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Miro × ZOZO ZOZOのMiro活用事例紹介

Ryosuke Horie
December 03, 2024

Miro × ZOZO ZOZOのMiro活用事例紹介

Miroマスターズ 2024資料
https://miro.com/ja/blog/event/masters-2024/

■関連資料
Miroを使った開発効率向上のための取り組み
https://speakerdeck.com/horie1024/using-miro-efforts-to-improve-development-efficiency

コロナ禍で入社したZOZOエンジニアが語る、リモートベースの働き方
https://technote.zozo.com/n/n26639cda3707

Ryosuke Horie

December 03, 2024
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Transcript

  1. © ZOZO, Inc. 2 目次 • ZOZOについて • 自己紹介 •

    Miro × ZOZO ◦ 利用状況 ◦ 導入のきっかけ ◦ 活用事例 ◦ 導入の効果 ◦ 導入後の課題 • 今後の展望
  2. © ZOZO, Inc. https://zozo.jp/ 6 • ファッションEC • 1,600以上のショップ、9,000以上のブランドの取り扱い •

    常時102万点以上の商品アイテム数と毎日平均2,600点以上の新着 商品を掲載(2024年9月末時点) • ブランド古着のファッションゾーン「ZOZOUSED」や コスメ専門モール「ZOZOCOSME」、シューズ専門ゾーン 「ZOZOSHOES」、ラグジュアリー&デザイナーズゾーン 「ZOZOVILLA」を展開 • 即日配送サービス • ギフトラッピングサービス • ツケ払い など
  3. © ZOZO, Inc. https://wear.jp/ 7 • あなたの「似合う」が探せるファッションコーディネートアプリ • 1,700万ダウンロード突破、コーディネート投稿総数は1,400万 件以上(2024年9月末時点)

    • コーディネートや最新トレンド、メイクなど豊富なファッション 情報をチェック • AIを活用したファッションジャンル診断や、フルメイクをARで試 せる「WEARお試しメイク」を提供 • コーディネート着用アイテムを公式サイトで購入可能 • WEAR公認の人気ユーザーをWEARISTAと認定。モデル・タレン ト・デザイナー・インフルエンサーといった各界著名人も参加
  4. 8

  5. © ZOZO, Inc. 株式会社ZOZO 技術本部 技術戦略部 CTOブロック テックリード 堀江 亮介

    2018年 M&Aに伴いZOZOテクノロジーズに入社 ZOZOグループの組織再編に伴い転籍し現職 2022年よりCTOブロックに異動 組織横断での課題解決と採用および技術広報業務を担当 10
  6. © ZOZO, Inc. 11 自己紹介: ZOZOでの直近の業務内容 • 社内各プロダクトの開発サポート ◦ WEARリニューアル開発サポート

    • 組織横断での課題解決 ◦ GitHub Copilotの全社導入 ◦ 開発生産性向上施策の推進 • 技術広報業務 ◦ テックブログ運営 ◦ 勉強会の開催 ◦ 技術カンファレンススポンサー ◦ 外部勉強会への登壇 ◦ 外部メディアへの記事寄稿・インタビュー取材対応
  7. © ZOZO, Inc. 13 自己紹介: Miroとの関わり • ZOZOでMiroを使ってみたいと最初に言い、実際に使い始めた(2019年12月) • 自身でZOZOTOWNの開発業務においてMiroを活用、その後社内に拡大

    • 2024年3月から全社でのMiroの有効活用の推進を担当 ◦ 利用者向けにMiroの情報発信を強化 ◦ 社内向け初級者・中級者向け勉強会の開催 初級者向け勉強会をシリーズで全4回開催
  8. © ZOZO, Inc. 14 自己紹介: Miroとの関わり • Miro APIやMiro SDKの記事と技術同人誌を執筆

    ◦ Miro API入門 ◦ ZOZO TECH BOOK VOL.1 • 開発者向けドキュメントが充実していてとてもわかりやすい ◦ https://developers.miro.com/
  9. © ZOZO, Inc. 15 自己紹介: 好きなMiroの使い方 • iPad + Apple

    Pencil ◦ デジタルとアナログ ◦ 手書きで情報を整理 ◦ 写真はアプリ開発での例 ▪ デザインを画像で貼り付け ▪ 手書きで書き込みざっくりと設計
  10. © ZOZO, Inc. 19 Miro利用状況 • 2024年9月 ◦ アクティブユーザー数: 1,088

    ◦ アクティブボード数: 1,731(既存ボード: 1,403 + 新規ボード: 328)
  11. © ZOZO, Inc. 20 Miro利用状況 • 2024年9月 ◦ アクティブユーザー数: 1,088

