Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Datadog 関数クイズ (初級編)
Search
yuu26
January 15, 2025
Technology
0
78
Datadog 関数クイズ (初級編)
yuu26
January 15, 2025
Tweet
Share
More Decks by yuu26
See All by yuu26
バクラクにおける可観測性向上の取り組み
yuu26
4
1.9k
AWS アーキテクチャクイズ
yuu26
3
1.3k
EMになって半年でやったこと
yuu26
1
2.9k
ローカル開発環境をAWSへ移行して爆速にした
yuu26
14
11k
AWS Systems Manager で実現する SSH レスでセキュアなクラウド運用
yuu26
2
4.6k
Other Decks in Technology
See All in Technology
AIに目を奪われすぎて、周りの困っている人間が見えなくなっていませんか?
cap120
1
420
バクラクによるコーポレート業務の自動運転 #BetAIDay
layerx
PRO
1
830
LTに影響を受けてテンプレリポジトリを作った話
hol1kgmg
0
260
反脆弱性(アンチフラジャイル)とデータ基盤構築
cuebic9bic
2
160
VLMサービスを用いた請求書データ化検証 / SaaSxML_Session_1
sansan_randd
0
210
Claude Codeから我々が学ぶべきこと
s4yuba
6
1.7k
隙間時間で爆速開発! Claude Code × Vibe Coding で作るマニュアル自動生成サービス
akitomonam
3
250
【Λ(らむだ)】最近のアプデ情報 / RPALT20250729
lambda
0
230
解消したはずが…技術と人間のエラーが交錯する恐怖体験
lamaglama39
0
190
AIに全任せしないコーディングとマネジメント思考
kikuchikakeru
0
430
大規模イベントに向けた ABEMA アーキテクチャの遍歴 ~ Platform Strategy 詳細解説 ~
nagapad
0
180
20250807_Kiroと私の反省会
riz3f7
0
110
Featured
See All Featured
Statistics for Hackers
jakevdp
799
220k
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
96
6.1k
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
130
19k
Adopting Sorbet at Scale
ufuk
77
9.5k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
332
22k
Scaling GitHub
holman
461
140k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
37
2.8k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
6.8k
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
667
120k
How to Create Impact in a Changing Tech Landscape [PerfNow 2023]
tammyeverts
53
2.9k
Embracing the Ebb and Flow
colly
86
4.8k
Transcript
© LayerX Inc. Datadog 関数クイズ (初級編) 2025-01-14 新年エンジニアLT会
© LayerX Inc. 2 Datadog 関数クイズ (初級編) みなさん Datadog は活用できていますか?
これからクイズを3問出題します。 ぜひコメントで回答を! 勘でもいいです!!
© LayerX Inc. 3 第1問
© LayerX Inc. 4 第1問 とあるエンドポイントのレイテンシを表すグラフです。バッチの重いリクエストで値が跳ねています。 バッチリクエストを除外するため、一定以上のスパイク値を無視したいです。このときに使える関数は? 1: peak_max() 2:
cutoff_max() 3: outliers()
© LayerX Inc. 5 第1問 正解は 2: cutoff_max() cutoff_max(metric, num)
の形で使用すると、num を超える値が削除されます。 補足: num より大きい値を検出できなくなるため、監視で使用する際は注意が必要です。 代替で clamp_max(metric, num) を用いると num を超えた場合に num へ丸めてくれます。
© LayerX Inc. 6 第1問 cutoff_max(metric, 3) で3より大きいスパイク値を除外し、通常処理のレイテンシに注目できました。 before: after:
© LayerX Inc. 7 第2問
© LayerX Inc. 8 第2問 プロダクトの利用傾向を可視化するため、前週との比較グラフを作りたいです。 以下のグラフに、前週のメトリクスも重ねたい場合に使う関数は? 1: before_week() 2:
time_diff() 3: timeshift()
© LayerX Inc. 9 第2問 正解は 3: timeshift() timeshift(metric, offset)
の形で使用すると、offset ずらした値を取得できます。 -604800秒 (60*60*24*7) を指定すると1週間前のグラフが得られます。 ここでは月初のグラフ青に前週分を赤で重ねており、前週比でアクセスが増えたことを確認できます。
© LayerX Inc. 10 第2問 calendar_shift() でも正解! calendar_shift(metric, offset, timezone)
の形でより直感的に値を指定できます。 1週間前を指定する場合は calendar_shift(metric, ”-1w”, ”Asia/Tokyo”) です。 この例では前週月曜日が祝日で利用数が少ないことをグラフから読み取れます。
© LayerX Inc. 11 第3問
© LayerX Inc. 12 第3問 CPU 使用率のピークを知りたいのに、長期間のグラフだと値が丸められてしまいます。 高負荷時は 50% を超えるはずが
30% にも届いていない…… 最高値を残したいときに使う関数は? 1: pick_max() 2: rollup(max) 3: aggregate(max)
© LayerX Inc. 13 第3問 正解は 2: rollup(max) rollup(max) を指定すると、データポイントの集計方法を最大値に変更できます。
デフォルトでは rollup(avg) が使用されるため最大値を確認できません。
© LayerX Inc. 14 第3問 前後を比較すると左軸の数値が異なっています。用途に応じて適切な集計方法を選択しましょう。 before: after:
© LayerX Inc. 15 さいごに Datadog には他にもさまざまな便利関数があります。 公式ドキュメントで1つずつ詳しく説明されているため、ぜひ一度確認してみてください。 https://docs.datadoghq.com/ja/dashboards/functions/ クイズのまとめ
• 異常値を除いて集計したい! → cutoff_max() • 一定時間前の値と比較したい! → timeshift() もしくは calendar_shift() • ピーク値を残したい! → rollup(max)