Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
エンジニアがUXを とりこぼさないために考えたこと
Search
h.t.
April 30, 2018
Technology
0
150
エンジニアがUXを とりこぼさないために考えたこと
UX JAM18発表資料。要素還元主義の話。UXをみんなで作ろうという話。
h.t.
April 30, 2018
Tweet
Share
More Decks by h.t.
See All by h.t.
サービスとは何だっけ?的な話(s-dev talks. LT)
hiroshitakeda
1
130
仮説とはなにか?(s-dev talks. LT)
hiroshitakeda
2
1.4k
管理画面をなくした話 DIST.25 LT資料
hiroshitakeda
1
2.1k
カイゼン・ジャーニー・カンファレンス - プログラマのジャーニー
hiroshitakeda
8
3.3k
自己組織化されたエンジニアチームが実現するUX
hiroshitakeda
0
340
Other Decks in Technology
See All in Technology
IoT x エッジAI - リアルタイ ムAI活用のPoCを今すぐ始め る方法 -
niizawat
0
120
Firestore → Spanner 移行 を成功させた段階的移行プロセス
athug
1
500
Oracle Base Database Service 技術詳細
oracle4engineer
PRO
10
75k
MagicPod導入から半年、オープンロジQAチームで実際にやったこと
tjoko
0
110
EncryptedSharedPreferences が deprecated になっちゃった!どうしよう! / Oh no! EncryptedSharedPreferences has been deprecated! What should I do?
yanzm
0
490
実践!カスタムインストラクション&スラッシュコマンド
puku0x
0
530
未経験者・初心者に贈る!40分でわかるAndroidアプリ開発の今と大事なポイント
operando
5
750
LLM時代のパフォーマンスチューニング:MongoDB運用で試したコンテキスト活用の工夫
ishikawa_pro
0
170
「何となくテストする」を卒業するためにプロダクトが動く仕組みを理解しよう
kawabeaver
0
430
Evolución del razonamiento matemático de GPT-4.1 a GPT-5 - Data Aventura Summit 2025 & VSCode DevDays
lauchacarro
0
210
機械学習を扱うプラットフォーム開発と運用事例
lycorptech_jp
PRO
0
650
初めてAWSを使うときのセキュリティ覚書〜初心者支部編〜
cmusudakeisuke
1
280
Featured
See All Featured
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.7k
Designing for humans not robots
tammielis
253
25k
Principles of Awesome APIs and How to Build Them.
keavy
126
17k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
53
8.9k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
525
40k
Docker and Python
trallard
46
3.6k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
36
6.9k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
29
5.5k
Sharpening the Axe: The Primacy of Toolmaking
bcantrill
44
2.5k
KATA
mclloyd
32
14k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
33
2.4k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
81
5.4k
Transcript
エンジニアがUXを とりこぼさないために考えたこと
message UX って、 ⾔葉、カタチ、⾊、⾳、機能、速度… その結果ユーザーが感じる経験 さまざまな要素が複雑に影響しあって その結果としてできあがるもの。 ⾊やカタチといった要素、⾃分の役割にとらわれて ⼤事なものが消えていかないように 「良いサービスを作ろう」
をみんなで考えよう
⾃⼰紹介 武⽥ 博(たけだ ひろし) ※ 今回の発表は個⼈での発表です、会社の意⾒ではありません
⾃⼰紹介 ⽣粋の技術屋・エンジニア プロのプログラマ 携帯の基地局、オーディオ組み込みソフトからWebサービスまで
なぜ? 今までの開発のやり⽅では何か⼤事なモノが失われる 例えば UX とか
今⽇の話 分割統治アルゴリズム、または、要素還元主義、の話
今⽇の話 分割統治アルゴリズム、または、要素還元主義、の話 え……? 急に難しい…??? うん…むずかしい話なんです
要素還元主義
要素 還元 主義 物・事を成り⽴たせるもと 根源的なものにもどすこと 継続的にもっている思想上の⽴場
要 素 還 元 主 義 ⼤切なところ もととなるところ もとに戻る もと
中⼼になる 道理
⻄ ⼥ ⽷ … … ⺷ 我
⻄ ⼥ ⽷ … … ⺷ 我
要素還元主義 ⼩さな「要素」に分解して調べることで その対象が理解できる
要素還元主義 ⼩さな「要素」に分解して調べることで その対象が理解できる
要素還元主義 ⼩さな「要素」に分解して調べることで その対象が理解できる 説得⼒なし
そう 単純化された世界では成り⽴つけれど 複雑な現実世界では 要素還元主義 は成り⽴たないことが多いのです ※ 要素還元主義が役に⽴たないという意味ではないです!!!
閑話休題
エンジニアのアプローチ 「新しいサービスを作りたい」 というときにどうするか?
エンジニアのアプローチ 「新しいサービスを作りたい」 というときにどうするか? ……「要素還元主義」は現実世界では成り⽴たないと今まで散々⾔ってましたよね……
エンジニアのアプローチ 「新しいサービスを作りたい」 というときにどうするか? …………
エンジニアのアプローチ 「新しいサービスを作りたい」 というときにどうするか? 要素還元主義 ( ゚Д゚)エッ
( ゚Д゚)
結局ものを作とうと思ったら 「要素還元主義」
企画 UIデザイン システムデザイン 実装 HTML CSS Javascript <html> </html> h
+ t+ m + l 0x68 0x74 0x6D 0x6C
企画 UIデザイン システムデザイン 実装 HTML CSS Javascript <html> </html> h
+ t+ m + l 0x68 0x74 0x6D 0x6C ⼀歩すすむために何か⼤事なものが消えていく
企画 UIデザイン システムデザイン 実装 HTML CSS Javascript <html> </html> h
+ t+ m + l 0x68 0x74 0x6D 0x6C 何か⼤切なものが消えてる気がする
結局 ⼤切なもの≒本質≒UX は 「要素還元的」に作っていくものではない 「要素還元的」に作っていくと逆に消えて⾏ってしまうもの 関係者が全体として「よいものを作ろう」と改善を繰り返して結果できあがるもの
企画 UIデザイン システムデザイン 実装 HTML CSS Javascript <html> </html> h
+ t+ m + l 0x68 0x74 0x6D 0x6C ではなく
企画 UIデザイン システムデザイン 実装 HTML CSS Javascript <html> </html> h
+ t+ m + l 0x68 0x74 0x6D 0x6C こう
message UX って、 ⾔葉、カタチ、⾊、⾳、機能、速度… その結果ユーザーが感じる経験 さまざまな要素が複雑に影響しあって その結果としてできあがるもの。 ⾊やカタチといった要素、⾃分の役割にとらわれて ⼤事なものが消えていかないように 「良いサービスを作ろう」
をみんなで考えよう
ごせいちょうありがとうございました m__m