Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
TableauRealEstateUserGroup_2_導入推進の4キーワード.pdf
Search
GA technologies
March 05, 2019
Technology
0
1.9k
TableauRealEstateUserGroup_2_導入推進の4キーワード.pdf
GA technologies
March 05, 2019
Tweet
Share
More Decks by GA technologies
See All by GA technologies
データサイエンティスト協会 エントリー層向けセミナー_データサイエンスでいいエリアの提案にチャレンジ!
gatech2013
0
940
データサイエンティスト協会 エントリー層向けセミナー_データサイエンスでいいエリアの提案にチャレンジ!_データ・グラフ集
gatech2013
0
910
データサイエンティスト協会 エントリー層向けセミナー_データサイエンスでいいエリアの提案にチャレンジ!_演習フォーマット
gatech2013
0
970
X-Tech_meetup_#04_データサイエンスで東京メトロの働き方改革〜リアル×デジタルの可能性〜
gatech2013
0
610
X-Tech_meetup_#04_イントロダクション
gatech2013
0
580
X-Tech_meetup_#04_テクノロジーを活用した建設事業者の経営支援
gatech2013
1
550
X-Tech_meetup_#04_建設会社からConTech企業へ事業転換。リアルから湧き出た課題をITで解決。全ては業界のために
gatech2013
0
590
WebDBForum2019_Poster
gatech2013
2
530
X-Tech_meetup_#03_イントロダクション
gatech2013
0
810
Other Decks in Technology
See All in Technology
プロセス改善による品質向上事例
tomasagi
2
2.6k
Swiftの “private” を テストする / Testing Swift "private"
yutailang0119
0
130
明日からできる!技術的負債の返済を加速するための実践ガイド~『ホットペッパービューティー』の事例をもとに~
recruitengineers
PRO
3
410
RSNA2024振り返り
nanachi
0
590
飲食店予約台帳を支えるインタラクティブ UI 設計と実装
siropaca
7
1.8k
Moved to https://speakerdeck.com/toshihue/presales-engineer-career-bridging-tech-biz-ja
toshihue
2
750
OpenID Connect for Identity Assurance の概要と翻訳版のご紹介 / 20250219-BizDay17-OIDC4IDA-Intro
oidfj
0
280
開発スピードは上がっている…品質はどうする? スピードと品質を両立させるためのプロダクト開発の進め方とは #DevSumi #DevSumiB / Agile And Quality
nihonbuson
2
3k
Larkご案内資料
customercloud
PRO
0
650
2/18/25: Java meets AI: Build LLM-Powered Apps with LangChain4j
edeandrea
PRO
0
130
運用しているアプリケーションのDBのリプレイスをやってみた
miura55
1
740
7日間でハッキングをはじめる本をはじめてみませんか?_ITエンジニア本大賞2025
nomizone
2
1.9k
Featured
See All Featured
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
133
9.1k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
193
16k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
137
6.8k
How GitHub (no longer) Works
holman
314
140k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
175
51k
Optimising Largest Contentful Paint
csswizardry
34
3.1k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
6
550
A designer walks into a library…
pauljervisheath
205
24k
YesSQL, Process and Tooling at Scale
rocio
172
14k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
jQuery: Nuts, Bolts and Bling
dougneiner
63
7.6k
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
114
50k
Transcript
Tableau Real Estate User Group #2 導入推進の4キーワード 株式会社GA technologies AI
Strategy Center 下角康子 2019/3/5
自己紹介 ・下角 康子 (Shimokado Yasuko) ・AI Strategy Center / Data
Analysis Team ・経歴 SIer(3年)→Webサービス運用(2年)→ネット広告代理店(3.5年) →データ分析でビジネスに貢献したい! →2018年4月より現職 └DataScientistの肩書きをいただいています。 ・E-mail
[email protected]
2
GA technologiesの紹介 会社概要 設立 2013年3月 代表取締役CEO 樋口龍 資本金 1億円 事業内容
・ AIを活用した中古不動産の総合的なプラット ホーム「Renosy®」の開発・運営 ・ AIを活用した不動産業務支援ツールTechシ リーズの開発・運営 ・ 不動産オーナー向けアプリ「OWNR by RENOSY」の開発・運営 3
売上推移 4 2018年7月 マザーズ上場
5
当社が変えるアナログな業務 6 不動産オーナー サポート
to C 売買 to B 賃貸 7
AI Strategy Centerの紹介 8
AI Strategy Center周辺メンバー 元理化学研究所 Aaron Bramson 9
今日のAgenda • Tableau導入経緯 • これまでの道のり • (裏話) • 導入推進のキモ •
課題・展望 10
導入経緯 11
データ・ドリブンカンパニーの実現 Our Mission 12 セールスデータ
導入時体制 AI Strategy Center Sales Leaders Members 約60名 13
これまでの道のり 14
LISENCES month Start 2018.4 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 2 試作期 ユーザー理解 Now 2019.3 15
16 1st month 2 即効性のあるダッシュボード作成 • 明確に(ユーザー側の)outputイメージが存在し、 • ある程度確実に作業負荷軽減に直結する トピックに絞り、ダッシュボード作成・提案
17 1st month 2 入力作業 CRMとの整合性
BIツールの可能性を体感してもらう 18 1st〜3rd month 2 ▼営業マン別顧客数×交渉数 ▼週別交渉予定数 ▼顧客年齢×年収帯 売上ヒートマップ
LISENCES months Start 2018.4 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 2 試作期 ユーザー理解 TableauServer導入 18 Now 2019.3 19
20 5th month 18 全社ミーティングにて紹介 各部署から予想外の反響 潜在的に抱えていた課題に刺さる マーケティング、経理、アプリ開発...
