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点群功夫 - 国連ベクトルタイルツールキットの挑戦
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Hidenori FUJIMURA
July 15, 2022
Technology
0
150
点群功夫 - 国連ベクトルタイルツールキットの挑戦
2022-07-15 MNIERUNE MEETUP 2022
See also:
https://www.mierune.co.jp/news/posts/mx7590y3v1?lang=ja
Hidenori FUJIMURA
July 15, 2022
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Transcript
点群功夫 〜国連ベクトルタイル ツールキットの挑戦〜 藤村 英範 国土地理院
地理空間情報によるパートナーシップ 地図技術者が・地図による課題解決を・ユーザを中心に・デザインしていく Source: 第51回国土地理院報告会「地図で人をしあわせにする」
共感と発想のフェーズ重要 実装 implement 分散と前進 費用対効果向上と強靭化 共感 empathize 点群 三次元都市モデル デジタル原則
発想 ideate 概念実証を繰り返す バックキャスティング気味
共感 Empathize 「自分ごと」としての点群
同時代の進歩に共感する Source: 第51回国土地理院報告会「地図で人をしあわせにする」
New wave との関連を比喩的に意識する Source: 第51回国土地理院報告会「地図で人をしあわせにする」
作っていく。どう出していこうか? Source: 第51回国土地理院報告会「 3次元点群データに関する国土地理院の取組」
発想 Ideate 実践を繰り返す
「実際にやってみた」 技術実証・概念実証
「実際にやってみた」 具体的な実践の場で練磨する、 いわゆる「事上磨練」の功夫(くふ う;工夫) Source: 大西晴隆「王陽明」
私の実践の工夫点 1. ウェブで実働している 2. オープンである オープンデータをオープンソースで
実践 3点 ➔ gh:optgeo/togari ボクセルタイルによるシームレス可視化 ➔ x.optgeo.org/copc クラウド最適化点群(copc) ➔ UNVT
Portable 大容量データを小さく発信
https://optgeo.github.io/ togari(鳥狩) 静岡点群(3地区=全県分)を、2m、 4m、8m、... のボクセルに丸め、それらを ベクトルタイルに収めたもの。
シームレス データセット全体が一枚に繋がる
シームレス 富士山山頂にも対応可能
シームレス 地形と構造物が連続的に繋がる
コンパクトで高速・高効率 2m GSD まで作って静岡全県で 11GB
自作 Ruby スクリプト + Tippecanoe
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実践 3点 ➔ gh:optgeo/togari ボクセルタイルによるシームレス可視化 ➔ x.optgeo.org/copc クラウド最適化点群(copc) ➔ UNVT
Portable 大容量データを小さく発信
2022-07-03 すごいツイートを見つける 静岡点群で実際にやってみる
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とても簡単 FOSS4G 1. PDAL で COPC 形式に変換 2. ウェブサーバに上げる 3.
There is no step 3.
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None
None
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viewer.copc.io: 本物の点群がいきなりウェブに来た 順調すぎて「ストレージだけが限界を決める」 全部がオープンであるとは言ってない シームレスにはならない
実践 3点 ➔ gh:optgeo/togari ボクセルタイルによるシームレス可視化 ➔ x.optgeo.org/copc クラウド最適化点群(copc) ➔ UNVT
Portable 大容量データを小さく発信
UNVT Portable 静岡点群 COPC 等を世界に 発信するウェブサーバ テレワーク環境に置いた Raspberry Pi 4B
容量は足しやすい。 スケールしない分、安い。 Tip 運用時消費電力 約2W 137日の連続稼働
ただし、1日10万リクエストはいける
もう一つご紹介
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protomaps.js やること 速い シンプル 統合しやすくフレキシブル 概要 ベクトル地図レンダラー Leaflet 拡張として動く ソロプロジェクト
やらないこと 連続ズーム 三次元描画 WebGL の使用
None
None
protomaps.js: ベクトルタイル消費の 新たな選択肢
【発想パートまとめ】 実装する前に 実践を積もう
起き上がったり転んだり、進んだり退いたりするのが、 功夫にとってむしろ自然なあり方で、このような曲折は あらかじめ避けられないものなのだ。 昨日ちゃんと功夫に勤めたのに、今日になってもそれ が十全に発揮されないというので、何とかむりにでも、 その破綻のさまをとりつくろおうとしたりするなど、それ は無駄なことなのだ。 Source: 王陽明「伝習録」(溝口雄三訳)
実装 Implement 分散と前進
今後に向けた技術的発想 1. 可搬(Portable)化 根を下ろさずに渡り歩ける技術にする 2. 部品(Modular)化 ウェブ地図専門家でなくても組み込める技術にする 3. 外部(External)化 自分たちだけにしかできないことに集中する
クライアントの観点からは 1. 分散配備(distributed deployment) ウェブ地図リソースの分散が図られる → 強靭 2. 前進配備(forward deployment) ウェブ地図リソースが現場に近づく → 効率的
実践&実装: オープンプロジェクトとしてのイン タフェース
国連ベクトルタイルツールキット United Nations Vector Tile Toolkit ソフトウェア 「ウェブ地図運用者が助け合う」 UNVT ポータブル
UNVT Portable ハードウェアと配備 「実際に技術移転や災害対応の現場 で使える事例を示す」 里親ジオデータ Adopt Geodata データ 「未だベクトルタイルになっていないオー プンジオデータをベクトルタイルにする」 伝習所 ← 考え始めたところ Denshujo 実践共同体(Community of Practice) 「学び励まし合う」
どれも難しい まずは始めることから いずれにせよオープン
点群功夫 〜国連ベクトルタイル ツールキットの挑戦〜 藤村 英範 国土地理院