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生成AI時代の開発組織・技術・プロセス 〜 ログラスの挑戦と考察 〜

生成AI時代の開発組織・技術・プロセス 〜 ログラスの挑戦と考察 〜

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Hiroshi Ito

July 01, 2025
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  2. 14 少数が実験的に 使い始める 1月 少しずつ普及活動 CodyやClineも触る Composerも 使い始める 2月 エンジニア全員に

    Cursor、一部に Devinを配布。 Cursor道場開始 🔥 🔥 🔥 🔥🔥 11月~12月 時間軸 #AI組織論 ログラスのCursor導⼊の歩み
  3. 15 11月~12月 少数が実験的に 使い始める 1月 少しずつ普及活動 CodyやClineも触る Composerも 使い始める 2月

    エンジニア全員に Cursor、一部に Devinを配布。 Cursor道場開始 3月 全員に火がつき始める Cursor Rulesの 改善が一気に進む 🔥 🔥 🔥 🔥🔥 🔥 🔥🔥 🔥 🔥🔥 🔥 時間軸 #AI組織論 ログラスのCursor導⼊の歩み
  4. 16 11月~12月 少数が実験的に 使い始める 1月 少しずつ普及活動 CodyやClineも触る Composerも 使い始める 2月

    エンジニア全員に Cursorを配布。 Cursor道場開始 3月 全員に火がつき始める Cursor Rulesの 改善が一気に進む 🔥 🔥 🔥 🔥🔥 🔥 🔥🔥 🔥 🔥🔥 🔥 時間軸 4月 / 5月 🔥 🔥🔥 🔥 🔥🔥 🔥 🔥 🔥 🔥 🔥 🔥 エンジニアだけではなく PdM・デザイナー ビジネスサイドまで波及 #AI組織論 ログラスのCursor導⼊の歩み
  5. 19 #AI組織論 AI推進チームの⽬的 AIを活用推進のための基盤やガバナンス整備 AI活用の実践と業務プロセスへの統合 • ドキュメント管理方法の検討 • ツールの整理 •

    運用ルールの検討 • ナレッジ共有の仕組みと成功事例の横展開 • AIが統合された業務プロセスの再設計 • 改善と組織自浄作用が生まれる仕組み化 AIを活用してロールを超えた業務の染み出しをなめらかにする
  6. #AI組織論 26 note:急拡大するログラスのエンジニアリング組織のTech Valueを策定しました ログラスのエンジニアリング組織では、 創業以来、以下3つの活動原則を大切にしています 「顧客への本質的な価値提供」 「学びと適応」 「技術的卓越性の追究と還元」 そして私たちは、これらに関する当たり前基準の高さにこだわり続けたい。

    なぜなら私たちは、「良い景気を作ろう。」という、 壮大なミッションを掲げる会社のエンジニアリング組織だからです。 今までの当たり前基準を越え、より高い基準へと移行していく。 今までの当たり前を疑い、まったく新しい当たり前づくりに取り組んでいく。 こうした「当たり前のアップデート」の積み重ねが、 ログラスのエンジニアリングを、世の中のエンジニアリングを、 そして社会そのものさえも、 強く、持続可能なものにしていくのだと信じています。 ログラスの開発組織を⽀えるTech Value
  7. #AI組織論 AIエージェントによる開発では、従来の⼈間中⼼の開発プロセスとは異なる特性が 顕著に現れる • 物量の多さ: とにかく⼀度に実装する物量が多い。適切なガードレールがないと 必要ないものもどんどん追加する • コンテキストの理解の限界: プロジェクトの複雑な依存関係や暗黙的な要件を完

    全に把握するの困難 • 品質保証の新たな課題: よしな⼒は⾼いので⼀定の品質のものは出てくる。しか し、AIエージェントによる開発‧改修が数年単位で積み重なった先にどうなる か、それはまだ誰も⾒ぬ世界 AIエージェントを⽤いた開発の特徴 29
  8. #fp_matsuri #fp_matsuri_c AI駆動開発と形式⼿法‧関数型モデリングの可能性 30 究極的なシフトレフトをAIの⼒で加速する シフトレフト(開発プロセスの早期フェーズでの問題発⾒)アプローチ 従来: 要件 → 設計

    → 実装 → テスト → [バグ発⾒] → 修正  ↑ ⾼コストなフェーズでバグ発⾒ 改善: [形式仕様] → AIコード⽣成 → [プロパティテスト] → デプロイ ↑ ↑ 早期にバグ防⽌ 継続的な制約検証と関数型‧型による堅牢化
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