Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Productに対する三位一体の開発
Search
Masatomo Sakagami
November 27, 2021
Business
1
800
Productに対する三位一体の開発
みんなご存知䛾プロダクトマネジメントトライアングルを 1個人でカバーするのは大変難しいしスケールしないので、みんなでやっていく方法を考えよう
Masatomo Sakagami
November 27, 2021
Tweet
Share
More Decks by Masatomo Sakagami
See All by Masatomo Sakagami
カルチャーフィットについて考えてみた
madai0517
0
280
地味PMは如何に評価を上げるか / 上司は地味PMを如何に評価するか
madai0517
1
1.1k
プロダクトオーナーがエンジニアと会話できるようになるためにオススメしたいこと
madai0517
4
1.1k
ProductManagementとXPが交差するユーザーストーリー.pdf
madai0517
2
3.1k
アジャイル開発の向かない環境 In XP祭り2020
madai0517
4
1.1k
Other Decks in Business
See All in Business
株式会社CINC 会社案内/Company introduction
cinchr
6
43k
pixivで「創作活動をもっと楽しくする」ためにできること
pori_pixiv
0
310
Sales Marker Culture book
salesmarker
PRO
2
18k
新卒エンジニア向け dely会社説明資料 / New Grad Engineers
delyinc
0
710
リクルートブック(HP掲載)
vantage
0
690
エンジニアの「センス」とは何か / What is the sense of engineers
hiro_y
19
8.1k
株式会社kubellストレージ 会社説明資料
kubell_storage
2
190
マネージャーとエンジニアが効果的に協力するために意識した方が良い事
kotominaga
2
120
ELEMENTS_CULTURE DECK
hrxteam
0
1.9k
Nealle Company Deck
nealle
5
91k
データガバナンスチームの結成で得た学び / Insights from the Data Governance Team
auto_yak_ant
0
900
タスクブレイクダウンのすすめ / Recommendations for Task Breakdown
maca_route
1
230
Featured
See All Featured
Teambox: Starting and Learning
jrom
132
8.7k
Testing 201, or: Great Expectations
jmmastey
38
7k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
50
7.2k
Creating an realtime collaboration tool: Agile Flush - .NET Oxford
marcduiker
25
1.8k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
346
20k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
31
2.7k
Measuring & Analyzing Core Web Vitals
bluesmoon
1
40
Art, The Web, and Tiny UX
lynnandtonic
296
20k
What's new in Ruby 2.0
geeforr
342
31k
What's in a price? How to price your products and services
michaelherold
243
12k
10 Git Anti Patterns You Should be Aware of
lemiorhan
654
59k
The Cult of Friendly URLs
andyhume
78
6k
Transcript
Productに対する三位一体の開発 ラクスル株式会社ラクスル事業本部 プロダクト開発部部長・坂上真大
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. 自己紹介 名前:坂上真大(「まさとも」が読めないので「マダイ」と呼ばれています) 略歴:株式会社LIFULL、株式会社じげんでのエンジニアを経て
10年以上前に フリーランスとして独立、6年前に法人成り。 縁あって2021年9月にラクスル株式会社に入社しプロダクトマネージャー のマネジメントを担当。 SNS: @madai0517(Twitter、Github、Qiita…etc) ※アスクルでもラクスでもラスクルでもなく【ラクスル】です。「楽する」と覚えてください。
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. 今日話すこと • 改めてみんなご存知のプロダクトマネジメントトライアングル
• 1個人でカバーするのは大変難しいしスケールしない • なのでみんなでやっていく方法を考えよう
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. 今日話さないこと • 前任者がデジタル庁
CPOになったときの引き継ぎにおける心がけ
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. プロダクトに携わる3つの部門 Biz:営業や事業開発部門。マーケティングや事業数値の達成にフォーカス。 Dev:プロダクト開発部門。デザイナー・エンジニアによる開発。
Ops:オペレーション部門。利用者からの問い合わせ対応を担当。
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. BizDevOps、みんなProductを見ている
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. BizDevOps、みんなProductを見ている
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. よくある問題
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. BizDevOps、みんなProductを見ている…はず? 「◦◦すれば売上アップが見込めるので ◦◦機能が必要です!」
「簡単に言いますけどその開発めっちゃ大変なんですが。それよりリファクタリングしたいです」 「その機能わかりづらくてユーザーから問い合わせ増えそうなんでもっとわかりやすくしてください」 「今期の目標を達成するためにはそこにコスト掛けてられないですよ」 「いろいろ機能足しすぎてデザイン破綻してるんですが」 「もう現場のオペレーション回ってません!」 ※注:ラクスルがこういう会社だというわけではありません
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. なぜこうなってしまうのか?
