Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
第10回 雲勉LT AWS DMSサーバレスのご紹介
Search
iret.kumoben
October 03, 2023
Technology
0
250
第10回 雲勉LT AWS DMSサーバレスのご紹介
下記、勉強会での資料です。
https://youtu.be/7bWyyku3pic
iret.kumoben
October 03, 2023
Tweet
Share
More Decks by iret.kumoben
See All by iret.kumoben
第143回 雲勉 [New Relic]インフラストラクチャ監視と気をつけたいポイント
iret
0
23
第142回 雲勉 AWS Backupの復元テストで自動化できること・できないこと
iret
0
64
第141回 雲勉 Amazon Inspectorによる脆弱性管理~ECR コンテナイメージ編~
iret
0
54
第2回 雲勉LT大会 パブリッククラウドのサーバレスサービスの違いを調べてみた
iret
0
21
第2回 雲勉LT大会 AWS Control Tower の「コントロール」って何? という謎から AWS Control Tower を知る
iret
0
19
第2回 雲勉LT大会 AWS/Google Cloud/Wasabi ストレージサービスを比較したい
iret
0
21
第2回 雲勉LT大会 クラウド時代は CRUD ではなく CQRS で考えよう
iret
0
36
第2回 雲勉LT大会 コスト最適化のサイクルを回す クラウド時代のコスト最適化戦略
iret
0
19
第140回 雲勉 今度こそ AWS CDK で構築してみたくなるようなCDK活用集
iret
0
52
Other Decks in Technology
See All in Technology
リクルート新人研修2024 テキスト生成AI活用
recruitengineers
PRO
10
420
標準ライブラリの奥深アップデートを掘り下げよう!
logica0419
2
390
ことばをそろえる / Bridging the Terminology Gap
amaotone
5
1k
PlaywrightによるE2Eテスト入門 / Introduction to E2E Testing with Playwright
rhumie
3
910
開発者体験を意識した開発チームの生産性向上の取り組み
ham0215
3
650
トレタO/X アーキテクチャ移行記 Next.js App Router化への道のり / TORETA TECH UPDATE 1
okunokentaro
2
560
LLM を現場で評価する
asei
4
680
Dive Deep in Cloud Run: Automatic Base Image update
aoto
PRO
0
900
エンジニア採用を起点に取り組む組織の改善活動と課題、中長期のタスク管理/ #HRmethod
nishiuma
4
3.3k
RAGHack: Kickoff and RAG 101
pamelafox
0
200
Building Static Websites with Sculpin
opdavies
0
1.4k
中規模・ミドルTier開発組織におけるDevRelの戦略と実行と成果 - DevRel Guild Conference Mini -
leveragestech
2
260
Featured
See All Featured
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
248
20k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
354
29k
Creatively Recalculating Your Daily Design Routine
revolveconf
215
12k
RailsConf & Balkan Ruby 2019: The Past, Present, and Future of Rails at GitHub
eileencodes
131
32k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
327
20k
How to Think Like a Performance Engineer
csswizardry
15
910
How GitHub (no longer) Works
holman
309
140k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
268
26k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
508
110k
Navigating Team Friction
lara
183
13k
The Straight Up "How To Draw Better" Workshop
denniskardys
230
130k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
157
15k
Transcript
第10回 雲勉LT【オンライン】 AWS DMSサーバレスのご紹介
2 • 野崎 ⾼弘(のざき たかひろ) • アイレット株式会社 クラウドインテグレーション事業部 プロジェクト企画推進セクション インフラ技術
• インフラ構築・保守やSOCセキュリティアナリストをやってました • 現在は技術検証やドキュメント作業が主 • 趣味︓資格取得、⽝の散歩、ドラマ鑑賞、巨⼈ファン • 現在、AWS・GCP全冠 3 ⾃⼰紹介
本LTの⽬的 3 2023年6⽉に、 AWS Database Migration Service(AWS DMS)サーバレスというレプリケーションインス タンスを使⽤せずにデータベース(RDB、データウェアハウス、NoSQL データベースなど)の移⾏を⽀援す
