※ スクラムフェス仙台2023 で登壇した際の資料です。
スタートアップでの開発形態は、ウォーターフォールに依存しがちなJTCと違って、プロダクトバックログやカンバンぽいものを使ったアジャイル風の開発をしていることが多いです。
しかし一方で、そういったスタートアップにはプロダクトバックログはあっても、たいていPBIの1つ1つがやたらでっかくて、1つ1つにしっかり担当者がアサインされてて、何ならデッドラインまで記されています。
これを引き起こすのは、スタートアップ特有の個人分担制です。
多くのスタートアップ企業はたいてい、エンジニア1〜2名からスタートし、個々のエンジニアの馬力で開発をこなしていくところから始まります。このときのバリバリ個人開発なノリが、エンジニアが増えても継続してガチガチの個人分担制に移行しがちです。
このセッションでは、個人開発をこじらせたスタートアップ企業がどうやって個人開発からスクラム流のチーム開発に移行すればいいのか、を、実際そういった傾向を持った複数のスタートアップ企業にアジャイルコーチ/スクラムマスターとして関わった経験を元にお話します。