Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
皮膜3
Search
Sponsored
·
Your Podcast. Everywhere. Effortlessly.
Share. Educate. Inspire. Entertain. You do you. We'll handle the rest.
→
xjorv
April 27, 2021
Education
2.3k
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
皮膜3
皮膜工程は錠剤表面に薄いフィルムを形成し、錠剤や有効成分を保護し、外観を良くするための工程です。3では皮膜に用いるスプレーと皮膜工程の過程についてまとめています。
xjorv
April 27, 2021
More Decks by xjorv
See All by xjorv
コンパートメントモデル
xjorv
3
6.1k
コンパートメントモデルをStanで解く
xjorv
0
520
生物学的同等性試験 検出力の計算法
xjorv
0
3.7k
生物学的同等性試験ガイドライン 同等性パラメータの計算方法
xjorv
0
6.6k
粉体特性2
xjorv
0
2.6k
粉体特性1
xjorv
0
2.9k
皮膜5
xjorv
0
2.4k
皮膜4
xjorv
0
2.3k
皮膜2
xjorv
0
2.3k
Other Decks in Education
See All in Education
Curso de Consagração ao Sagrado Coração de Jesus - O Sagrado Coração na História (Aula 01)
cm_manaus
0
240
Interaction - Lecture 10 - Information Visualisation (4019538FNR)
signer
PRO
0
2.7k
Info Session MSc Computer Science & MSc Applied Informatics
signer
PRO
0
300
[2026前期火5] 論理学(京都大学文学部 前期 第11回)「ハーモニー:三層モデルと保存拡大」
yatabe
0
160
Stardy 会社紹介資料
stardy
0
2.6k
Visionary Initiative: Materials-Positive Society 「モノの進化をポジティブな社会の原動力に」|Science Tokyo(東京科学大学)
sciencetokyo
PRO
0
650
[2026前期火5] 論理学(京都大学文学部 前期 第1回)「ハルシネーションを外部世界との対応を考えずに見分ける方法」
yatabe
0
1.2k
2026年度春学期 統計学 第10回 分布の推測とは - 標本調査,度数分布と確率分布 (2026. 6. 4)
akiraasano
PRO
0
120
[2026前期火5] 論理学(京都大学文学部 前期 第5回)「 ならばの問題演習・proof net・かつの規則」
yatabe
0
360
生成AI時代の情報発信
molmolken
0
140
2026年度春学期 統計学 第4回 データを「分布」で見る (2026. 4. 30)
akiraasano
PRO
0
170
「答えを出す」より「わかる」をつくる
kzkmaeda
1
220
Featured
See All Featured
Darren the Foodie - Storyboard
khoart
PRO
3
3.4k
No one is an island. Learnings from fostering a developers community.
thoeni
21
3.8k
Skip the Path - Find Your Career Trail
mkilby
1
160
Utilizing Notion as your number one productivity tool
mfonobong
4
380
The State of eCommerce SEO: How to Win in Today's Products SERPs - #SEOweek
aleyda
2
11k
Done Done
chrislema
186
16k
The Hidden Cost of Media on the Web [PixelPalooza 2025]
tammyeverts
2
340
Embracing the Ebb and Flow
colly
88
5.1k
The Myth of the Modular Monolith - Day 2 Keynote - Rails World 2024
eileencodes
28
3.6k
Future Trends and Review - Lecture 12 - Web Technologies (1019888BNR)
signer
PRO
0
3.6k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
225
10k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
370
20k
Transcript
皮膜 3 2021/4/5 Ver. 1.0
スプレー スプレー、ポンプユニット、タンクからなる • チューブはスプレーとリターンに接続する • スプレーが出ない間はリターンでタンクに液を戻す • 流量計でスプレー量を測定、管理する • 分散物の沈殿を防ぐため、タンク内の撹拌を続ける
Developing Solid Oral Dosage Formsより
スプレーユニット 空気により皮膜液をミスト化するのが一般的 • アトマイジングエアが液を微細化する • エアの量・速度が高いほど、より細かくなる傾向がある • ドラムの回転軸方向にスプレーの範囲を変化させる • 範囲変化のための送風をパターンエアと呼ぶ
スプレーポンプ ギア、チューブ、ローブポンプなどが用いられる • 1-7気圧程度の圧で液体を押し出すことができる • チューブポンプが安価で管理しやすいので多用される • 低めの水圧で使用する方がトラブルが起こりにくい • ポンプにより脈動することがある
• チューブ内に空気が入るとスプレーが不安定になる
フローメーター スプレー量はマスフローメーターで調整する • メーターは熱の移動を測定することで流量を計算する • 流量に応じてポンプを自動制御し、流量を安定させる • 安定した流量では、スプレーの質も安定する
皮膜工程の自動化 工程パラメータを確定すれば自動化できる • 送風量、送風温度、スプレー量、パン回転数と時間を定める • 皮膜機のPCに情報を入力し、自動運転させる • 工程パラメータはGMPに従い記録する
皮膜工程のステップ 皮膜機購入後、製造を安定させるまで各段階を経る • スプレー距離を維持できる仕込量を決定する • 最大仕込量の75%ぐらいまでは安定して生産可能 • 錠剤の流動とスプレー距離の関係が重要となる • 個々のスプレーの噴霧量・送風量を均一とする
• ミスト量やその形状はミストチェッカで調べる
皮膜工程のステップ: 予熱 錠剤をドラムに投入したら、送風し予熱する • ドラムをゆっくり回転させ、スプレーをセットする • スプレーの角度や距離を最適化しておく • 温度が最適値まで高まったら、スプレーを開始する
皮膜工程のステップ: 下層コーティング 皮膜と錠剤の成分によっては下層をまず形成する • 皮膜成分と有効成分の配合性が悪い場合に行う • 配合性が悪いと、接触時に有効成分の変性が起こる • 下層に薄い層を巻くことで、直接の接触を避ける
皮膜工程のステップ: コーティング 皮膜を乗せていき、望ましい重量になるまで続ける • スプレー、送風、ドラム回転を最適化する • スプレーによる蒸発熱のため、温度が下がる • 温度が低いと濡れやすく、皮膜が緊密になりやすい •
温度が高いと乾燥し、皮膜が疎になりやすい
皮膜工程のステップ: コーティング 皮膜を乗せていき、望ましい重量になるまで続ける • 重量増加の効率や皮膜液の減り方を測定しておく • 皮膜の質によっては、見た目を良くする上層を追加する • 上層は通常薄めた皮膜液を用いて行う •
溶媒が水のときには温度をやや高めに維持する
皮膜工程のステップ: 冷却とワックスかけ 皮膜完了後温度を下げ、ワックスを振りかける • スプレーを止め、乾燥後に温度を下げる • 25-30ºCまで温度が下がったら、ワックスをかける • 粉末のカルナウバロウを100kgに5-10g振りかける •
5分ほど送風なしで回転させ、ワックスを行き渡らせる
皮膜工程のステップ: 錠剤の取り出し ドラムを逆回転させ、錠剤を取り出す • 逆回転により排出できる排出路が通常設計されている • 60-90cm以上の高さから落ちないよう注意する