Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
20分のフルテストを5分にした話
Search
HiroshiToriyabe
January 23, 2018
Technology
0
200
20分のフルテストを5分にした話
HiroshiToriyabe
January 23, 2018
Tweet
Share
More Decks by HiroshiToriyabe
See All by HiroshiToriyabe
PerlでJVMをつくろう
toricor
1
210
Other Decks in Technology
See All in Technology
デジタルアイデンティティ人材育成推進ワーキンググループ 翻訳サブワーキンググループ 活動報告 / 20250114-OIDF-J-EduWG-TranslationSWG
oidfj
0
540
Godot Engineについて調べてみた
unsoluble_sugar
0
410
#TRG24 / David Cuartielles / Post Open Source
tarugoconf
0
590
東京Ruby会議12 Ruby と Rust と私 / Tokyo RubyKaigi 12 Ruby, Rust and me
eagletmt
3
880
駆け出しリーダーとしての第一歩〜開発チームとの新しい関わり方〜 / Beginning Journey as Team Leader
kaonavi
0
120
あなたの人生も変わるかも?AWS認定2つで始まったウソみたいな話
iwamot
3
860
タイミーのデータ活用を支えるdbt Cloud導入とこれから
ttccddtoki
1
230
[IBM TechXchange Dojo]Watson Discoveryとwatsonx.aiでRAGを実現!座学①
siyuanzh09
0
110
デジタルアイデンティティ技術 認可・ID連携・認証 応用 / 20250114-OIDF-J-EduWG-TechSWG
oidfj
2
690
AWSマルチアカウント統制環境のすゝめ / 20250115 Mitsutoshi Matsuo
shift_evolve
0
120
コロプラのオンボーディングを採用から語りたい
colopl
5
1.3k
「隙間家具OSS」に至る道/Fujiwara Tech Conference 2025
fujiwara3
7
6.5k
Featured
See All Featured
A designer walks into a library…
pauljervisheath
205
24k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
74
9.2k
Embracing the Ebb and Flow
colly
84
4.5k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
335
57k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
427
64k
Faster Mobile Websites
deanohume
305
30k
Done Done
chrislema
182
16k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
113
50k
Optimizing for Happiness
mojombo
376
70k
The Power of CSS Pseudo Elements
geoffreycrofte
74
5.4k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
222
9k
Transcript
20分のフルテストを5分にした 話 鳥谷部 啓
自己紹介 - 鳥谷部 啓 (とりやべ ひろし Github: toricor) - 大学院では生物学を専攻して生き物のお世話の日々
- 新卒1年目エンジニア - 新卒同期から“Jenkinsおじさん”扱いを受ける
CI/CDしてますか?自動化してますか?一日何回デプロイできますか? - 継続的インテグレーション(Continuous Integration) - 頻繁にビルドしてテストを回して問題点を早期に検出する - 継続的デリバリー(Continuous Delivery) -
頻繁にデプロイして価値をユーザーに届ける ビルド テスト インスペクション デプロイ CI(CD)サーバ
CI/CDしてますか?自動化してますか?一日何回デプロイできますか? - 継続的インテグレーション(Continuous Integration) - 頻繁にビルドしてテストを回して問題点を早期に検出する - 継続的デリバリー(Continuous Delivery) -
頻繁にデプロイして価値をユーザーに届ける ビルド テスト インスペクション デプロイ CI(CD)サーバ 今日はここの話 ・サービスの成長とともにテストは増加し、実行時間も長くなるが、どう対処するか
目次 - フルテストを早く終わらせたい!実際に自分で導入した施策たち - マシンパワー増強 - Jenkins Pipelineの機能の利用 - テストケースの分散実行
要約: - 20分のテストを5分で済むようにした - 計算資源を追加することで高速化できるようにした
某プロジェクトではテストに20分強かかっていた 特にサーバサイドのテストファイル数が1000を超えており、時間がかかる。 テスト = フロントエンドのテスト + サーバサイドのテスト フロントテスト サーバサイドテスト テスト
強いマシンでテストが8分で終わるようになった 某プロジェクトのクラウド化によってDB用の強いサーバが空いたので、CIサーバに転用 した CPUのコア数が倍、メモリも 4倍になった フロントテスト サーバサイドテスト テスト やはり金の力か... エンジニアの数も多いのでテスト数は増加し、すぐに実行時間
9分台へ
CIといえばJenkins、高速化に使える機能があるぞ! - Travis CI? Circle CI? 知らない子ですね - Jenkins Pipeline
Pluginを使った - CIフローをgroovyのDSLを用いてコードとして記述 - Pipeline as Code - parallel関数を用いてフロントテストとサーバサイドのテ ストを同時に実行させるようにした - (sample) https://gist.github.com/toricor/00c399fdec4affd76d4c6774dbbe6bef
CIといえばJenkins、高速化に使える機能があるぞ! - Travis CI? Circle CI? 知らない子ですね - Jenkins Pipeline
Pluginを使った - CIフローをgroovyのDSLを用いてコードとして記述 - Pipeline as Code - parallel関数を用いてフロントテストとサーバサイドのテ ストを同時に実行させるようにした フルテストが8分から7分になった!! - (sample) https://gist.github.com/toricor/00c399fdec4affd76d4c6774dbbe6bef
テストを2台のサーバで分散実行させ、フルテストは5分で済むようになった - テストをn台で分担して実行して、あとで結果だけまとめればよいのでは? - サーバサイドのテストを分割した - Java系の人ならParallel Executer Pluginを使えばOKらしい -
PerlではApp::Ikarosがあるぞ http://yapcasia.org/2013/talk/show/767463b0-d8fd-11e2-971a-72936aeab6a4
テストを2台のサーバで分散実行させ、フルテストは5分で済むようになった - テストをn台で分担して実行して、あとで結果だけまとめればよいのでは? - サーバサイドのテストを分割した - Java系の人ならParallel Executer Pluginを使えばOKらしい -
PerlではApp::Ikarosがあるぞ - 使えるサーバが2台しかなかったので2台で - App::Ikarosが前回のテストごとの実行時間にもとづき、いい感じに振り分け - 結果としてテストの実行順がランダムになっていい感じ 最初20分(実は現在23分) → 8分 → 7分 → 5分 で済むようになった!!
Jenkins Stage View Pluginによる、CI各ステップにかかる時間の可視化 cloudbee社HPより CI改善施策がわかりやすく可視化されていくので良い
付録: テスト高速化手法あれこれ - テストしない - テストを並列実行する ex. carton exec prove
-j16 t/ - 不要なDB接続、外部API接続をmockする - テストのときだけインメモリDBを用いる - テストのときだけtmpfsにmysqlのデータをのせる - モジュールをまとめて事前に読み込んでおく ex. forkprove
まとめ - マシンパワーの増強 - Jenkins Pipelineの機能の利用 - テスト分散実行モジュールの利用 これらの施策によりテストを20分->5分へと高速化できた! 気楽にフルテストをぶん回そう!
Jenkinsはいいぞ https://medium.com/@ricardoespsanto/jenkins-is-dead-long-live-concourse-ce13f94e4975