Upgrade to Pro — share decks privately, control downloads, hide ads and more …

NTCIR-17 Transfer タスク

Hideo Joho
September 28, 2022

NTCIR-17 Transfer タスク

NTCIR-17にパイロットタスクとして採択されたTransferタスクの紹介

Hideo Joho

September 28, 2022
Tweet

More Decks by Hideo Joho

Other Decks in Research

Transcript

  1. NTCIR-17 Transfer タスク 資源リサイクル型密検索技術 上保 秀夫 筑波大学 欅 惇志 一橋大学

    大場 勇貴 筑波大学 English Version with audio 日本語版(音声付き)
  2. 資源転移の例 • タスク横断 ◦ 案内型クエリ (Navigational queries) から情報型クエリ (Informational queries)

    への再学習 ◦ 言語モデルからランキングモデルへの再学習 • ドメイン横断 ◦ Web 文書から学術記事へのドメイン適合 • 言語横断 ◦ 英語モデルから日本語モデル • などなど… 3
  3. 利用可能データ • 既存データ ◦ 英語版 MS MARCO (ver 1) (eMARCO)

    ◦ NTCIR-1 Ad-Hoc test collection (日本語) ◦ NTCIR-2 Ad-Hoc test collection (日本語) ◦ BERT モデル (英語/日本語) • オーナイザーから提供予定のデータ ◦ 日本語翻訳版 MS MARCO (ver 1) (jMARCO) ▪ 文書コレクションと Dev トピック (暫定版の翻訳済み) ▪ JParaCrawl version 2 + DeepL API ◦ jMARCO による学習済みの ColBERT モデル ◦ Dev / jMARCO による学習済みの BERT リランカー 4
  4. サブタスク1: Dense First Stage Retrieval • 入力/出力 ◦ 入力: Ad-Hoc

    task の トピック記述 ◦ 出力: 順位付けされた検索結果の上位 10,00件文書 ID • Dev/Test ◦ Dev: NTCIR-1 Ad-Hoc/CLIR (日本語) 83 トピック ◦ Test: NTCIR-2 Ad-Hoc/CLIR (日本語) 49 トピック • 評価尺度 ◦ nDCG 5
  5. サブタスク2: Dense Reranking Subtask • 入力/出力 ◦ 入力: 第1段階検索結果の上位 1,000

    件 (文書ID、ベクトルデータ、等 ) ▪ オーガナイザーらによって提供 ◦ 出力: 再順位付けされた検索結果の上位 100 件文書 ID • Dev/Test ◦ Dev: NTCIR-1 Ad-Hoc/CLIR (日本語) 83 トピック ◦ Test: NTCIR-2 Ad-Hoc/CLIR (日本語) 49 トピック • 評価指標 ◦ nDCG / MRR 6
  6. 暫定版スケジュール • 9/28, 2022: Kick-off event • 1/30, 2023: 最終タスクガイドライン公開,全資源データの公開

    • 2/1, 2023: Formal Run: Dev/Test topics 公開 • 5/1, 2023: Formal Run: タスク参加登録期限 • 6/1, 2023: Formal Run: ラン提出期限 • 8/1, 2023: Formal Run: 評価結果返却 • 8/1, 2023: Task overview paper 公開 (ドラフト版) • 9/1, 2023: 参加者の論文投稿期限 (ドラフト版) • 11/1, 2023: Camera-ready 版論文投稿期限 • 12月, 2023: NTCIR-17 Conference 7
  7. タスク設計の検討事項 1. 疎検索モデル (例:BM25のみ) のランは対象外、単純な再学習済みランは OK 2. サブタスク2の入力文書(固定 vs. サブタスク1のランを活用)

    3. 現時点ではターゲットタスク言語が日本語のみ 4. 現時点では利用可能なデータやモデルに制約なし 5. Dry Run 時期を設けていない 6. Formal run の提出数は1チーム3-5 を検討中 7. Test sets の正解データを参加者が閲覧しないことを前提( ←重要) 8. 追加の適合性判定作業を実施する可能性あり 9. リーダーボードの導入の可能性あり 10. 資源ガイドや成功事例の構築を予定 8