Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
GunosyでのKinesis Analytics利用について / AWS Solution...
Search
koid
July 05, 2017
Technology
0
240
GunosyでのKinesis Analytics利用について / AWS Solution Days 2017 -AWS DB Day-
koid
July 05, 2017
Tweet
Share
More Decks by koid
See All by koid
新しい技術の導入時に大切にしていること / IVS CTO Night 2018 LT
koid
2
7.1k
GunosyでのKinesis Analytics利用について / BigData JAWS 6 Kinesis Analytics
koid
1
910
re:Inventに行ってきました - 気になった新サービス / AWS re:Invent2016 Participants LT
koid
0
2k
AWS Lambda - ピーキーなアクセスに備える / Gunosy Beer Bash #8
koid
0
2.1k
AWS Lambdaで複数アカウント間でアレコレする / Gunosy Beer Bash #7
koid
1
2k
サーバにログインしない・させないサービス運用 / AWS Summit 2015 Devcon
koid
6
9.1k
GunosyのMicroServicesとOpsWorks / よくわかる AWS OpsWorks
koid
18
5.9k
Other Decks in Technology
See All in Technology
OpenAIの蒸留機能(Model Distillation)を使用して運用中のLLMのコストを削減する取り組み
pharma_x_tech
4
560
watsonx.ai Dojo #5 ファインチューニングとInstructLAB
oniak3ibm
PRO
0
170
権威ドキュメントで振り返る2024 #年忘れセキュリティ2024
hirotomotaguchi
2
750
生成AIのガバナンスの全体像と現実解
fnifni
1
190
日本版とグローバル版のモバイルアプリ統合の開発の裏側と今後の展望
miichan
1
130
LINEスキマニにおけるフロントエンド開発
lycorptech_jp
PRO
0
330
多領域インシデントマネジメントへの挑戦:ハードウェアとソフトウェアの融合が生む課題/Challenge to multidisciplinary incident management: Issues created by the fusion of hardware and software
bitkey
PRO
2
110
宇宙ベンチャーにおける最近の情シス取り組みについて
axelmizu
0
110
継続的にアウトカムを生み出し ビジネスにつなげる、 戦略と運営に対するタイミーのQUEST(探求)
zigorou
0
590
終了の危機にあった15年続くWebサービスを全力で存続させる - phpcon2024
yositosi
17
13k
ゼロから創る横断SREチーム 挑戦と進化の軌跡
rvirus0817
2
270
サーバレスアプリ開発者向けアップデートをキャッチアップしてきた #AWSreInvent #regrowth_fuk
drumnistnakano
0
200
Featured
See All Featured
How GitHub (no longer) Works
holman
311
140k
Thoughts on Productivity
jonyablonski
67
4.4k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
88
5.7k
Distributed Sagas: A Protocol for Coordinating Microservices
caitiem20
330
21k
Documentation Writing (for coders)
carmenintech
66
4.5k
Designing Dashboards & Data Visualisations in Web Apps
destraynor
229
52k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
232
17k
Gamification - CAS2011
davidbonilla
80
5.1k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
26
1.5k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
Building Better People: How to give real-time feedback that sticks.
wjessup
365
19k
Transcript
GunosyでのKinesis Analytics利⽤について 株式会社Gunosy ⼩出 幸典
⾃⼰紹介 • 名前 – ⼩出 幸典 (こいで ゆきのり) • 所属
– 株式会社Gunosy • 好きなAWSサービス – OpsWorks, Lambda, Kinesisファミリー, ECS
株式会社Gunosy – 「情報を世界中の⼈に最適に届ける」 Gunosyは 情報キュレーションサービス「グノシー」と 2016年6⽉1⽇にKDDI株式会社と共同でリリースした 無料ニュース配信アプリ「ニュースパス」を提供する 会社です。「情報を世界中の⼈に最適に届ける」を ビジョンに活動しています。 ネット上に存在するさまざまな情報を、
独⾃のアルゴリズムで収集、評価付けを⾏い ユーザーに届けます。 情報キュレーションサービス 「グノシー」 600媒体以上のニュースソースをベースに、 新たに開発した情報解析・配信技術を⽤いて⾃動的に 選定したニュースや情報をユーザーに届けます。 無料ニュース配信アプリ 「ニュースパス」
Gunosyと機械学習・データ分析 • Gunosyでは、様々な情報を収集し、独⾃のアルゴリズム で評価付けを⾏い、ユーザに届けています 各種コンテンツ (記事、商品、動画)
Gunosyと機械学習・データ分析 • ユーザの⾏動から、属性(年齢・性別・etc)を推定し、 コンテンツとのマッチングを⾏っています 各種コンテンツ (記事、商品、動画) 性別 年齢 地域... カテゴリ
著者 地域性...
