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自治体の情報発信例について
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高木祐介
October 05, 2017
Technology
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17
自治体の 情報発信例について
福島県浪江町の復興事業を行っていた際の自治体が情報発信をしている例を紹介しました。
高木祐介
October 05, 2017
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Transcript
自治体の 情報発信例について 2017/10/05 高木 祐介
情報の受け取り側の段階について(AISASモデル) 各段階において、情報発信施策が全く違う事に留意 ステージ 共有 参加 情報収集 興味関心 認知 家でTVCMをたまたま見る TV
CM キャン ペーン キャン ペーン 電車内で広告を見掛ける キャン ペーン CMについて家族と話す スマホで検索 具体的に商品やサービス について内容を調べる 検索 サイト 検索 キャン ペーン サイト 閲覧 プレゼント CMについて友達と 対面で話す キャンペーンをSNS で共有する Twitter or Facebook ツイート いいね 行動 ホームページに行ったこと がない。イベント情報が掲 載されているか知らない ホームページがある事は 知っているか、イベントの 内容に興味がない。 興味が出てネットで検索す る。しかし、イベント参加は していない 町民の状 況 イベントに参加する 商品を購入する SNSでつぶやく、友達に話 したが、次のイベントに来 るかわからない。 イベントに参加したが、情 報発信がしにくい。 課題 誰も情報が掲載されてい ることを知らない。認知率 が低い 興味を持ってもらう為のコ ンテンツがない。興味を引 く内容になっていない。 コンテンツに興味が出ても、 どこに情報があるか、わか らない。アクションを起こす 為に必要な情報がない。 情報を共有しやすいコンテ ンツがない。話したいと思 えるイベントがない。 継続的な情報発信がない
認知段階の情報発信施策例 ・自治体のホームページの場合、ある事がわかっていても、目的の情報が掲載されていると認知されていない状況で あれば、そもそもホームページに訪れるとは考えにくい。ホームページを見てもらう為に、町民がいつも見ている媒体 に配信し、どんな時にホームページを見たらいいのか、理解してもらいまずはホームページに来てもらう事が大事。 Youtube(シンフロの再生回数は約150万回) デジタル サイネージ 新聞 ポスター プレスリリース
SNS(くまモンのフォロワー70万)
興味・関心段階の情報発信例1 トップページで住民向けと 観光向けのサイトを分けて おり、必要な情報を必要と される人に対して、届ける 配慮がされている スマホでも適切に表示可能 詳細な情報に早くたど り着きたい人向けに詳 細なリンクも表示されて
いる。 ・ホームページに来たとしても興味のあるコンテンツがあるかどうかは、町民が欲しいと思っているコンテンツが掲載 されているかどうかにかかっている。コンテンツまでの導線設計と興味が持てるコンテンツだと思わせることが大事。
ビジュアルに見せる工 夫がされてある
詳細ページのデザイン も、手が加えられており、 見やすい。 適切に見出し付けが行 われており、情報が探し やすい。
興味・関心段階の情報発信例1 トップページで住民向けと 観光向けのサイトを分けて おり、必要な情報を必要と される人に対して、届ける 配慮がされている スマホでも適切に表示可能
奈義町くらしのサイト 行政用語を廃し、 町民目線のタイ トル付け、文字 の大きな差も見 やすい 町民へアピールしたい情 報は特別なエリアを設け て、写真とメッセージで伝 えている。
スマホでも適切に表示可能
奈義町観光のサイト 観光者には興味を引 くコンテンツを画像で 紹介して、インパクト があるようにしている。 スマホでも適切に表示可能
情報収集段階の情報発信例 ・町民が詳しく情報を調べたいと思った時に、調べようと思ってホームページを見たときに、必要な詳しい情報が掲載 されてあるでしょうか?役場主体の情報発信ではなく、町民に必要とされる情報を過不足なく、わかりやすく発信する。 子育て中のお母さんを集め、このカテゴリわけを行なっている。 必要とされる情報がこのページにすべて記載されており、具 体的に掲載された情報を使う時に使いやすく設計されている。 みたか子育てネット
参加段階の情報発信例 ・補助金申請や転居、申請書の提出など、気に入ったサービスや制度を実際に利用してもらったり、イベントへの参 加の最後の後押しをする施策。 カワイイ区区長 篠田麻里子 特別住民票を役所で発 行する事で、興味を感 じた人に、区まで来ても らう後押しをしている。 41,617人が住民表を発
行。 うまい棒を仏の形に削るワーク ショップを3日間限定で開催。1万 3000人が来場した。
共有段階の情報発信例 ・体験した事をSNS上で拡散、共有する事で、制度利用やイベント参加などを促す施策。インスタグラムなどのSNSへの共 有が情報の拡散、体験への拡散につながる。 http://www.nhk.or.jp/ohayou/digest/2017/08/0826.html 観光課の職員の投稿 から、観光客を呼ぶこ とに成功した例。
まとめ • 情報発信は各段階においてやるべきことが違う。 • 認知段階 • 知らない人に知ってもらう • 興味・関心段階 •
知っている人に興味を持ってもらう • 情報収集段階 • 興味を持った人に具体的な情報提供を行い参加したいと思ってもらう • 参加段階 • 参加する為の最後の特別感の演出をする • 共有段階 • 人に話したくなるような体験をしてもらう