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論文読み会 / GLAZE: Protecting Artists from Style Mi...

chck
April 14, 2023

論文読み会 / GLAZE: Protecting Artists from Style Mimicry by Text-to-Image Models

社内論文読み会、PaperFridayでの発表資料です

chck

April 14, 2023
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Transcript

  1. 2 Point: 画像生成モデルのスタイル模倣をミスリードさせる ノイズ合成ツールを絵描き向けに公開 arXiv preprint, 2023 Feb Authors: Shawn

    Shan, Jenna Cryan, Emily Wenger, Haitao Zheng, Rana Hanocka, Ben Y. Zhao Reason: - Diffusion modelが流行っているのでそのキャッチアップ - 生成モデルの芸術界への影響
  2. Style Mimicが問題に 5 CivitAI: Studio Ghibli Style LoRA Midjourney, Stable

    Diffusionが著作権侵害で集団訴訟 生成モデルの法整備を働きかけるクラファン 法では対処しきれないので Mimicを防ぐ手法を提案
  3. Style mimicry techniques a. 著名なArtistの場合: 学習データに名前を含んでいるので生 成時のTextにArtist名を含めるだけ b. 著名でない場合: 学習済生成モデルを

    Target ArtistでFine-tune 学習コストは画像追加 20枚, GPU1枚20分程度 10 OpenAI DALL·E 2 https://zenn.dev/kwashizzz/articles/ml-stable-diffusion-colab-fn
  4. Computing Style Cloaks 任意のスタイル Tに変換した入力画像 xと 視覚的な特徴が同じになるようなノイズδ x を計算 16

    2.入力画像 xをスタイル Tに変換した画像 汎用な画像特徴抽出器 1. 入力画像 xにノイズを加えた画像
  5. Detailed System Design 0. 入力画像x, 画像特徴抽出器Φ, スタイル転送モデル Ω, ノイズ強度pが与えられる 1.

    スタイルTの選択...ゴッホのような公開アーティスト画像を収集、スタイル候補群とする 入力画像xの特徴量との距離が遠いスタイル候補を選択 2.スタイル変換...事前学習済スタイル転送モデル Ωを使って スタイル変換画像Ω(x,T)を生成 3.ノイズの計算... 4.画像のアップロード...全作品を差し替えなくても効果的 17 ノイズの強さを調整 ダミースタイルの特徴に近く、ノイズを加えても見た目の近 さ(LPIPS)も担保されるような δ_xを計算
  6. Experiment Setup ◂ Dataset ◂ 現代アーティスト: 協力者4名×30枚前後 ◂ pHashで既存の公開学習データに当画像が含まれていないことを確認 ◂

    歴史的アーティスト: WikiArtの195名×30枚 ◂ これらは逆に公開学習データに含まれているので画風阻害が難しいシナリオ ◂ 模倣シナリオ ◂ 1. キャプション生成モデル を使ってオリジナル画像から説明文を生成 ◂ 説明文にアーティスト名も追記 ◂ 2. 説明文と画像のペアから該当アーティストの生成モデルを学習 ◂ 3. 生成した説明文から模倣画像を生成、オリジナル画像と比較 ◂ 生成モデル ◂ Stable Diffusion…拡散ベースの画像生成モデル ◂ DALL-E-mega…VAEベースの画像生成モデル 19
  7. Evaluation Metrics ◂ CLIP-based genre shift↑: ◂ CLIPで生成画像の芸術ジャンルを推定、 上位3ジャンルが正解ジャンルを含まない生成画像率 ->

    高い程ジャンルをシフトできている ◂ Human evaluation↑: ◂ 本手法を適用したオリジナル画像と模倣画像を見せ、 対策成功率を5段階評価 -> 高い程成功 20
  8. Protection Robustness 25 特徴抽出器 Φのベースモデルによる比較( ΦA:ΦA: > ΦA:ΦB) 対策/生成モデルで特徴抽出器の ベースモデル

    や学習データ が異なっていても本手法は有効 特徴抽出器 Φの学習データセットによる比較 (ΦB:ΦA: > ΦC:ΦA)
  9. Comment • いたちごっこ ◦ これが流行ることでのデータ汚染もありえそう ▪ このノイズにも強いモデルが出るだけ説 ◦ 生成/対策モデルの性能向上によるリアル GAN

    • エッジ推論の良い実例 ◦ デスクトップアプリも使いやすい • 一般ユーザ的にはノイズが気になるのでは ◦ ノイズ強度(弱→強)を変えて回してみた結果 ↓ 30