$30 off During Our Annual Pro Sale. View Details »

Agentic AIが変革するAWSの開発・運用・セキュリティ / Agentic AI tr...

Avatar for Yuji Oshima Yuji Oshima
December 16, 2025

Agentic AIが変革するAWSの開発・運用・セキュリティ / Agentic AI transforms AWS development, operations, and security

AWS目黒で実施された「AWS re:Invent 2025 re:Cap LT大会」で発表した資料

Avatar for Yuji Oshima

Yuji Oshima

December 16, 2025
Tweet

More Decks by Yuji Oshima

Other Decks in Technology

Transcript

  1. 2 大島 悠司 (Yuji Oshima) シニアセキュリティアーキテクト 株式会社野村総合研究所 / NRIセキュアテクノロジーズ株式会社 セキュリティアナリストやサービス開発運用などを経て、

    現在はクラウドセキュリティ製品のプリセールスに従事 100以上の資格を取得し、情報発信やコミュニティ運営にも力を入れている yuj1osm
  2. 自律型AIエージェントの枠組み「Frontier Agents」の発表 Kiro autonomous agent 開発業務全般を担うエージェント。 セッション間でコンテキストを維持し、複数リポジトリを跨ぐ開発タスクを遂行する。 AWS Security Agent

    設計書とコードレビューからペネトレーションテストまでを担うエージェント。 セキュリティを開発ライフサイクルの全体に組み込む。 AWS DevOps Agent 運用・監視・インシデント対応を担うエージェント。 アラート検知後、自動でログ解析、原因特定、復旧策提案を行う。 4 特徴 • 自律性 目標を与えると方法を自ら判断してタスクを遂行 • スケーラビリティ 複数タスクやエージェントを並列で実行し、大規模処理を遂行 • 独立性 数時間から数日間にわたり、人間の介入なしに作業を継続
  3. AWS DevOps Agent ①調査依頼 8 DevOps Agent専用画面で Lambda関数のエラー原因を質問 AWS Cloud

    S3バケットへアクセスするLambda関数を複数回起動 ただし、S3バケットへの権限がなくエラーになる 自動的に情報を収集して考察を開始
  4. 新機能を試してみて ◼ AWS Security Agent • 従来のペネトレーションテストは実施まで時間がかかり、クラウド環境だと敷居が高い • AWS純正の機能でいつでも実行できるようになり、ペネトレーションテストの敷居は下がる •

    設計書やコードなどのコンテキストを基にペネトレーションテストをするため、事前に十分な情報を 与えることが重要 • まだ既存のペネトレーションに変わるものでもないが、今後のエンハンスに期待大 ◼ AWS DevOps Agent • 従来のインシデント対応はログ収集に時間がかかり、高度な専門知識が必要 • 必要なログを自動的に集めて考察してくれる • CloudTrailから該当リソースに加えられた操作も調査してくれる • 調査のとっかかりを与えてくれるため、困ったときにはとりあえず実行しておくとよい 11
  5. re:Invent 2025で感じたAgentic AIの盛り上がり ◼ Agentic AIの実用化が現実的に • 単なる概念ではなく、具体的な製品やサービスとして活用され始めている • Frontier

    Agentsの登場で、クラウド運用や開発の自動化が一気に加速 ◼ 開発・運用・セキュリティの自動化が現場を変える • これまで「人手でやるしかない」と思われていた領域が、AIによってリアルタイムで対応可能に • 企業のIT戦略やエンジニアの働き方を根本から変える未来が見えてきた 12