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開発生産性を測る前にやるべきこと - 組織改善の実践 / Before Measuring D...

開発生産性を測る前にやるべきこと - 組織改善の実践 / Before Measuring Dev Productivity

2025年7月3日、4日開催「開発生産性カンファレンス2025」で登壇した際の発表資料です。
https://dev-productivity-con.findy-code.io/2025

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株式会社カオナビ

July 07, 2025
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Transcript

  1. © kaonavi, inc. 2 自己紹介 富所 亮 CTO室 バックエンドエキスパート 担当

    バックエンドのリアーキテクチャリング 趣味 マラソン @hanhan1978
  2. © kaonavi, inc. 5 タレント マネジメント 社員の持っている個性や能⼒を活かすことで、理念の実現につなげていく取り組みです。 ⼈事戦略 理念 経営戦略

    適材適所の ⼈材配置 ⼈材育成 評価運⽤ ⼈材採⽤ エンゲージメント 向上 実現のための 実現のための タレントマネジメントとは 5
  3. © kaonavi, inc. 6 事業概要 経営データを⼀元化し、 正しい経営判断を⽀援する 予実管理システム 経営管理 労務⼿続きをペーパーレスで完結し、

    ⼈事業務のDX化を推進する 労務管理システム 労務管理 社員の個性‧才能を発掘し、 戦略的⼈事を加速させる タレントマネジメントシステム ⼈材管理 パーパスやビジョンの実現に向け、マルチプロダクト戦略で展開。 6
  4. © kaonavi, inc. 7 性別、学歴、肩書き。 それらは、ラベルに過ぎない。 関連コンテンツ パーパスに込められた想いを、カオナビらしい デザインエレメントを⽤いて描いたムービーです。 kaonavi

    BrandRenewal Movie https://youtu.be/wVOmvjfZCf4?si=zd7JNZnnKK3DOHID パーパスに込められた想いを、 noteの記事で詳しくご紹介しています。 kaonavi 404 | ブランドリニューアル(パーパス編) https://note.com/kaonavi_404/n/ne78d860e2ee4 Statement ス テ ト メ ン ト ー 向き合おう。 すべての⼈が⾃分らしく、先へ進 めるように。 Face you, Face next. そのために私たちは、 "はたらく"にテクノロジーを実装する。 そして、個の⼒から社会の仕様を変える。 カオナビが思い描くのは、 そういったラベルにとらわれることなく、 「個」の⼒が開かれ、誰もが社会で活躍できる未来。 7
  5. © kaonavi, inc. 8 ハイブリッド勤務 ⼀⼈ひとりがベストな環境でパフォーマンスを 発揮できるよう、勤務場所は⾃分で選択可能。 場所に縛られない働き⽅ができます。 スーパーフレックス ⾃律した働き⽅の確⽴や、仕事とプライベートの

    両⽴に向け、出退社時刻と勤務時間(1⽇4時間以上) を⾃分で設定可能。⾃由度の⾼い働き⽅ができます。 フレックス±20時間 ⽉所定労働時間に±20時間の幅を設け、 各⾃で労働時間を調整することが可能です。 スイッチワーク 私⽤で2時間抜けるなど勤務時間と プライベートの時間を柔軟に切り替え可能です。 ⾃分に合った働き⽅を⾃由に選ぶことができ、働く場所と時間に縛られることはありません。 My Work Style Work System ON / OFF 8
  6. © kaonavi, inc. 11 大まかなプロダクトの歴史 2012年 サービス開始 リプレイス プロジェクト発足 2015年

    2017年 現行システムへの移行開始 2019年 大カイゼン時代 2025年 現在
  7. © kaonavi, inc. 12 大まかなプロダクトの歴史 2012年 サービス開始 リプレイス プロジェクト発足 2015年

    2017年 現行システムへの移行開始 2019年 大カイゼン時代 2025年 現在 本日フォーカスする箇所
  8. © kaonavi, inc. • 100%外注 • 顧客ごとの機能カスタマイズ • 現地対応あり 14

    2012年 サービス開始直後 カオナビ 社 システム 開発会社 発注
  9. © kaonavi, inc. • 売上重視の時代 • 技術負債が蓄積 • 運用が不安定 15

    2015 リプレイスプロジェクト開始 サービスリプレイス開始
  10. © kaonavi, inc. 21 大まかなプロダクトの歴史【再掲】 2012年 サービス開始 リプレイス プロジェクト発足 2015年

    2017年 現行システムへの移行開始 2019年 大カイゼン時代 2025年 現在 本日フォーカスする箇所
  11. © kaonavi, inc. 28 開発体制のさらなる変更 企 画 チームB 開 発

    QA チームA チームC ミッションベースの組織 企 画 開 発 QA 企 画 開 発 QA
  12. © kaonavi, inc. 33 • 変化に適応しやすい体制への変更 • 現場主導への転換 • チーム開発経験者の増加による自然な転換

    カイゼン期を経験したキーパーソンへのインタビュー結果 特定の一つの要因ではなく複数要因からカイゼンの転換が行われていた ✖生産性を上げる ◯生産性を下げない
  13. © kaonavi, inc. 42 オアシス チームを超えた学び合いの場「オアシス」を社内開催しました | カルチャー https://www.wantedly.com/companies/kaonavi/post_articles/891885 関連コンテンツ

    • 毎月開催 • 参加費無料 • 毎回約20〜30名が参加 • 開発以外の人も参加 • 遠方からも参加 • 有志の運営チームあり
  14. © kaonavi, inc. Package By Featureによる複雑性管理 • モノリスからモジュラーモノリスへ • 改修範囲の明確化、捨てやすさ、etc…

    • 認知負荷の軽減 57 導入当初はあまり理解されてなかったが、自動テストの数や、追随する機能 の数から考えて、現在は現場に定着している。 単純にモノリスのリファクタリングはモジュラー化可能な仕組みが備わってい ないと厳しいという側面もある
  15. © kaonavi, inc. 社内勉強会(分野別) • バーニャ Frontend • イレヂエ Golang

    • マエムキ PHP (休止中) 72 この他にも、野良輪読会やグループ内勉強会などがあります
  16. © kaonavi, inc. 79 カオナビ開発組織がやってきたこと • 愚直な組織改善 • 横断コミュニケーションの改善 •

    横断課題への対応 • 地道な採用活動 派手なことは一つもなく、一つずつカイゼンを積み重ねた