Gunosyと機械学習・データ分析 • 本⽇はニュース領域での事例についてお話させて頂きます 各種コンテンツ (記事、商品、動画)
本⽇お話させていただく内容 Gunosyでどのように Kinesis Analyticsを利⽤しているか
なぜストリーム処理/マイクロバッチ処理をしたいのか • 「情報を世界中の⼈に最適に届ける」 – 時間(鮮度)の制約 • 情報には「鮮度」がある – 頻度(量)の制約 •
⾒せられる情報量には限りがある • どういった⼈に、どういった情報が適しているのか – 事前に「どのぐらい読まれそうか」といった推定はしているが、 ⾄近の実績値も即座にサービスにフィードバックしたい – より短い時間・より少ない試⾏で、サービスに反映したい
例えば • 記事クリックの(ニア)リアルタイム算出 – 「⼤域的な」傾向を掴みたい
Gunosyでのストリーム集計の右往左往 • 2013 mongodb Capped Collections • 2014 Redshift –
fluentdのflush intervalが短すぎるとcopyが詰まってくる • 2015 Norikra – 知⾒が無さすぎて運⽤がままならず – 我々には早かった • 2016 Kinesis+Spark Streaming (on EMR) – ⾃由度は⾼い⼀⽅、開発コスト⾼し、サーバコスト⾼し – 我々にはオーバースペックだった
本題 Kinesis Analyticsの適⽤
ざっくりとした構成 • 以前よりfluentdを利⽤してログ配送をしていた – 同じログをStreams/Firehoseに送る • fluent-plugin-kinesis • Kinesis Analyticsはまだ東京へは来ていないので、他リージョンへ
Web servers (fluentd) Kinesis Firehose S3 (backup) Kinesis Analytics Elastic Search Service summary log Mobile apps Source Stream log Tokyo Oregon Kinesis Firehose
Reference Dataの追加 • ユーザのセグメント別の集計 – どういったユーザが興味を⽰しているのか • S3にセグメント情報を配置 • ログにセグメント情報を付加し、セグメント別に集計
S3 User–Data Reference Data Web servers (fluentd) Kinesis Firehose S3 (backup) Kinesis Analytics Elastic Search Service summary log Mobile apps Source Stream log Kinesis Firehose
SQL例 • ⼀度中間ストリームを作る – Source StreamとReference DataをJOIN
SQL例 • 中間ストリームのデータを1分おきに集計して、出⼒へ
クエリ結果のイメージ • ユーザのセグメント毎に、傾向を知ることができる
サービスへのフィードバック(出⼒) • 現在のところバッチサーバからESSへ取りに⾏っている – ESSはIAM Roleでアクセス制御できる • クロスリージョンやVPCを意識しなくて良い – ESの集計関数が使える
Web servers (fluentd) Kinesis Firehose S3 (backup) Kinesis Analytics Elastic Search Service summary log Mobile apps Source Stream log Tokyo Oregon Kinesis Firehose Batch Server Tokyo
Tips
東京リージョンのStreamsから他リージョンへの転送 • クライアントから直接ログを投げ込んでいるケース – 余り⼿をかけてコンシューマを開発したくない • Lambdaも試したが、スループットの⾯で厳しかった Kinesis Streams log
Mobile apps Tokyo Oregon Kinesis Streams ?
東京リージョンのStreamsから他リージョンへの転送 • コンシューマとしてfluentdを利⽤ – inputプラグインで東京のStreamsから取り出し • outputプラグインで他リージョンのStreams/Firehoseへ転送 • タグによるルーティングや、必要に応じて整形を実施 Kinesis
Streams Mobile apps Tokyo Oregon Kinesis Streams fluentd server
利⽤していての所感
まとめ • 開発が楽になった – IAMの設定は⼤変だが省⼒化できる – クエリだけ集中して考えれば良い • 運⽤も楽になった –
フルマネージド – 但し、前後(Streams/Firehose)の流量には注意 • サーバコストも安くなった – ※もちろん、ケース次第です → トータルコストの削減+デリバリの短縮へ
宣伝 • エンジニアブログやっています http://data.gunosy.io/ http://tech.gunosy.io/
終わりに • ご清聴ありがとうございました