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. なぜこうなってしまうのか? 1. みんなの見方が実は違う
2. 見方がズレたままHowで議論している 3. Productを外から見ていて自分ごとになっていない
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. 1. みんなの見方が実は違う
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. 2. 見方がズレたままHowの議論をしている 「◦◦すれば売上アップが見込めるので
◦◦機能が必要です!」 「簡単に言いますけどその 開発めっちゃ大変なんですが。それより リファクタリングしたいです」 「その機能わかりづらくて ユーザーから問い合わせ増えそう なんでもっとわかりやすくしたいなぁ」 「今期の目標を達成するためにはそこにコスト掛けてられないですよ」 「いろいろ機能足しすぎてデザイン破綻してるんですが」 「もう現場のオペレーション回ってません!」 Why(青字)はあるが、Whyの解像度が低く論点は Howになっている
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. Productを外から見ていて自分ごとになっていない 現実 理想
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. Q.みんなの見方を揃えProductが自分ごとになるためには?
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. A. みんなで【価値】を言語化し価値で議論しよう
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. 価値を言語化するプラクティス① インセプションデッキを作る /
エレベーターピッチだけでも可 1. 我われはなぜここにいるのか (Why1) 2. エレベーターピッチを作る (Why2) 3. パッケージデザインを作る (Why3) 4. やらないことリストを作る (Why4) 5. 「ご近所さん」を探せ (Why5) 6. 解決案を描く (How1) 7. 夜も眠れなくなるような問題は何だろう (How2) 8. 期間を見極める (How3) 9. 何を諦めるのかをはっきりさせる (How4) 10. 何がどれだけ必要なのか (How5)
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. 価値を言語化するプラクティス② ありたい姿 /
As is・To beなどのワークショップをやる ※ふりかえりカタログより
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. 価値を言語化するプラクティス③ Issueや開発要望、ユーザーストーリーには Whyの中に価値まで含める
「◦◦すれば売上アップが見込めるので◦◦機能が必要です!」 →「◦◦すればユーザーのXXという負が解消できて売上アップが見込めるので ◦◦機能が必要です!」 「簡単に言いますけどその開発めっちゃ大変なんですが。それよりリファクタリングしたいです」 →「今後の開発効率が上がって障害発生率も下げられる のでリファクタリングしたいです 「その機能わかりづらくてユーザーから問い合わせ増えそうなんでもっとわかりやすくしたいなぁ」 →「年配のユーザーでも ◦◦を使えるようにもっとわかりやすくしたいなぁ」 ※参考:https://speakerdeck.com/madai0517/productmanagementtoxpkajiao-chai-suruyusasutori
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. 価値を言語化するプラクティス④ 重なり合った領域で何を価値提供しているかをみんなで言語化してみる
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. 価値を言語化するプラクティス④ ※参考:私(坂上)が埋めた例
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. トライアングルはみんなで埋める 現実 理想
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. One for all,
All for one 1人は全員のために、全員は 1人のために 1人は全員のために、全員は 1つの目標のために
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. One for all,
All for one 1つの目標を言語化することで よりよいProduct開発と目標を達成するための価値提供は実現できる
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. みんなでProduct価値を高めていきましょう
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. ラクスルではいろんな職種を募集しています ※採用ページより
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. ラクスルは印刷以外にもいろいろやってます
© 2021 RAKSUL, inc. All rights reserved. 本当の意味でカジュアルな面談しています 今回の発表内容でもそれ以外の内容でも、もっとラフに「 PMって大変だよね〜」って雑談でも。
Twitter:https://twitter.com/madai0517 でお気軽にご連絡ください
仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる。
ご清聴ありがとうございました。