Lock in $30 Savings on PRO—Offer Ends Soon! ⏳
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
PCとPicoRuby-ESP32間でシリアルファイル転送
Search
Katsuhiko Kageyama
December 04, 2025
Technology
1
30
PCとPicoRuby-ESP32間でシリアルファイル転送
Katsuhiko Kageyama
December 04, 2025
Tweet
Share
More Decks by Katsuhiko Kageyama
See All by Katsuhiko Kageyama
M5UnifiedとPicoRubyで楽しむM5シリーズ
kishima
0
140
Rubyでmicro-ROS!
kishima
0
9
mruby(PicoRuby)で ファミコン音楽を奏でる2
kishima
1
31
mruby(PicoRuby)で ファミコン音楽を奏でる
kishima
2
570
PicoRuby/R2P2で自分だけのコンピュータを作ろう
kishima
1
150
mrubyと micro-ROSが繋ぐロボットの世界
kishima
3
770
わたしのRubyKaigi Effect
kishima
2
100
思い出の技術書 F-BASICの世界
kishima
0
32
リハビリmruby
kishima
1
300
Other Decks in Technology
See All in Technology
AI 駆動開発勉強会 フロントエンド支部 #1 w/あずもば
1ftseabass
PRO
0
320
LLM-Readyなデータ基盤を高速に構築するためのアジャイルデータモデリングの実例
kashira
0
230
AWS re:Invent 2025で見たGrafana最新機能の紹介
hamadakoji
0
320
ML PM Talk #1 - ML PMの分類に関する考察
lycorptech_jp
PRO
1
800
新 Security HubがついにGA!仕組みや料金を深堀り #AWSreInvent #regrowth / AWS Security Hub Advanced GA
masahirokawahara
1
1.8k
多様なデジタルアイデンティティを攻撃からどうやって守るのか / 20251212
ayokura
0
420
【AWS re:Invent 2025速報】AIビルダー向けアップデートをまとめて解説!
minorun365
4
500
Uncertainty in the LLM era - Science, more than scale
gaelvaroquaux
0
840
Gemini でコードレビュー知見を見える化
zozotech
PRO
1
240
第4回 「メタデータ通り」 リアル開催
datayokocho
0
120
AI活用によるPRレビュー改善の歩み ― 社内全体に広がる学びと実践
lycorptech_jp
PRO
1
200
品質のための共通認識
kakehashi
PRO
3
250
Featured
See All Featured
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
32
1.8k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
413
23k
個人開発の失敗を避けるイケてる考え方 / tips for indie hackers
panda_program
122
21k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
13k
Learning to Love Humans: Emotional Interface Design
aarron
274
41k
It's Worth the Effort
3n
187
29k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1032
470k
Statistics for Hackers
jakevdp
799
230k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
47
7.9k
Side Projects
sachag
455
43k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
162
16k
BBQ
matthewcrist
89
9.9k
Transcript
PCとPicoRuby-ESP32間で シリアルファイル転送 @kishima
自己紹介 @kishima 組み込み系エンジニア マネージャ業 mruby好き 電子工作好き 最近はFamily mruby OSと いう趣味プロジェクトにご熱
心
ふつうのマイコンソフト開発 1. 実行したいアプリケーションをビルドする a. マイコンのOSも含めた一つのバイナリが生成される 2. ビルドした実行バイナリをシリアル通信やデバッガを使ってマイコンの FROM へ転送 a.
ファイルシステムがないので、マイコンの OSも含めてまるごと転送 3. マイコンをリセットして、アプリを起動 4. 動作確認 5. 1に戻る
PicoRubyのすごいところ FilesystemとMSC実装あり USBでつなぐと、USBスト レージとして見える Raspi Pico
ESP32版だとMSCできない USBストレージとして見せ ることができない ESP32 device
MSCが使えないなら CDCを使えばいいじゃない ESP32 device
独自のプロトコル 以下のポリシー • PCからのコマンドに対して、ESP32側が応答する • パケットは、CRC32でエラーチェック ◦ USBシリアル通信は簡単に化けるので必須 • パケット区切りはCOBSを使う
• 長いデータはチャンクで送る • チャンク単位で再送する(未実装) • ファイル操作系コマンドはJSONで表現
パケット形式 LENGTHはJSONかBinaryDataの長さを示しています では、パケットの全長はどうやって判定するのか?
COBS(Consistent Overhead Byte Stuffing) 0x00 を区切りバイトとして、扱えるようになる仕組み 0x00 が本文中に現れたら、その位置までのバイト長を OverheadByteとして挿入する 読み出すとき、0x00が来るまで読み続ければ良いので、実装が楽になる
オーバヘッドも少ない 0x00がロストしても、0x00を待ち続ければ復帰できる (パケット長を読んでから、 Bodyを読む形にした場合、パケット長が化けると大変) https://en.wikipedia.org/wiki/Consistent_Overhead_Byte_Stuffing
CMD
“PUT” command JSONの後に実際のバイナリデータが続く offで、チャンクが書き込まれるべきファイル位置を指定 0バイトデータ送信で、チャンク終わりを表現
“LS” command: Response
実際にデモ
ファイル転送(ローカルの test.rbを転送)
結果
制約 USBシリアル通信を占有するので、PC側のターミナルとのシリアル通信と競合する 片方しか使えないので、モードを切り替える仕組みが必要 たとえば・・・ 起動時に所定のボタンが押されていればファイル転送モードに入る
今後の課題 デスクトップのファイルエクスプローラーからも見えるようにしたい FUSEを使えばいけそう Filesystem on Userspace https://ja.wikipedia.org/wiki/Filesystem_in_Userspace