    ◦ アクティブボード数: 1,731(既存ボード: 1,403 + 新規ボード: 328) ◦ アクティブコラボレーション数: 7,573
  12. © ZOZO, Inc. 21 Miro利用状況 • 2024年9月 ◦ 1,088ユーザーが1,731ボードを使って7,573回コラボレーションが行われた ◦

    社員とパートナーの6割がMiroを活用、利用者は増加中 • 利用部署 ◦ 開発部門を中心にビジネス、デザイン、カスタマーサポート等多くの部署でMiroを活用 • よく使われているテンプレート ◦ マインドマップ、フローチャート、カンバン、ロードマップ計画 • よく使われているアプリ ◦ Confluence Embed Integration、GitHub for Miro、Jira Cards
  13. © ZOZO, Inc. 23 Miro導入のきっかけ • 2019年頃のZOZOTOWN開発体制 • テレワークと出社のハイブリッド勤務 •

    複数拠点 (当時) ◦ 青山オフィス ◦ 幕張オフィス ◦ 宮崎オフィス ◦ 福岡オフィス 出典:国土地理院 日本全図
  14. © ZOZO, Inc. 24 Miro導入のきっかけ • 複数拠点とハイブリッド勤務 • コラボレーションの課題 ◦

    ユーザーストーリーマッピング ◦ UIデザインの共有とフィードバック ◦ 技術的な課題の検討 ◦ 開発タスクの整理と分解、見積もり ◦ スムーズな情報共有 ◦ 円滑なプロジェクト推進 ・ ・ ・ ホワイトボードを使ったタスクの整理と分解の様子(2019年12月) 

  15. © ZOZO, Inc. 28 Miro導入のきっかけ: コロナ禍での影響 • 2020年2月16日からテレワーク推奨 ◦ プロダクト開発チームも全員がテレワーク

    ◦ テレワーク前提の開発フローに変化 • 当時はZOZOMATの開発途中 ◦ 自チームではMiroを導入済み ◦ スムーズにテレワーク前提の開発フローに移行できた ◦ 当初のスケジュール通りにリリース完了 https://zozo.jp/zozomat/
  16. © ZOZO, Inc. 30 Miro活用事例: 目次 • プロダクト開発での活用事例 ◦ ZOZOTOWNのリニューアル

    ◦ WEARのリニューアル • 広がるMiroの活用 ◦ 様々な図式化 ◦ 勉強会・知見共有 ◦ チームビルディング
  17. © ZOZO, Inc. 34 Miro活用事例: ZOZOTOWNのリニューアル • UIデザインと仕様をMiroに集約 ◦ 視覚的にわかりやすい

    ◦ ボードにアクセスしてMTGすることで スムーズに情報共有可能 ◦ 付箋・コメントでの効率的な仕様検討
  18. © ZOZO, Inc. 36 Miro活用事例: ZOZOTOWNのリニューアル • UIデザインと仕様をMiroに集約 ◦ 視覚的にわかりやすい

    ◦ ボードにアクセスしてMTGすることで スムーズに情報共有可能 ◦ 付箋・コメントでの効率的な仕様検討
  19. © ZOZO, Inc. 37 Miro活用事例: ZOZOTOWNのリニューアル • デメリット ◦ 継続的な維持運用が難しい

    ◦ 仕様・デザインの更新 ◦ バージョン管理の問題 ◦ 集約しすぎた結果ボードが重い • 現在の運用 ◦ ボードを分割 ◦ 最終的な仕様管理はConfluence ◦ Miroに複数のツールを組み合わせ運用
  20. © ZOZO, Inc. 38 Miro活用事例: ZOZOTOWNのリニューアル • 開発タスクの整理と分解・見積もり ◦ Miro

    User Story Mapテンプレートを利用した開発タスクの整理と分解・見積もり
  21. © ZOZO, Inc. 39 Miro活用事例: ZOZOTOWNのリニューアル • 開発タスクの整理と分解・見積もり ◦ Miro

    User Story Mapテンプレートを利用した開発タスクの整理と分解・見積もり ◦ MiroとJiraの連携 ▪ チケット化・情報同期 ▪ 優先度 ▪ 担当者名 ▪ GitHubと連動したステータス ◦ Jira上でプランニングし週次でイテレーション
  22. © ZOZO, Inc. 41 Miro活用事例: WEARのリニューアル • 2024年の5月に 「WEAR by

    ZOZO(以下WEAR)」 としてリニューアル • Miroの活用場面 ◦ UIデザイン・仕様検討 ◦ プロダクトロードマップ
  23. © ZOZO, Inc. 44 Miro活用事例: WEARのリニューアル • プロダクトロードマップ ◦ WEARのミッション/ビジョン/バリュー

