‧ルール‧チェックリスト などのもとでAIを活⽤して仕事 ができる。 AIと壁打ちした内容をもとに、 即座にRulesを更新できる。 複 数 ⼈ でRulesを 育 てること で、どんどん⽣成結果の質が⾼ まる(という未来がきそう)。 複数ウィンドウ、複数ツールを開か ずに、ドキュメンテーション‧壁 打 ち‧Rulesの更 新が1箇 所で完 結す る。
  4. note inc. コンテキストが継承されない‧意思決定軸がブレる 13 レビューで 何 度 も 同じ指摘をされる ⼈

    によって 判断基準がブレる AIの 出 ⼒ を 鵜呑みにしてしまう 1 2 3 上⻑‧経営から、何度も同じ類 のレビューを受ける。 上⻑‧経営は、新⼊社員がJoin したり、メンバーが⼊れ替わる たびに同じ指摘をしている。 判断基準が揃っておらず、⼈に よって⾔っていることが違う。 ⼿戻りが増えたり、最終的なア ウトプットの質に⽀障が出る。 AIを活 ⽤してはいるものの、AI出 ⼒ の是⾮を判断できない。 ゆえに⼿戻りが発⽣したり、アウト プットやアウトカムに影響が出る。
  5. note inc. Cursorを活⽤することで、前提や判断基準が揃えやすく 14 レビューで 何 度 も 同じ指摘をされる ⼈

    によって 判断基準がブレる AIの 出 ⼒ を 鵜呑みにしてしまう 1 2 3 レビュー項⽬を⾔語化し、AIで 事 前 レビューすることで、 ‧ 企 画 の 質 UP ‧レビュー 時 間 の 削 減 ‧同じことを何度も⾔う/⾔われ るストレスの低減 思想や企画検討時のチェックリ ストを共通化することで、 ‧ 企 画 、 意 思 決 定 の 質 UP ‧ 他 チームの 情 報 をつぶさに   把握する時間的コスト削減 ‧形骸化するチェックリストの  撲滅、⼿間削減 ガードレールとなる共 通コンテキス トが存在することで、 ‧⽣成結果を鵜呑みにしたがゆえの   ⼿戻り削減 ‧ 社 歴 や 知 識 の 有 無 を 問 わず、   (⼀定)安⼼して企画を任せられる ‧ 結 果 としてアウトカムが 早 く、  ⼤きく出せる確率が上がる(?)