Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
よくやるカイゼンアプローチ / Kaizen approach
Search
Yoshiki Iida
December 15, 2021
Technology
1
340
よくやるカイゼンアプローチ / Kaizen approach
2021/12/15 #kaizenlt
Yoshiki Iida
December 15, 2021
Tweet
Share
More Decks by Yoshiki Iida
See All by Yoshiki Iida
エンジニアリングマネージャー視点での、自律的なスケーリングを実現するFASTという選択肢 / RSGT2025
yoshikiiida
5
4.9k
ログラスが面白いと思う理由をマネージャーがエモく語ってみる / 20240829 vs LT
yoshikiiida
1
820
質とスピードを両立するログラスのホールチームQA / 20240827 QASaaS_findy
yoshikiiida
2
200
エンジニア組織30人の壁を超えるための 評価システムとマネジメントのスケール / Scaling evaluation system and management
yoshikiiida
11
3.5k
スクラムの成熟と壁 〜スケーリングの議論から見えたもの〜 / Maturity and barriers in Scrum
yoshikiiida
4
1.9k
スタートアップにおける組織設計とスクラムの長期戦略 / Scrum Fest Kanazawa 2024
yoshikiiida
17
6.1k
ログラスの選考プロセスにおけるアトラクト戦略 / Attraction strategy in Loglass interview process
yoshikiiida
7
3.2k
QA経験のないエンジニアリング マネージャーがQAのカジュアル面談に出て 苦労していること・気づいたこと / scrum fest niigata 2024
yoshikiiida
2
4.4k
ログラスにおけるコード品質でビジネスに貢献する仕組み・カルチャー / A system and culture that contributes to business through code quality in Loglass
yoshikiiida
12
2.3k
Other Decks in Technology
See All in Technology
『AWS Distinguished Engineerに学ぶ リトライの技術』 #ARC403/Marc Brooker on Try again: The tools and techniques behind resilient systems
quiver
0
130
Tech Blogを書きやすい環境づくり
lycorptech_jp
PRO
0
120
飲食店予約台帳を支えるインタラクティブ UI 設計と実装
siropaca
6
1.4k
SA Night #2 FinatextのSA思想/SA Night #2 Finatext session
satoshiimai
1
100
『衛星データ利用の方々にとって近いようで触れる機会のなさそうな小話 ~ 衛星搭載ソフトウェアと衛星運用ソフトウェア (実物) を動かしながらわいわいする編 ~』 @日本衛星データコミニティ勉強会
meltingrabbit
0
120
2.5Dモデルのすべて
yu4u
2
610
Fintech SREの挑戦 PCI DSS対応をスマートにこなすインフラ戦略/Fintech SRE’s Challenge: Smart Infrastructure Strategies for PCI DSS Compliance
maaaato
0
450
High Performance PHP
cmuench
0
140
日経電子版 x AIエージェントの可能性とAgentic RAGによって提案書生成を行う技術
masahiro_nishimi
1
290
Ask! NIKKEI RAG検索技術の深層
hotchpotch
13
2.8k
リアルタイム分析データベースで実現する SQLベースのオブザーバビリティ
mikimatsumoto
0
950
エンジニアの育成を支える爆速フィードバック文化
sansantech
PRO
3
670
Featured
See All Featured
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
507
140k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
33
2.1k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
44
9.4k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
137
6.8k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
29
1k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
226
22k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
45
2.3k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
114
50k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
38
7.1k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
132
33k
Speed Design
sergeychernyshev
25
780
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
133
9.1k
Transcript
2021/12/15 #kaizenlt Yoshiki Iida よくやるカイゼンアプローチ
Yoshiki Iida (@ysk_118) エンジニアに始まり、スクラムマスター、プロダクトオーナー、マネージャー、執行 役員を経験し、現場のチームビルディングから部署を超えた会社全体の改善な ど、アジャイルな組織づくりの推進を行ってきました。現在は株式会社ログラスに てソフトウェアエンジニアとしてプロダクト開発に携わっています。最近またエンジ ニアリングマネージャーもはじめました。 書籍「Scrum Boot
Camp The Book 増補改訂版」コラムニスト。 一般社団法人アジャイルチームを支える会 理事。 Profile
ログラスについて は事業進捗を正確かつ迅速に可視化することで、 柔軟で高精度な経営推進を実現する経営管理クラウドサービスです。
ログラスについて
ログラスについて
• カイゼンの種類 • カイゼンフロー • カイゼンアプローチ色々 Topic
• 課題を解消したい(-を0にする) • いいところをより強化したい(+をさらに+にする) カイゼンの種類
カイゼンフロー
• それ本当に課題ですか? • 課題の粒度を整理する • 優先順位をつける • フォーカスする課題がわからないとき 課題設定・深堀
• そもそも課題なのか?は立ち止まって確認したほうがよい • (それやらないと)死にますか?死にませんか?死ぬならいつ死にます か? • ヤバさを封じ込めないように、ヤバいほうに倒れることも考えながら言語 化をしていく • 例:HogeライブラリのEOLがきてます
◦ プロダクションで使ってて半年後にサポート切れる:ヤバい ◦ 社内で使っててセンシティブなものを扱ってない:ヤバくない それ本当に課題ですか?
• 自分たちが今どの粒度や具体レベルで話をしているのか認識する • 例 ◦ 「レビューがたまりがち」に対して「レビュー期限を設けよう」で解決す ることもあればしないこともある ◦ しなければ、なぜ?を深堀する(=具体レベルを上げていく) ▪
5Whys 課題の粒度を整理する
• すべてを拾うことはできない • 優先順位をつけてどこかで切る • どういう軸で優先順位をつけるかが重要 ◦ 緊急度 ◦ 重要度
◦ ビジネスインパクト ◦ やりたい度 ◦ … 優先順位をつける
• 全体像を把握する ◦ ロジカルシンキング ◦ システムシンキング • 課題の全体像・構造を把握した上でどこにフォーカスするか決める フォーカスする課題がわからないとき
• 顕在化している課題がないので、未来予測した上でいつどうなってないと いけないか?を定義する • 組織のスケール、事業のスケールを想定して現状の良いポイントが維持 できるか?を考えることが多い • 例 ◦ 現在のコードのキレイさを人数が倍になっても維持できる?
◦ 現在の開発スピードを数年後も維持できる? ◦ 現在のユーザーが倍になってもレスポンス維持できる? +をさらに+にするためのカイゼン
• 可視化 • 合意プロセス 解決策のためのアプローチ
• スクラムマスターがよくやる最も基本的なアクション • 可視化されることにより各自がゴールに向かって動けるようになる • 例 ◦ スプリントごと・エピックごとの見積もり割り振り ◦ 採用アクション量の可視化
可視化
• ゴールまでのプロセスが明瞭ではない場合や人によって受け取り方が分 かれそうなケース ◦ 可視化や解決策を出すだけでは解決に動かないことがある ◦ この場合は1on1等でフォローをしながら合意形成していくほうがよい 合意プロセス
• スクラム関連 ◦ 3pt以上のチケット作らない ◦ 同時並行するエピック 2つまで ◦ 直列エピックのpt上限 ◦
… • 開発関連 ◦ 10分勉強会 ◦ ライブラリアップデート会 ◦ 技術的投資 ◦ 非機能OKR ◦ E2Eテストの拡充 ◦ … • 組織関連 ◦ 採用アクションの活性化 ◦ 中長期の課題について話す場 ◦ ….. どんなカイゼンが生まれているか 細かいものから大きなものまで めちゃくちゃやってきている
https://job.loglass.jp/ We are hiring