Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
ふりかえりをいい感じにやるために
Search
いも
March 12, 2019
Business
2
970
ふりかえりをいい感じにやるために
社内LTのやつです
いも
March 12, 2019
Tweet
Share
More Decks by いも
See All by いも
UnityプログラミングバイブルR6号宣伝&Unity Logging小話
adarapata
0
500
Unityテスト活動のふりかえり
adarapata
1
560
Gather.townはいいぞ その後
adarapata
1
1.6k
Unityでの開発事例
adarapata
3
22k
どこのご家庭にもあるシーンマネージャーの話
adarapata
1
7.9k
Gather.townはいいぞ
adarapata
2
2.4k
宴はいいぞ
adarapata
0
1.4k
わかった気になるモブプログラミング
adarapata
1
110
モブワークっぽいのをやっている話/Trying mobwork
adarapata
2
1.2k
Other Decks in Business
See All in Business
統合報告書2025
base
PRO
0
250
Regulatory_Master_Class.pdf
inesitag
0
280
【Progmat】Monthly-ST-Market-Report-2025-May.
progmat
0
300
VISASQ: ABOUT DEV TEAM
eikohashiba
4
28k
unnameカルチャーブック 2025.05.26 update
unnameinc
7
20k
"肌感覚と対話"ためのAI活用
naomix
0
430
Notes on “Camp”
campinc
0
1.5k
Mico Career Deck_Japan
micoinc
0
2.1k
プロダクトディスカバリーのためのユーザーインタビュー 200+本ノックの知見
hynym
PRO
0
140
新規事業におけるプロダクトロードマップ のFit & Refine / Fitting and Refine Product Roadmaps for New Businesses
kaminashi
0
190
GIYグループ株式会社_会社概要資料
giy
0
960
一人目PdMとして、まず"自分"をPMFさせることから考える
nealle
0
350
Featured
See All Featured
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
30
2.4k
Facilitating Awesome Meetings
lara
54
6.4k
Designing Experiences People Love
moore
142
24k
Improving Core Web Vitals using Speculation Rules API
sergeychernyshev
15
890
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
29
1.7k
VelocityConf: Rendering Performance Case Studies
addyosmani
329
24k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
32
5.8k
A better future with KSS
kneath
239
17k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
40
7.3k
What’s in a name? Adding method to the madness
productmarketing
PRO
22
3.5k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
Mobile First: as difficult as doing things right
swwweet
223
9.6k
Transcript
ふりかえりをいい感じにやるために imo Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
はなすこと ふりかえりを続けていく上で発生しがちなトラブルを、 解決するた めの最低限の心構えとか方法とか ふりかえり慣れてない人向け 自身の経験からの話が多いです Jikai Lightning Talks #13
2019/03/12
なぜふりかえりをやるのか 立ち止まって考えるため チー ムを成長させるため プロセスを改善するため Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
Keep の大変さ 単発のよかったことしか出てこない ◦◦ の実装がいい感じにできたetc... 継続的にやっていけそうなことが上がらず、「 よかったね!」 で終わっ てしまう・・。 自分のこと書くのがちょっと恥ずかしい
自分を褒めるって難しいよね Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
Good to Keep を考える 実装がいい感じにできたことはよかったこと(Good) ではなぜそれがいい感じにできたのか、 後ろにあるものを掘り下げるこ とで継続すべきこと(Keep) になる。 なのでGood
なものこそ積極的に出せるような空気を心がけていく 実装がうまくできた! => なぜうまくできたのか? Dとの認識の齟齬もなく実装できたから => どうやったの? 朝夕に顔合わせて話すようにした -> めっちゃいいやん、Keep で! Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
他人のGood を積極的に書く ◦◦ さんの進め方がよかった、 このアクションがよかったなど 積極的に他人を褒めていくことで認め合う( 他己承認) 繰り返せば他人を褒めあう正のルー プが発生するのでモチベー ショ
ンが上がる。 褒めたところから背景を掘り下げてKeep を生み出していく。 個々 人が 持つノウハウをチー ムに還元していくことが理想的なGood to Keep に なる。 これを実現するためには、 チー ムメンバー がそれぞれの動きを見れる状 態でなければならない。 Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
Problem の大変さ 特定の人、 職種への批判となりそうなP が出る 自分のここが良くなかったと懺悔タイムとなる いっぱい出てきて気が滅入る( 大量に出るのは悪いことではない) Problem =
悪いことという空気になってしまいがちなので、 慣れるまで 反省会みたいになってしまう。 Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
それはProblem なのか考える 「 調べながらやってて実装が間に合わなかった」 はProblem なのか 個人の能力に起因するものをチー ムのP とするのは危うい 人の否定に近いので、
反省会となる一因 人間はすぐには変えられない 背景にあるチー ムのシステムを考える 調査と実装が一つのタスクになっていなかった? 調べてわからないことを確認する場があったか? 意識的に要因を人間から切り離していく Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
Try の大変さ Try 出すけど実行できない 「 できたらやる」 になりがち ゴー ルが見えなかったり 自分たちでできることなのか?
決裁権限が必要とか・・ そもそも数が多すぎて捌けない Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
Try を必ずやるために 実行可能な状態にする やるぞ! となった時に行うべきアクションが見えている どうなったら完了なのかゴー ルが明確になっている 優先順位を明確に決める Try はできれば最優先が望ましい(
絶対ではない) つまりタスクリストに入れる必要がある Try でタスクが生まれて、 それを行うということがチー ム全体or タス ク決める人に伝わらないと難しい Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
Try を必ずやるために 全てのProblem にTry を出さない やらなければならないクリティカルなものに絞り込む 数よりも確実にこなすこと そのためにはProblem の深掘りが必要 権限を明確にする
会社的に自分たちにできることなのかを考える できる人に事情を話して空気感を共有するのもれっきとしたTry Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
ファシリテー タとして 全員が話せるように立ち回る 付箋を見て「 これどういうことです?」 と本人にパスすると楽 答えは出さない できるだけ当事者じゃない人の方がよい コンテキストを知らないからこそ突っ込める ボー
ドを見るときはみんなを集める 物理的な距離が遠いほど発言しにくい Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
ふりかえり時間は大きく取りましょう 時間が足りないとTry が削られがち 最悪Try 出せずとかある 想定の1.5 倍くらい取ると体感いい感じ 10 人でだいたい90 分取ってた
Try が出せないことは改善の機会を失うので、 何が何でも避けるぞ! と いう気持ちで動くと楽 Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
ふりかえりのふりかえりしましょう メタふりかえり ふりかえりそのものに対してKPT を出していく 普段のふりかえり参加者でやれるとよい ふりかえりもチー ムと共にアップデー トしていかなければならない。 ファシリテー ター
の属人性、 負荷の分散にもなるのでだいぶ気が楽。 Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
最後に ふりかえりは継続的な改善を行うための取り組みであり、 特定の開発手 法に依存するものではない。 ウォー ター フォー ルであってもアジャイルであっても関係なく行える取 り組みなので、 チー
ムとして長期的に動いていくのであれば積極的にや っていきましょう! Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12
おわり Jikai Lightning Talks #13 2019/03/12