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Cursorを全エンジニアに配布 その先に見据えるAI駆動開発の未来 / 2025-05-13...

Cursorを全エンジニアに配布 その先に見据えるAI駆動開発の未来 / 2025-05-13-forkwell-ai-study-1-cursor-at-loglass

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Hiroshi Ito

May 13, 2025
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  1. #Forkwell_AI_Study ログラスのCursor導⼊の歩み 32 少数が実験的に 使い始める 1月 少しずつ普及活動 CodyやClineも触る Composerも 使い始める

    2月 エンジニア全員に Cursor、一部に Devinを配布。 Cursor道場開始 🔥 🔥 🔥 🔥🔥 11月~12月 時間軸
  2. #Forkwell_AI_Study ログラスのCursor導⼊の歩み 33 11月~12月 少数が実験的に 使い始める 1月 少しずつ普及活動 CodyやClineも触る Composerも

    使い始める 2月 エンジニア全員に Cursor、一部に Devinを配布。 Cursor道場開始 3月 全員に火がつき始める Cursor Rulesの 改善が一気に進む 🔥 🔥 🔥 🔥🔥 🔥 🔥🔥 🔥 🔥🔥 🔥 時間軸
  3. #Forkwell_AI_Study ログラスのCursor導⼊の歩み 34 11月~12月 少数が実験的に 使い始める 1月 少しずつ普及活動 CodyやClineも触る Composerも

    使い始める 2月 エンジニア全員に Cursorを配布。 Cursor道場開始 3月 全員に火がつき始める Cursor Rulesの 改善が一気に進む 🔥 🔥 🔥 🔥🔥 🔥 🔥🔥 🔥 🔥🔥 🔥 時間軸 4月 / 5月 🔥 🔥🔥 🔥 🔥🔥 🔥 🔥 🔥 🔥 🔥 🔥 エンジニアだけではなく PdM・デザイナー ビジネスサイドまで波及
  4. #Forkwell_AI_Study ログラスのCursor導⼊の現状(アンケート) 40 • Cursorを使ってどんなポジティブな効果が現れましたか? - エンジニア 開発速度が三倍になった。 苦手意識のあったフロントや Terraformのコードを自然

    に書けるようになった。 テストコードの自動生成、アラートログの分析、複雑な 実装からのざっくりとした仕様把握によく使っていま す。 とりあえず動作するコード、テストコードを爆速で作っ てくれる部分はすごく効率化されています。生成され たコードのレビューや影響範囲確認に時間がかかって いて、PR作成までのリードタイムでは 2倍いかないくら いの印象です。
  5. #Forkwell_AI_Study ログラスのCursor導⼊の現状(アンケート) 41 • Cursorを使ってどんなポジティブな効果が現れましたか? - PdM ChatGPTなど0ベースでチャットしていた頃と比べて、 ログラスナイズドされたアウトプットを生成できることが 増えて、OKR策定など非常に役に立った

    Obsidianをつかったタスク管理やナレッジ管理に着手 するきっかけとなりました ドキュメントの叩き作成、 ブラッシュアップの時間短縮 イベント参加者の調整など知的単純作業の自動化 思考の壁打ちによる生産性向上
  6. #Forkwell_AI_Study ログラスのCursor導⼊の現状(アンケート) 42 • Cursorを使ってどんなポジティブな効果が現れましたか? - デザイナー ・サクッと画面を作ってくれるので、叩きの叩き的なも のを気軽に量産できるようになった ・まだ全然使いこなせていないが、できる事がたくさん

    ありそうなので学習して効率化しようという意欲が上 がった コードベースでのプロトタイピングの速度が大幅に向 上しました。これにより、アイデアの検証から実装まで のサイクルが短縮され、より多くの可能性を素早く探 索できるようになってます。 既存のコードをリバースエンジニアリングすることで、 仕様の調査やデザインの不整合を効率的に発見でき るようになりました。これにより、プロダクト全体の一貫 性を維持しながら、デザインの質を高めることが可能 になっています。
  7. #Forkwell_AI_Study ログラスのCursor導⼊の現状(アンケート) 43 • Cursorを使ってどんなポジティブな効果が現れましたか? - マネージャー ドキュメンテーションの高速化、高度化 データ分析の高速化 簡易スクリプト、アプリケーション構築の高速化

    新規のコードを書くのが楽になった/エラーの解析が 楽になった/処理を実装している箇所の調査が楽に なった/日々のふりかえりが楽になった 思考の整理、議論の論点整理など、自分の頭の中で まとまっていない状態から壁打ち役になってもらって 言語化していくプロセスで価値が出ている 毎回プロンプトを書いていたが、執筆や意見の作成、 評価など半自動化できとても効率化できている。ま た、まだ未実施だが効率化&自動化に挑戦したいこと が多数でてきている
  8. #Forkwell_AI_Study ログラスの開発組織を⽀えるTech Value: Update Normal 45 note:急拡大するログラスのエンジニアリング組織のTech Valueを策定しました ログラスのエンジニアリング組織では、 創業以来、以下3つの活動原則を大切にしています

    「顧客への本質的な価値提供」 「学びと適応」 「技術的卓越性の追究と還元」 そして私たちは、これらに関する当たり前基準の高さにこだわり続けたい。 なぜなら私たちは、「良い景気を作ろう。」という、 壮大なミッションを掲げる会社のエンジニアリング組織だからです。 今までの当たり前基準を越え、より高い基準へと移行していく。 今までの当たり前を疑い、まったく新しい当たり前づくりに取り組んでいく。 こうした「当たり前のアップデート」の積み重ねが、 ログラスのエンジニアリングを、世の中のエンジニアリングを、 そして社会そのものさえも、 強く、持続可能なものにしていくのだと信じています。
  9. #Forkwell_AI_Study 銀の弾丸はない: 本質的な作業と偶有的な作業 53 この領域の 作業を減ら すことはで きない 銀の弾丸は ない

    この領域の作 業や複雑性は 減らしうる が、それ自体 が本質ではな い。 しかし、本質 的な作業に取 り組めるよう に偶有的作業 や複雑性を減 らすこと自体 は重要
  10. #Forkwell_AI_Study • 形式⼿法 ‐ ドキュメント駆動で要件や仕様を固めるにおいて、シフトレフト的に仕様の 品質を向上させる ‐ AI⾃体が形式⼿法での形式化を⾼めてくれる可能性 • テストファーストアプローチ

    ‐ 形式⼿法で品質を⾼めた仕様をベースにしたテストファーストアプローチ は、その枠内でAIが⾃由度⾼く開発する⼿助けとなるという期待 • 関数型DDD ‐ 上記のようなガードレール内で、⼀定のモジュラリティやAIにとっても変更 ⽤意性の⾼い設計‧実装を担保するという期待 AI駆動開発のガードレール的役割を期待したい技術領域 57
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