LISENCES months Start 2018.4 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 2 100 試作期 ユーザー理解 TableauServer導入 全社MTG紹介 全社的に導入 18 Now 2019.3 21
22 8th month 100 社内Portalサイトへの埋め込み掲載 KPIツールとしてオフィシャルな利用の開始 セールス組織内にもBI担当を配置
23 8th month 100 AI Strategy Center Sales Leaders Members
約60名
LISENCES months Start 2018.4 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 2 100 試作期 ユーザー理解 TableauServer導入 全社MTG紹介 全社的に導入 データ構成再編 18 Now 2019.3 24
25 9th month 100 ユーザーの要望による大改修実施 改めて現場からの強い要望により データ構造からの見直し
LISENCES months Start 2018.4 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 2 100 試作期 ユーザー理解 TableauServer導入 全社MTG紹介 全社的に導入 データ構成再編 各部署で内製開始 18 Now 2019.3 26
27 12th month 100 導入開始から1年後の現在の ダッシュボード
28 ▼当月実績確認 ▼セールスランキング
29 A B C D E F G H KPI
1 KPI 2 KPI 3 KPI 4 KPI 5 KPI 6 種別 ▼期間選択型ランキング ▼マーケティング向けファネルチャート
現在の利用状況 30 12th month 100 TableauServerユーザー数:96 users 月間アクティブユーザー数:67 users(70%) 月間一人当たり平均ビュー数:40
views 各部署で「Tableau」という言葉を耳にする不動産会社 ※2019年2月での集計
• 人事:トップセールスのインセンティブ例の計算 • 経営戦略室:IR資料作成 • 財務:契約時の振込確認 • 営業リーダー:スプレッドシートより圧倒的に見やすい! • 営業企画:現場の人がもっと活用できるようにしたい。期間比較など活用
し、より今までにできなかった分析をできるように。 • 仕入れ担当:めっちゃいいです。可能性感じます!(自分で操作) 経営層目線での欲しいデータが手に入りDLできる。 31 現場の活用例、声
今後の予定 32 • Slack定時配信 • スマホビュー • パーソナルダッシュボード • ユーザーの疑問に答えるダッシュボード
たった(?)半年で全社導入!? キモとなったアクションは? 33
の前に・・・ 数ある中から、三大苦労話を。 34
その1. 正しい数字はどれ!? SQLで集計した数字が既存の集計値と合わない =正解がない中でのKPI定義確認 ⇨「Tableau正」の根拠確認に莫大な労力 35
「期ベース」とは 銀行ローン業務に合わせた、1日始まりでないカレンダー しかも締め日はギリギリまで流動的 ⇨「今月」表示の相対日付が使えない。。。 その2. やっぱり期ベースで見たい! 36
Tableauでは表現が困難な、集計表 =複雑で粒度の揃っていない指標を並列に並べる ⇨データ構成の再設計 その3. 4年間かけて開発した表をTableauで♡ 37
導入推進の肝 38
4つのキーワード 心を掴む Small Start マストアイテム化 Community 39
40 初期は即効性を重視したダッシュボードの提示 今使っているものを、あえてそのまま移行 心を掴む Action Result ”慣れ”を必要としない
Small Start 41 経営層→リーダー層から メンバー層への導入に段階的に拡大 Action Result 浸透させやすい
今まで見られなかった指標の可視化 デモによる興味付け マストアイテム化 42 Action Result これを使う外ない、使いこなしたい!と思わせる
積極的なコミュニティの活用、イベント参加 スキルアップのための情報収集 43 Action Result 心強い、可能性が広がる Community
4つのキーワード 心を掴む Small Start マストアイテム化 Community 44
課題・展望 45
データ・ドリブンの民主化に向けて 46 • データ環境の整備 • よりインタラクティブな活用 • BA(BusinessAnalytics)的視点 (意思決定に繋がる分析)
47 DataWareHouseの構築により 安定したデータの供給 BIチームの配置!(個人的願望) Data 体制 教育 見る側、作る側の勉強会や情報共有
48 Thank you. 本日の話 • Tableau導入経緯 • これまでの道のり • 三大苦労話
• 導入推進の肝 • 課題・展望 データの力を最大限に