メールの配送先を指定するMXレコードに始まり、送信ドメイン認証などのメールセキュリティに関連する様々な設定もまたDNSを利用しています。
そういった中、メールの暗号化を担保する仕組みとしてDNSSECを前提としたDANEというプロトコルがヨーロッパを中心に普及しはじめています。今まではDNSのレコードを時々書くだけでメールセキュリティの設定ができていたのに、DNSSECに対応できていないとメールセキュリティの設定ができません。また、似たような仕組みであるMTA-STSはポリシーをwebサーバーで公開します。つまり、webサーバーを管理できないとメールセキュリティの設定ができません。
このような、新たなメールセキュリティの仕組みの紹介と、円滑な運用方法について議論できればと思います。