Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

プロジェクト改善、まずは“ネタ出しの文化”から / Improving Projects St...

プロジェクト改善、まずは“ネタ出しの文化”から / Improving Projects Starts with a Culture of Idea Generation

弥生株式会社 もくテク
「こうなったら嬉しい!」を実現する業務改善アイディアLT(2025/05/29)
https://mokuteku.connpass.com/event/354006/

Avatar for yayoi_dd

yayoi_dd

May 29, 2025
Tweet

More Decks by yayoi_dd

Other Decks in Technology

Transcript

  1. アジェンダ  自己紹介  はじめに  改善MTGとは?  個人のふりかえり共有 

    改善ネタの共有  ナレッジの展開  AIに関する話題  おわりに
  2. 改善MTGとは?  チームで週次で実施しているMTG  個人のふりかえりの共有、改善ネタの共有、ナレッジの展開などを中心に話し合う  最近は新たに、AIに関する話題も取り入れている  話題にあまり制限は設けず、1人1人が自由に話せる時間 

    普段何気なく思ったことをアウトプットできる時間としている  『プロジェクト内の改善活動』を活発にしたいために開始  発足から、かれこれ2年ほど継続中 『ネタ出し』の機会を創出
  3. 個人のふりかえり共有  各メンバーがその週の気づきを共有  壁打ちで終わることもあるが、改善の種になることも  小さな違和感や発見を大切にしている  話題の例 

    ChatGPTのおかげで細々した時短ができた!  前回のMTGで上手くファシリできなかったことを反省…  バージョンアップ作業の手順などが整備されていない! ⇒ここから「バージョンアップ作業のルールをチーム内で整備しよう」 という改善活動に発展!! 些細な一言が、プロジェクトの改善に繋がることも!
  4. 改善ネタの共有  業務やプロセスで気になる点を自由に発信  需要・効果がありそうなものは計画して対応  チームで「やってみよう」の文化を育てている  話題の例 

    「プロジェクト作業の全貌が把握しにくい…」  「Backlogにチケットが点在してしまっている…」  「とりまとめ用のチケットを作ればいいのでは?」 ~~~改善施策を実施~~~  「全体が見通しやすくなった!」  「プロジェクト毎に必要となる作業も漏れにくくなった!」  「言ってみて良かった!」 小さな改善が、大きな効果を生むことも!
  5. ナレッジの展開  これは便利そう、と思った事などを自主的に展開  メンバー間で協力しあう文化の醸造  話題の例  Backlogの普段の使い方を画面共有 

    各人の「小技」があることが分かり、それを全員の共通認識とできた  Excelのショートカットとかの、アレです  中には作業効率が劇的に改善するものも…!  紹介したメンバー以外からも「こういうやり方もありますよ」と 更なる業務効率化につながる声も上がった ちょっとした工夫が、みんなの「便利」になることも!
  6. AIに関する話題  AIに対するリテラシー向上のために実施  AIは切っても切れない存在になりつつある  日常的にAIの事を考える時間を作ることができる  話題の例 

    最近見つけたAI活用商品の共有  生成AIの業務活用を検討している話の共有  競合他社のAIに関する取り組みについて共有・議論 メンバー間で定期的に話すことで AIをより身近に感じられる
  7. まとめ  小さな気づきが改善の種になる  必ずしも、大きな改善である必要は無い  小さな改善の積み重ねが、ふりかえると大きな改善になっている  継続的な場づくりが改善の文化を育てる 

    継続的に話すことで、改善活動をチームの「あたりまえ」にすることができる  「アウトプットの場がある」という安心感も得られる  改善は特別なことではなく、日常の中にある  自分のあたりまえは、他者のあたりまえではない  ふとした事の共有が、大きな効果を生むこともある まずは、「ネタ出し」の文化から始めてみませんか?