るマネージドサービスが提供されましたので、従来のDMSとの違いを検証し、DMSサーバレスの有⽤性を確 認します。 DMSサーバレスは、DMSからレプリケーションインスタンスを不要にしたものになります。 ʢIUUQTEPDTBXTBNB[PODPNKB@KQENTMBUFTUVTFSHVJEFJNBHFTEBUBSFQTFSWFSMFTTSFQMJDBUJPOQSPDFTTQOHΑΓʣ
全体像 4 DMS DMSサーバレス
前提条件 5 • 必要な権限やダーゲットにアクセスできるロールはあらかじめ作成されているものとします。 • 今回、RDSからS3へのデータ移⾏を前提とします。 • ソースエンドポイント、ターゲットエンドポイント、レプリケーションサブネットグループ、RDSは作 成済みとします。 •
DMSの詳細な動作や検証はここでは追いません。ここではあくまでDMSとDMSサーバレスの違いにだけ 着⽬します。
制約事項 6 (https://docs.aws.amazon.com/dms/latest/userguide/CHAP_Serverless.Limitations.html より) • 変更できるのは、CREATED、STOPPED または FAILED状態のDMS レプリケーション設定のみ •
削除できるのは、STOPPED または FAILED 状態にあるDMSレプリケーション設定のみ • レプリケーションには、割り当てられた静的な 100GBストレージが使⽤できる • DMSサーバーレスレプリケーションには管理タスク⽤のパブリックIPアドレスがないため、コンソール を使⽤して管理する
検証⼿順(DMS) 7 1. レプリケーションインスタンスの作成 (作成の仕⽅だけDemo) 実際は約10分かかります。 2.データベース移⾏タスクの作成 (作成の仕⽅だけDemo) 実際は1分半かかります。
検証⼿順(DMSサーバレス) 8 1. サーバレスレプリケーションの作成 (作成の仕⽅だけDemo) 実際は約30分かかります。 2.フルロード (作成の仕⽅だけDemo) 実際は約2分かかります。
DMSとDMSサーバレスの⽐較 9 DMS DMSサーバレス デプロイメント モデル 専⽤のDMSインスタンスをデプロイして使 ⽤する従来のデプロイメントモデル サーバレスアーキテクチャを採⽤しており、 専⽤のDMSインスタンスは不要
コスト △DMSインスタンスの起動と実⾏に関する コストが発⽣ ◦必要に応じてリソースを⾃動的に起動およ び削除するため、タスク実⾏に関連するリ ソースのみ 拡張性 △DMSインスタンスをスケールアップまた はスケールダウンするためには、⼿動で変更 の必要あり ◦⾃動的にスケーリングできるため、トラ フィック量のプロビジョニングに柔軟に対応 可能 適⽤範囲 ◦多くのデータベースエンジンとソース・ ターゲット間でのデータ移⾏とレプリケー ションをサポート △特定のソース・ターゲットの組み合わせに 制限されることがあり レプリケーショ ンの準備 △レプリケーションインスタンスの作成に 10分かかる ×サーバレスレプリケーションの作成に30分 かかる 料⾦(試算) インスタンス数、サイズ、ストレージ容量に よって課⾦(約28,000円/⽉) DMSキャパシティユニット (DCU) の数に よって課⾦(約25,000円)※ ※サーバレスレプリケーションを停⽌させることで、より節約することが可能
DMSとDMSサーバレスの⽐較(サポートしているデータストア) 10 DMS DMSサーバレス 対応ソース • Microsoft SQL Server •
PostgreSQL • MySQL • Oracle • MariaDB • MongoDB • SAP アダプティブサーバーエンタープライズ (ASE) • IBM DB 2 for Linux、UNIX、および Windows (Db2 LUW) • IBM Db2 for z/OS • S3 • DocumentDB • Microsoft SQL Server • PostgreSQL と互換性のあるデータベース • MySQL と互換性のあるデータベース • Oracle 対応ターゲット • Microsoft SQL Server • PostgreSQL • MySQL • Oracle • MariaDB • SAP アダプティブサーバーエンタープライズ (ASE) • Redis • Aurora MySQL 互換エディション • Amazon Aurora PostgreSQL 互換エディション • Auroraサーバーレス v2 • Redshift [Serverless] • S3 • DynamoDB • OpenSearchサービス • ElastiCacheRedis ⽤ • Kinesis Data Streams • DocumentDB (MongoDB 互換性) • Neptune • Apache Kafka ̶ Amazon Managed Streaming for Apache Kafka (Amazon MSK) と セルフマネージド Apache Kafka • Aurora PostgreSQL⽤バベルフィッシュ • Microsoft SQL Server • PostgreSQL • MySQL と互換性のあるデータベース • Oracle • S3 • Redshift • DynamoDB • Kinesis Data Streams • Amazon Managed Streaming for Apache Kafka • OpenSearch[サービス] • DocumentDB (MongoDB 互換性) • Neptune
まとめ 11 DMSと⽐較したDMSサーバレスの⼤きな違いは、 レプリケーションインスタンスを作成しなくてよいこと 通常のDMSではレプリケーションインスタンスを作成するため、オンデマンドインスタンス料⾦が発⽣しま す。また、作成時にサイジングなどのプロビジョニングが必要です。 ⼀⽅、DMSサーバレスではDMSレプリケーションインスタンス⾃体が不要となるのでオンデマンドインスタ ンス料⾦も不要となることと、DCUを指定することでキャパシティプロビジョニング⾃動化が受けられま す。 DMSサーバレスではサーバレスレプリケーションの作成・開始に約30分かかることが若⼲の考慮点なくらい
です。
None