    ◦ 経営/プロダクトのKPI ◦ 中長期・月単位でのロードマップ ◦ 今後検討予定の機能バックログ
  24. © ZOZO, Inc. 48 Miro活用事例: WEARのリニューアル • 短期ロードマップ ◦ FY24にリリースする機能ベースのロードマップ

    ◦ 機能・プラットフォーム別で5チーム構成 ◦ 各チームがいつ何に取り組むかのロードマップ
  25. © ZOZO, Inc. 61 Miro活用事例: 勉強会・知見共有 • Google I/O 2023のキャッチアップ勉強会

    ◦ Recap: Google I/O 2023 • パネルディスカッション用のMiroボードを用意 • 登壇者・参加者の両方から好評
  26. © ZOZO, Inc. 63 Miro活用事例: 勉強会・知見共有 • 技術書の輪読会 ◦ チーム全員で決まった章を読みメモを付箋に書く

    ◦ 1回30分の枠で15-20分読み、残り時間で議論 ◦ 週2回実施 引用: 脳に収まるコードの書き方 https://www.oreilly.co.jp/books/9784814400799/
  27. © ZOZO, Inc. 67 Miro活用事例: チームビルディング • Findy Team+での開発指標の確認 ◦

    サイクルタイム分析の参照 ◦ Pull Request作成数 ◦ コードをコミットしてからマージされる までの時間 ◦ 先週と今週の比較
  28. © ZOZO, Inc. 71 Miro活用事例: 採用活動(カジュアル面談) • カジュアル面談 ◦ 応募前に求職者と社員がカジュアルにコミュニケーションを取る場

    ◦ 会社やポジションについて理解を深めてもらう ◦ 求職者の今後のキャリアの選択肢にZOZOが入ることが目的 • Miroを活用したカジュアル面談 ◦ 事前に作成したボードを候補者に共有、一緒にボードを見ながら面談を進行 ◦ ボードに会社やチームの情報をまとめ、求職者が興味がある話題について説明 ◦ 面談は単方向になりがちだがMiroを活用すると求職者の方と双方向でのやりとりが可能
  29. © ZOZO, Inc. 73 Miro活用事例: 採用活動(カジュアル面談) “業務内容・各サービスの開発体制・技術的な課題・福利厚生・働き 方、他にも現場のエンジニアが挙げた会社の良いところや、プロダク トの裏側などの項目がいくつもMiro上に並んでいて、その中から気に なるテーマを選び、1時間ほどかけて細かく説明してもらえたんで

    す。 資料の説明を一方的に受けるよりも、カジュアルな会話を通じて現場 の雰囲気が伝わってきて、課題など一部の内情に関しても生の声を聞 くことができたので、とても参考になりました。” https://technote.zozo.com/n/n26639cda3707
  30. © ZOZO, Inc. 75 Miro導入の効果 • テレワーク・ハイブリッド勤務で非同期な業務フローが当たり前になった状況 • Miroを導入した結果 ◦

    紹介しきれないほどの利用事例 ◦ 各種業務に合わせた多様な活用方法 ◦ ビジネス部門・開発部門の両方で活用 • 社内の様々なチーム・個人がMiroを活用して業務改善する取り組みを自ら考え実施 ◦ ボードの自由度の高さ、豊富なアプリ・テンプレート ◦ Miroは不可欠なツールとして社内で活用
  31. © ZOZO, Inc. 77 Miro導入後の課題 • 社内向け勉強会のアンケート結果 ◦ 具体的にどんな業務に使用できるのかを知りたい ◦

    活用している部署の具体的な活用例を知りたい ◦ 企業でよく使われるテンプレがあれば知りたい
  32. © ZOZO, Inc. 78 • 「Miroをどう使っていけば良いかわからない」という課題感 • どのように課題を解決していくのか模索中 ◦ 社内向け勉強会の開催

    ◦ 他社事例の紹介 ◦ 社内事例の収集と紹介 • Miroマスターズは他社さんの事例を知れるとても良い機会 Miro導入後の課題
  33. © ZOZO, Inc. • 事業部全体としてビジネスとして価値のあるサービスを多く届けられるようにしたい • BizDevOps ◦ ビジネス部門と開発部門が効果的なコラボレーションを取れることが重要 •

    その実現のためのツールの一つとしてMiroを活用できる環境を整えていきたい ◦ 社内向け勉強会、他社事例紹介、社内事例共有 ◦ Miro AIの活用 ◦ より有効なMiroの活用方法の模索 82 今後の展望